長谷寺五重塔・長谷寺見どころ(修学旅行)

長谷寺五重塔

●長谷寺五重塔は1954年(昭和29年)に戦没被災者慰霊の為に三重塔跡北側に建立されました。長谷寺五重塔は太平洋戦争後に日本国内で最初に建立され、昭和の名塔とも言われています。ちなみに三重塔は1876年(明治9年)の落雷で焼失しました。長谷寺五重塔は初重内部の外陣の四隅板壁に真言八祖が描かれ、内陣に金剛界大日如来(だいにちにょらい)坐像を安置しています。長谷寺五重塔周辺では例年5月中旬頃~6月上旬頃に西洋シャクナゲ、例年11月中旬頃~12月上旬頃に紅葉を見ごろを迎えます。
一般的に五重塔は仏教の祖・お釈迦さまの遺骨(仏舎利(ぶしゃり))を納める仏塔です。仏塔は紀元前3世紀頃から造られるようになったお釈迦さまの遺骨(仏舎利)を祀る饅頭形(半球形)のストゥーパが起源とも言われています。ストゥーパはインド(天竺(てんじく))から中国に伝えられると高層の楼閣建築形式になり、朝鮮半島から日本に伝わったと言われています。現在、7世紀後半の飛鳥時代に建立された法隆寺(ほうりゅうじ)の五重塔が日本最古の五重塔です。なお五重塔は外観が基壇・塔身・相輪(そうりん)からなり、五重の屋根が下から地(基礎)・水(塔身)・火(笠)・風(請花(うけばな))・空(宝珠(ほうじゅ))を表し、それぞれが5つの世界(五大思想)を示し、仏教的な宇宙観を表しています。
一般的に日本の仏塔の形式は三重塔・五重塔です。ただ七重塔・九重塔・十三重塔などもあり、層の数はほぼ奇数に限定されています。
大日如来は真言密教(しんごんみっきょう)の教主で、宇宙の実相を仏格化した根本仏とされています。大日如来は太陽神が起源とされ、宇宙の根元で、諸仏・諸菩薩の本地とされています。なお大日如来は平安時代前期に真言宗の宗祖である弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)が密教とともに中国・唐から日本に伝えました。大日如来は日本の密教において最高仏として位置付けられ、大日信仰が成立しました。
●長谷寺五重塔は高さ約31.3メートルの三間五重塔婆で、檜皮葺(ひわだぶき)です。長谷寺五重塔は塔身が丹色(にいろ)、相輪(そうりん)が金色です。
檜皮葺は屋根葺手法の一形式です。檜皮葺では檜(ひのき)の樹皮を用いて屋根を葺きます。檜皮葺は日本以外では見られない日本古来の手法です。檜皮葺は飛鳥時代の668年に滋賀県大津市の廃寺・崇福寺(すうふくじ)の諸堂が檜皮で葺かれた記録が最古の記録です。
長谷寺見どころ

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