興福寺見どころ

興福寺

興福寺見どころ・豆知識(徹底解説)を紹介しています。興福寺の見どころは高さ約50.1メートルの五重塔です。五重塔は730年(天平2年)に建立されたが、その後5度被災し、1426年(応永33年)頃に再建され、京都東寺の五重塔(高さ約55メートル)に次ぐ、日本2番目の高さです。

【興福寺見どころ(見所)以外の情報】
興福寺見どころ以外の情報
興福寺見どころ以外の情報(歴史)

【興福寺 歴史・簡単概要】
興福寺(こうふくじ)は669年(天智天皇8年)藤原鎌足(うじわらのかまたり)の妻・鏡大王(かがみのおおきみ)が夫・鎌足の病気平癒の祈願の為、鎌足発願の本尊・釈迦三尊像や四天王などを安置する山階寺(やましなでら)を山背国山階陶原(京都市山科区)に創建したのが起源と言われています。672年(天武天皇元年)の藤原京遷都とともに移り、地名から厩坂寺(うまやさかでら)と称したが、710年(和銅3年)の平城京遷都とともに鎌足の子・不比等(ふひと)が現在の場所に移し、興福寺と名付けました。

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【興福寺見どころ 東金堂】
東金堂(とうこんどう)は国宝です。東金堂は726年(神亀3年)聖武天皇が伯母・元正天皇の病気平癒を祈願する為に建立したが、1180年(治承4年)・1411年(応永18年)など6度の被災し、1415年(応永22年)に再建されました。東金堂は唐招提寺の金堂を参考にしたとも言われる天平様式の建築物です。なお東金堂は本瓦葺の寄棟造です。
(興福寺見どころ 東金堂豆知識)
●東金堂は正面約25.6メートル・側面約14.1メートルです。
●東金堂は本尊・銅造薬師三尊像(重要文化財)などを安置しています。
●東金堂は建立当初緑色のタイルが敷かれ、薬師如来の浄瑠璃光(じょうるりこう)世界を表現していたと言われています。

【興福寺見どころ 北円堂】
北円堂(ほくえんどう)は国宝です。北円堂は721年(養老5年)元正天皇と元明上皇が藤原不比等の一周忌に長屋王に命じて建立したが、その後1180年(治承4年)に焼失し、1208年(承元2年)頃に再建されました。北円堂は現在興福寺山内最古の建物とも言われています。北円堂は法隆寺の夢殿と同じく、平面が八角形の八角円堂です。なお北円堂は本瓦葺です。
(興福寺見どころ 北円堂豆知識)
●北円堂は八角一面が約4.9メートル・対面径約11.7メートルです。
●北円堂は本尊・弥勒如来像(国宝)などを安置しています。

【興福寺見どころ 五重塔】
五重塔は国宝です。五重塔は730年(天平2年)藤原不比等の娘・光明皇后(こうみょうこうごう)が建立したが、その後5度被災し、1426年(応永33年)頃に再建されました。なお五重塔は本瓦葺です。
(興福寺見どころ 五重塔豆知識)
●五重塔は高さ約50.1メートルで、東寺(京都)の五重塔に次ぐ、2番目の高さです。
●五重塔は初層の四方に薬師三尊像・釈迦三尊像・阿弥陀三尊像・弥勒三尊像を安置しています。
●五重塔は元々仏教の祖・お釈迦様の遺骨を納める墓標です。

【興福寺見どころ 三重塔】
三重塔は国宝です。三重塔は1143年(康治2年)崇徳天皇の中宮・皇嘉門院が建立したが、その後1180年(治承4年)に被災し、間もなく再建されたと言われています。三重塔は北円堂とともに興福寺山内最古の建物とも言われています。なお三重塔は本瓦葺です。
(興福寺見どころ 三重塔豆知識)
●三重塔は高さ約19.1メートルです。
●興福寺では毎年7月7日に三重塔の東の須弥壇(しゅみだん)に安置されている弁才天像で弁才天供を行っています。

【興福寺見どころ 南円堂】
南円堂(なんえんどう)は重要文化財です。南円堂は813年(弘仁4年)藤原冬嗣が父・内麻呂の冥福を願って建立したが、1789(寛政元年)頃に再建されました。現在の南円堂は4度目の建物です。なお南円堂は本瓦葺です。
(興福寺見どころ 南円堂豆知識)
●南円堂は八角一面が約6.4メートル・対面径約15.5メートルです。
●南円堂は本尊・不空羂索観音菩薩像(国宝)などを安置しています。
●南円堂は基壇(きだん)築造の際、和同開珎(わどうかいちん)・隆平永宝(りゅうへいえいほう)を撒き、地神を鎮めたことが発掘調査で分かったそうです。

