長岳寺延命殿・長岳寺見どころ(修学旅行・観光)

長岳寺延命殿

●長岳寺延命殿は1969年(昭和44年)6月20日に国の重要文化財に指定されました。
●長岳寺延命殿は江戸時代前期の1631年(寛永8年)に建立されました。延命殿は長岳寺山内に四十八ヶ坊あった塔頭・地蔵院の本堂として建立されました。延命殿は普賢延命菩薩(ふげんえんめいぼさつ)が安置されています。
一般的に本堂は本尊仏を安置する仏堂です。本堂は金堂・根本中堂(中堂)・仏殿などとも言われています。飛鳥時代から平安時代前半に創建された寺院では金堂と言われ、禅宗では仏殿と言われるとこが多いそうです。
普賢延命菩薩は普賢菩薩から派生した密教の菩薩です。普賢延命菩薩は災いを除き、寿命を長くする為の普賢延命法の本尊とされ、平安時代中期(10世紀から11世紀)に宮中・貴族などで盛んに信仰されるようになりました。普賢延命菩薩の像容には天台系の二臂像と真言系の二十臂像があり、白象(はくぞう)に乗っています。二臂像は右手に金剛杵(こんごうしょ)、左手に金剛鈴(こんごうれい)を持ち、三象または一身三頭象に乗っています。二十臂像は大安楽不空金剛三昧真実菩薩(だいあんらくふくうこんごうざんまいしんじつぼさつ)と同じ五鈷杵(ごこしょ)・鉤(かぎ)・矢・弾指(だんし)・宝珠(ほうじゅ)・日輪(にちりん)・幢(はた)・三鈷杵(さんこしょ)・鉤・索(さく)・未開蓮華(れんげ)・剣(けん)・八輻輪(はちぷくりん)・舌・羯磨(かつま)三鈷杵・甲冑(かっちゅう)三鈷杵・牙(きば)・拳印(けんいん)・鎖(くさり)・鈴(れい)を持ち、四象に乗っています。
普賢菩薩は菩薩の一尊です。普賢菩薩は一般的に文殊菩薩(もんじゅぼさつ)とともに釈迦如来(しゃかにょらい)の脇侍(きょうじ)とされています。普賢菩薩は理知(りち)・慈悲(じひ)を司り、「法華経(ほけきょう)」を護持する者を守護するとされています。「法華経」は女人成仏(にょにんじょうぶつ)を説いていることから普賢菩薩は女性の篤く信仰されています。普賢菩薩像は六牙(ろくげ)の白象(はくぞう)の背の蓮華座(れんげざ)に結跏趺坐(けっかふざ)し、左手に宝剣(ほうけん)を立てた蓮茎(れんけい)、右手は三業妙善(さんごうみょうぜん)の印を結んでいます。
●長岳寺延命殿は桁行正面三間・背面二間・梁間二間で、宝形造(ほうぎょうづくり)の檜皮葺(ひわだぶき)です。
宝形造は隅棟(すみむね)が屋根の中央に集まり、屋根の頂部に水平の棟を作らない屋根形式です。ちなみに宝形造は寄棟造(よせむねづくり)のように雨が四方に流れ落ちます。宝形造の名称は露盤(ろばん)・伏鉢(ふくばち)・宝珠(ほうじゅ))の総称を宝形と言うことに由来しています。なお宝形造は方形造とも言われています。屋根が六角形の場合に六注、八角形の場合に八注と言われています。
檜皮葺は屋根葺手法の一形式です。檜皮葺では檜(ひのき)の樹皮を用いて屋根を葺きます。檜皮葺は日本以外では見られない日本古来の手法です。檜皮葺は飛鳥時代の668年(天智天皇7年)に滋賀県大津市の廃寺・崇福寺(すうふくじ)の諸堂が檜皮で葺かれた記録が最古の記録です。
長岳寺

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