薬師寺見どころ

薬師寺

薬師寺見どころ・豆知識(徹底解説)を紹介しています。薬師寺の見どころは総高約34.1メートルの東塔です。ただ2020年(平成32年)6月頃まで解体修理が行われています。ちなみに西塔は1981年(昭和56年)に再建され、500年後に東塔と同じ高さになるように約30センチ高く再建されました。

【薬師寺見どころ(見所)以外の情報】
薬師寺見どころ以外の情報

【薬師寺 歴史・簡単概要】
薬師寺(やくしじ)は680年(天武天皇9年)第40代・天武天皇の発願により、鵜野讃良(うののさらら・持統天皇)の皇后の病気平癒を祈願する為、藤原京右京八条三坊に創建されたが、710年(和銅3年)の平城京遷都後に現在の場所である西ノ京に移されたと言われています。ちなみに当初の薬師寺では688年(持統天皇2年)に無遮大会(かぎりなきおがみ)が行われ、698年(文武天皇2年)には伽藍がほぼ完成したと言われています。

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【薬師寺見どころ 東塔】
東塔は国宝です。東塔は730年(天平2年)に建立されたと言われています。東塔は薬師寺内の最古の建物とも言われています。ただ地震・台風で損傷し、度々修理されています。東塔は一見六重塔のように見えるが、三重塔です。三重塔の各層には裳階(もこし)と言われる小さな屋根(下から1・3・5番目)が取り付けられ、六重塔のように見えます。東塔はその姿から「凍れる音楽」とも評されているそうです。なお東塔は本瓦葺です。
(薬師寺見どころ 東塔豆知識)
●東塔は総高約34.1メートルで、京都東寺の五重塔・奈良興福寺の五重塔・京都醍醐寺の五重塔に次いで、4番目に高い塔です。
●東塔は現在仏壇の四方に江戸時代に造仏された四仏、四隅には平安時代に造仏された四天王像を安置しています。なお東塔はかつてお釈迦様の人生を表した釈迦八相(しゃかはっそう)の内、前半の四相(因相)を表した塑像群像を安置していたが、室町時代に破損して仏壇に改められました。東塔は元々お釈迦様のお墓を意味します。
●東塔の相輪(そうりん)の上部には火災予防の為に水煙が祀られています。
(薬師寺見どころ 調査豆知識)
●東塔は2009年(平成21年)から開始された解体・修理に伴う調査により、心礎・四天柱・側柱の礎石は建立当初から動かされていないことが分かりました。
●東塔は藤原京に建立されて移されたのか、平城京で新築されたのかという議論があったが、2016年(平成28年)に心柱が710年(和銅3年)の平城京遷都後の719年(養老3年)に伐採されたことが分かり、平城京で新築された可能性が高まったそうです。

【薬師寺見どころ 東院堂】
東院堂は国宝です。東院堂は養老年間(717年~724年)に皇女・吉備内親王(きびないしんのう)が第43代・元明天皇の冥福を祈る為に建立したが、973年(天禄4年)の火災によって焼失し、1285年(弘安8年)に再建されました。その後1733年(享保18年)に南向きから西向きに変えられたそうです。東院堂は水害や湿気を避ける為に基檀が高いと言われています。なお東院堂は本瓦葺の入母屋造です。
(薬師寺見どころ 東院堂豆知識)
●東院堂は正面7間・側面4間です。
●東院堂は厨子に本尊・聖観音立像(国宝)を安置しています。聖観音立像は聖観音(しょうかんのん)とも言われています。
(薬師寺見どころ 名称豆知識)
●東院堂は当初東禅院とも言われていたそうです。

【薬師寺見どころ 南門】
南門は重要文化財です。南門は1512年(永正9年)に建立されました。南門は境内南にある一間一戸四脚門です。なお南門は切妻造の本瓦葺です。
(薬師寺見どころ 南門豆知識)
●南門は元々薬師寺西院の門でした。

【薬師寺見どころ 休ヶ岡八幡宮社殿】
休ヶ岡八幡宮(休岡八幡神社)社殿(本殿・東西脇殿)は重要文化財です。休ヶ岡八幡宮は1603年(慶長8年)に造営されました。休ヶ岡八幡宮社殿は三間社流造です。なお休ヶ岡八幡宮社殿は檜皮葺です。
(薬師寺見どころ 休ヶ岡八幡宮社殿豆知識)
●休ヶ岡八幡宮は寛平年間(889年~898年)に大分宇佐から勧請し、僧形八幡神・神功皇后・仲津姫命を祀っています。

【薬師寺見どころ 若宮社社殿】
若宮社社殿は重要文化財です。若宮社社殿は鎌倉時代末期から南北朝時代に造営されたと言われています。若宮社社殿は一間社春日造です。なお若宮社社殿は檜皮葺です。

【薬師寺見どころ 西塔】
西塔は1528年(享禄元年)の兵火によって焼失し、1981年(昭和56年)に伝統様式・技法によって再建されました。西塔は500年後に東塔と同じ高さになるように東塔よりも約30センチ高く再建されました。なお西塔は東塔とデザインは似ているが、東塔が裳階(もこし)が白壁なのに対し、西塔は連子窓(れんじまど)になっています。東塔も当初連子窓だったが、その後白壁に改修されたそうです。
(薬師寺見どころ 西塔豆知識)
●西塔はお釈迦様の人生を表した釈迦八相(しゃかはっそう)の内、後半の四相(果相)を表した諸像を安置しています。

