春日大社中門・春日大社見どころ(修学旅行)

●春日大社中門は1901年(明治34年)8月2日に国の重要文化財に指定されました。
●春日大社中門は江戸時代前期の1613年(慶長18年)に建立されたと言われています。明治時代に正面の唐破風(からはふう)が取り付けられました。中門は左右に鳥が翼を広げたように長さ約13メートルの御廊(おろう)が延びています。なお中門は一間一戸楼門です。
楼門は寺社の入口にある二階建て(重層)の門です。楼門は下層に屋根のないものを言い、下層に屋根があるものを二重門と言います。
唐破風は中央部が弓形で、左右両端が反りかえった曲線状の破風です。唐破風には屋根本体の軒先を丸みを帯びた形に造形した軒唐破風と屋根本体とは別に出窓の屋根のような形に造形した向唐破風があります。唐破風は門・玄関・神社の向拝の屋根や軒先などに用いられます。なお破風は切妻造(きりづまづくり)・入母屋造(いりもやづくり)の屋根の妻側の造形です。
檜皮葺は屋根葺手法の一形式です。檜皮葺では檜(ひのき)の樹皮を用いて屋根を葺きます。檜皮葺は日本以外では見られない日本古来の手法です。檜皮葺は飛鳥時代の668年に滋賀県大津市の廃寺・崇福寺(すうふくじ)の諸堂が檜皮で葺かれた記録が最古の記録です。
●春日大社中門ではかつて興福寺(こうふくじ)の僧侶が読経を行いました。なお春日大社では毎年1月2日に 日供始式並興福寺貫首社参式(にっくはじめしきならびにこうふくじかんすしゃさんしき)が行われ、興福寺の僧侶が神前で読経を行います。
春日大社の祭神・武甕槌命(たけみかづちのみこと)、祭神・経津主命(ふつぬしのみこと)は藤原氏の守護神、祭神・天児屋根命(あめのこやねのみこと)は藤原氏の祖神とされています。また春日大社は社伝によると768年(神護景雲2年)に左大臣・藤原永手(ふじわらのながて)が第48代・称徳天皇の勅命により、現在の場所に社殿を建立したも言われています。興福寺は669年(天智天皇8年)に藤原氏の始祖・藤原鎌足(ふじわらのかまたり)の夫人・鏡大王(かがみのおおきみ)が夫の病気平癒を願って、鎌足発願の釈迦三尊像を本尊として、山階寺(やましなでら)を山背国山階(京都府京都市山科区)で創建したが起源です。その後710年(和銅3年)の平城京遷都に際し、現在の場所に移り、寺号を興福寺に改めました。813年(弘仁4年)に左大臣・藤原冬嗣(ふじわらのふゆつぐ)が興福寺の南円堂を建立して本尊・不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)を祀ると春日大社の祭神・武甕槌命の本地仏とされ、神仏習合が進むと春日大社と興福寺は一体となりました。ちなみに興福寺は平安時代に春日大社の実権を持ち、大和国一国の荘園のほとんどを領し、事実上の国主になりました。
春日大社見どころ

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