春日大社宝庫・春日大社見どころ

春日大社宝庫

●春日大社宝庫は1901年(明治34年)8月2日に国の重要文化財に指定されました。
●春日大社宝庫は南北朝時代の1382年(永徳2年)~1385年(元中2年)に建立されたと言われています。春日大社宝庫は厚板で組み上げられた朱塗(しゅぬり)の板倉です。春日大社宝庫にはかつて春日神(武甕槌命(たけみかづちのみこと)・経津主命(ふつぬしのおおみこと)・天児屋根命(あめのこやねのみこと)・比売神(ひめがみ))の御神宝を納めていました。国宝の大鎧なども近代まで保管されていました。現在、春日大社宝庫では3月に行われる春日祭の際、本殿に飾る御神宝(鏡春日神・太刀・鉾・弓矢など)が納められています。
春日祭(申祭(さるまつり))は平安時代前期の849年(嘉祥2年)に始まったとも、850年(嘉祥3年)に始まったとも言われています。明治維新までは2月・11月の上の申の日に行われていたが、1886年(明治19年)からは3月13日に行われるようになりました。ちなみに859年(貞観元年)11月9日に行われて以来、2月だけでなく、11月にも行われるようになったそうです。春日祭はかつて藤原氏の祭りとして、藤原氏一族の氏長者である藤氏長者(とうしのちょうじゃ)・藤原氏が春日大社に置いた童女である斎女(いつきめ)やその使者が参詣し、朝廷も使者を派遣し、平安時代中期の947年(天暦元年)から興福寺(こうふくじ)が関与するようになりました。989年(永祚元年)に第66代・一条天皇が行幸し、摂関政治の繁栄とともに規模が拡大しました。ただ戦国時代以降に衰退しました。なお春日祭は賀茂社(かもしゃ(上賀茂神社・下鴨神社))の葵祭(あおいまつり)・石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)の石清水祭(いわしみずさい)とともに三大勅祭に数えられました。
●春日大社宝庫は桁行二間・梁間二間で、切妻造(きりづまづくり)の檜皮葺(ひわだぶき)です。
切妻造は屋根の最頂部の棟(むね)から両側に葺き下ろし、その両端を棟と直角に切った屋根の形式です。切妻造は本を開いて伏せたような形で、平行な面を平(ひら)、棟と直角な面を妻(つま)と言います。切妻造は古くは真屋(まや)とも言われ、伊勢神宮(いせじんぐう)・出雲大社(いづもたいしゃ)などの社殿に採用されています。ちなみに四方向に傾斜する屋根面を持つ寄棟造(よせむねづくり)よりも格式が上とも言われています。なお切妻造は世界各地で見られる屋根の形式です。
檜皮葺は屋根葺手法の一形式です。檜皮葺では檜(ひのき)の樹皮を用いて屋根を葺きます。檜皮葺は日本以外では見られない日本古来の手法です。檜皮葺は飛鳥時代の668年(天智天皇7年)に滋賀県大津市の廃寺・崇福寺(すうふくじ)の諸堂が檜皮で葺かれた記録が最古の記録です。
春日大社見どころ

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