2018年3月のイベント
奈良で2018年3月に行われるイベントです。イベントを見たり、参加したい方は事前に場所・時間・内容などを必ず確認して下さい。ちなみに時間は大体の目安の為、早めに到着するようにして下さい。人気のイベントではよい場所が取れなかったりすることがあります。なお確認中のイベントもあります。
【2018年3月 注目のイベント】
3月の注目のイベントは東大寺お水取り(おみずとり)と春日大社春日祭(かすがさい・かすがまつり)です。
●お水取り(修二会・お松明)は752年(天平勝宝4年)に東大寺の開山・良弁僧正の高弟・実忠(じっちゅう)が始め、以来一度も途切れることなく続けられています。ちなみにお水取りの名称は二月堂の本尊である大観音と小観音に井戸・若狭井(わかさい)から汲み上げたお香水(おこうずい)を供えたことに由来しています。また修二会の名称は旧暦の2月に修する法会に由来し、お松明の名称は夜毎松明に火を灯したことに由来します。
●春日祭(申祭・例大祭)は849年(嘉祥2年)に始まったとも、850年(嘉祥3年)に始まったとも言われ、賀茂社(かもしゃ(上賀茂神社・下鴨神社))の葵祭(あおいまつり・賀茂祭)・石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)の石清水祭(いわしみずさい)とともに日本三大勅祭に数えられました。
【2018年3月のイベント】
3月1日~14日 19:00~ 東大寺・お水取り(12日19:30~、14日18:30~)
●東大寺・お水取りでは本行を行う練行衆(れんぎょうしゅう)の道明かりとして、大松明を持った童子(どうじ)が練行衆に付きます。お松明は本行が行われる3月1日から14日まで行われ、12日・14日以外は19:00に大鐘が撞かれ、それを合図に行われます。お松明は通常10本だが、12日は11本になります。ちなみに大松明は長さ約6~8メートル・重さ約40キロだが、12日は長さ約8メートル・重さ約70キロの籠松明が用いられます。なおお松明では火の粉を浴びると健康になったり、幸せになったりするご利益があるとも言われています。
3月1日~11日 9:00~17:00 法華寺・古代ひな人形展
●法華寺・古代ひな人形展では歴代の門跡が入寺する際に持参したひな人形や歴代天皇から賜った御所人形など約100点を東書院に展示します。法華寺には江戸時代中期頃に第113代・東山天皇から賜った僧人形や1859年(安政6年)に法華寺43世・五十訓(近衛忠熈の息女)が近衛大納言が贈られた雛人形などが保管されているそうです。
3月13日 9:00~ 春日大社・春日祭(回廊内の祭事は拝観不可)
●春日大社・春日祭では宮中から天皇陛下の名代・勅使の参向を仰ぎ、国家の安泰と国民の繁栄を祈願します。春日祭では「延喜式(927年(延長5年))」に記された通りに調理された特殊神饌(御魚八種・御精進物八種・御菓子八種)が供えられるそうです。なお春日祭は3月10日に春日山から榊を伐り出し、一之鳥居の左右の柱に立てる辰の立榊式から始まるそうです。
3月15日 11:00~ 春日大社・御田植神事
●春日大社・御田植神事では田主(たぬし)が鍬で耕したり、牛面を付けた牛童(うしわらわ)が鋤を引いたりする田植えの所作が行われます。また神楽男(かぐらお)が奏する笏拍子(しゃくびょうし)・銅拍子(どうびょうし)・神楽笛(かぐらぶえ)による田植歌に合わせ、八乙女(やおとめ)が田舞(たまい)を奉納します。なお御田植神事は1163年(長寛元年)から行われているとも言われています。
3月15日 10:00頃~ 東大寺・だったん帽
●東大寺・だったん帽は「だったん帽子いただかせ」と言って行われます。だったん帽はお水取りが満行した15日の朝、練行衆が被っていた兜のようなだったん帽(達陀帽)を子供の頭に被せ、健やかに育つように祈願します。
3月25~4月8日 郡山城跡・大和郡山お城祭り
●郡山城跡・大和郡山お城祭りでは夜間にぼんぼりが灯されたり、ライトアップが行われます。ちなみに郡山城跡には約1,000本の桜が植えられているそうです。なお大和郡山お城祭りでは数珠くり法要や金魚品評会・時代行列(戦国武将・源義経・静御前など)や白狐お渡り・市民パレード(マーチングバンド・警察音楽隊など)などのイベントも行われます。(要確認)
【2018年3月のイベント 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。