【薬師寺見どころ 金堂】
金堂は1528年(享禄元年)の兵火によって焼失し、その後豊臣家が金堂仮堂を建立したが、大阪夏の陣による豊臣家滅亡などにより、約400年間仮堂のままでした。その後1976年(昭和51年)に再建されました。なお金堂の内陣は鉄筋コンクリート造です。
(薬師寺見どころ 金堂豆知識)
●金堂は奈良時代の仏教彫刻を代表する本尊・薬師三尊像を安置しています。
●金堂仮堂は薬師寺から移され、興福寺の仮中金堂に改修されました。

【薬師寺見どころ 玄奘三蔵院】
玄奘三蔵院(げんじょうさんぞういん)は薬師寺の主要伽藍の北側にあります。玄奘三蔵院には日本画家・平山郁夫が30年の歳月を掛けて制作した縦約2.2メートル・長さ約49メートルの大唐西域壁画があります。玄奘三蔵院は1991年(平成3年)に建立され、玄奘塔には玄奘三蔵像を安置しています。
(薬師寺見どころ 玄奘三蔵院豆知識)
●薬師寺では毎月5日に玄奘縁日法要、毎年5月5日に玄奘三蔵会大祭、毎年1月5日に平和祈願法要を玄奘三蔵院で行っています。
玄奘三蔵会大祭・薬師寺見どころ
平和祈願法要・薬師寺見どころ

【薬師寺見どころ 大講堂】
大講堂は薬師寺山内で最大の建物です。大講堂は1852年(嘉永5年)に焼失し、2003年(平成15年)に再建されました。大講堂は薬師寺白鳳伽藍の雄大さを象徴しているとも言われています。
(薬師寺見どころ 蓮豆知識)
●大講堂は正面約41メートル・奥行約20メートル・高さ約17メートルです。
●大講堂は本尊・銅造三尊像(重要文化財)を安置しています。

【薬師寺見どころ 蓮】
薬師寺は蓮の名所です。蓮は鐘楼周辺に鉢植えにされて並べられています。蓮は例年6月下旬頃から8月中旬頃に見頃を迎えます。ちなみに蓮の見ごろは午前中と言われています。
(薬師寺見どころ 蓮豆知識)
●薬師寺は喜光寺・唐招提寺とともに西ノ京ロータスロードと言われています。ちなみにロータス(Lotus)は蓮です。

【薬師寺見どころ 花会式】
薬師寺では毎年3月25日から3月31日に花会式(はなえしき)を行っています。花会式では10種の造花を本尊・薬師如来に供え、薬師悔過法要が1週間行われます。結願の夜には鬼追式が行われます。鬼追式では薬師如来の力を授かった毘沙門天が暴れ回る5匹の鬼を退散させます。
(薬師寺見どころ 花会式豆知識)
●花会式は奈良時代から行われていたが、1108年(天仁元年)から本尊・薬師如来に造花を供えるようになり、花会式と言われるようになりました。
花会式・薬師寺見どころ

【薬師寺見どころ 慈恩会】
薬師寺では11月13日に興福寺(こうふくじ)と隔年で慈恩会(じおんね)を行っています。西暦偶数年は薬師寺、西暦奇数年は興福寺で行われます。慈恩会では中国・唐代きっての学僧で、法相宗の宗祖である慈恩大師・窺基(きき・基(き))の遺徳・学徳を偲びます。
(薬師寺見どころ 慈恩会豆知識)
●慈恩会では1061年(康平4年)から使われていると言われる寺宝・慈恩大師坐像絹本画像(国宝)を懸けて行います。
慈恩会・薬師寺見どころ

【薬師寺見どころ 天武忌法要万燈会】
薬師寺では毎年10月8日に天武忌法要万燈会(てんむきほうよう・まんとうえ)を行っています。天武忌法要万燈会では約1,000基の置き燈籠に灯りを灯し、大講堂の本尊・弥勒三尊像の前に天武天皇像などの絵像を祀り、天武天皇の遺徳を偲びます。
(薬師寺見どころ 天武忌法要万燈会豆知識)
●天武天皇は舒明天皇と皇極天皇の第3皇子・大海人皇子として生まれ、672年(天武天皇元年)の壬申の乱で大友皇子を倒し、翌673年(天武天皇2年)に即位しました。
天武忌法要万燈会・薬師寺見どころ

【薬師寺見どころ 玄奘三蔵会大祭】
薬師寺では毎年5月5日に玄奘三蔵会大祭(げんじょうさんぞうえたいさい)を行っています。玄奘三蔵会大祭では法相宗の始祖・玄奘三蔵法師(げんじょうさんぞうほうし)の遺徳を顕彰します。
(薬師寺見どころ 玄奘三蔵会大祭豆知識)
●玄奘三蔵会大祭では伎楽(ぎがく)が奉納されたり、灯籠に火を灯す万燈供養会(まんとうくようえ)が行われりします。
玄奘三蔵会大祭・薬師寺見どころ

【薬師寺見どころ 本薬師寺跡】
本薬師寺跡(もとやくしじあと)は特別史跡です。本薬師寺跡は橿原市城殿町279(畝傍御陵前駅近く)あり、金堂の礎石・東西両塔の上壇や塔の心礎などが残されています。
(薬師寺見どころ 本薬師寺跡豆知識)
●本薬師寺は11世紀初頭まで存続していたとも言われています。

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