【興福寺見どころ 大湯屋】
大湯屋(おおゆや)は重要文化財です。大湯屋は風呂場で、地面に直接鉄の湯釜2個を据えています。大湯屋は平安時代に建立されたが、その後度々被災し、五重塔と同じ1426年(応永33年)頃に再建されました。なお大湯屋は本瓦葺です。
(興福寺見どころ 大湯屋豆知識)
●大湯屋は正面約11.7メートル・側面約10.6メートルです。、
●大湯屋では湯を沸かし、東の建物に湯を送って蒸し風呂にしたりしていたそうです。

【興福寺見どころ 国宝館】
興福寺が所有する絵画・仏像・工芸品・典籍・文書・歴史資料・考古遺物など文化財を国宝館で収蔵・展示しています。国宝館は1959年(昭和34年)に食堂(じきどう)跡に建設されました。なお国宝館は鉄筋コンクリート造の耐火式収蔵庫です。
(興福寺見どころ 国宝館豆知識)
●国宝館の地下には食堂の遺構がそのままの形で保存されています。

【興福寺見どころ 慈恩会】
興福寺は毎年11月13日に薬師寺(やくしじ)と隔年で慈恩会(じおんね)を行っています。西暦奇数年は興福寺、西暦偶数年は薬師寺です。慈恩会では中国・唐代きっての学僧で、法相宗の宗祖である慈恩大師の遺徳・学徳を偲びます。
(興福寺見どころ 慈恩会豆知識)
●慈恩会は951年(天暦5年)に興福寺第14世別当・空晴(こうじょう)が始めました。
慈恩会・興福寺見どころ

【興福寺見どころ 追儺会】
興福寺は毎年節分の日に追儺会(ついなえ)・鬼追式(おにおいしき)を行っています。追儺会では東金堂の本尊・薬師三尊像(重要文化財)の前で薬師悔過(やくしけか)の法要が行われます。法要終了後、6匹の鬼(赤鬼・青鬼・黒鬼・3匹の子鬼)を毘沙門天が退治する鬼追式が行われます。
(興福寺見どころ 追儺会豆知識)
●赤鬼は貪欲、青鬼は怒り、黒鬼は愚痴を表し、貪欲・怒り・愚痴は人間の善根を毒する三毒とされています。
追儺会・興福寺見どころ

【興福寺見どころ 放生会】
興福寺は毎年4月17日に放生会(ほうじょうえ)を行っています。放生会では金魚などの川魚を猿沢池(さるさわいけ)に放流します。放生会では仏教の教えのひとつ不殺生戒(ふせっしょうかい)に基づき、捕まえた生き物を殺さずに放流します。
(興福寺見どころ 放生会豆知識)
●放生会が行われる猿沢池は749年(天平21年)に造られた周囲約360メートルの人工池です。
放生会・興福寺見どころ

【興福寺見どころ 文殊会】
興福寺は毎年4月25日に文殊会(もんじゅえ)を行っています。文殊会では稚児行列が奉納された一字書の奉額車を引いて練り歩きます。その後文殊菩薩に授福増知恵の祈願文と能筆の額を祀り、福徳・智恵を授かります。
(興福寺見どころ 文殊会豆知識)
●文殊会は839年(承和6年)3月に興福寺の塔頭・中院屋で行われた記録があり、それ以前から行われていたとも言われています。
文殊会・興福寺見どころ

【興福寺見どころ 猿沢池】
猿沢池は749年(天平21年)に放生会を行う放生池として造られました。明治維新後の神仏分離(廃仏毀釈)によって興福寺が荒廃し、猿沢池は1880年(明治13年)2月14日に開園した奈良公園の一部になりました。
(興福寺見どころ 猿沢池豆知識)
●猿沢池には澄まず・濁らず・出ず・入らず・蛙はわかず・藻は生えず・ 魚が七分に水三分という七不思議が残されています。
猿沢池(奈良公園)・興福寺見どころ

【興福寺見どころ 菩提院大御堂】
菩提院大御堂(ぼだいいんおおみどう)は興福寺の子院です。菩提院大御堂には法相宗を中国から伝えた玄昉(げんぼう)が住んでいたとも言われています。なお大御堂は1580年(天正8年)に再建されました。
(興福寺見どころ 猿沢池豆知識)
●菩提院大御堂は本尊・阿弥陀如来像(重要文化財)・不空羂索観音菩薩像・稚児観音菩薩像を安置しています。
●菩提院大御堂は十三鐘(じゅうさんかね)とも言われています。

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