春日大社風宮神社・春日大社見どころ(修学旅行)

春日大社風宮神社

●春日大社風宮神社は本殿4棟(国宝)の真西に祀られています。風宮神社は級長津彦命(しなつひこのみこと)・級長津姫命(しなつひめのみこと)を祀り、風を司る風神とされています。風宮神社は本殿を西風から守るとともに外敵を吹き払う攘災神的な神様とも言われています。風宮神社では春日祭巳之祓式(みのはらえしき)の際、御神木・春日神木(かすがのしんぼく)を御垣の隅へ納める故実があります。春日大社ではお祓いは風の神様の力を頂いて吹き祓うものとされています。
級長津彦命は日本最古の歴史書「古事記(こじき)・712年(和銅5年)編纂」によると伊奘諾尊(いざなぎのみこと)と伊奘冉尊(いざなみのみこと)の間に生まれた風の神とされています。日本最古の正史「日本書紀(にほんしょき)・720年(養老4年)完成」によると伊奘諾尊が朝霧を吹き払った息から生まれたとされています。
本殿は鎌倉時代初期に記された最古の由緒記「古社記(こしゃき)」によると奈良時代後期の768年(神護景雲2年)11月9日に第48代・称徳天皇(第46代・孝謙天皇)の勅命により、左大臣・藤原永手(ふじわらのながて)らが建立したとも言われています。現在の本殿は江戸時代末期の1863年(文久3年)の式年造替(しきねんぞうたい)によって建立されました。なお本殿4棟には第1殿に武甕槌命(たけみかづちのみこと)、第2殿に経津主命(ふつぬしのおおみこと)、第3殿に天児屋根命(あめのこやねのみこと)、第4殿に比売神(ひめがみ)を祀っています。
春日祭(申祭(さるまつり))は平安時代前期の849年(嘉祥2年)に始まったとも、850年(嘉祥3年)に始まったとも言われています。明治維新までは2月・11月の上の申の日に行われていたが、1886年(明治19年)からは3月13日に行われるようになりました。ちなみに859年(貞観元年)11月9日に行われて以来、2月だけでなく、11月にも行われるようになったそうです。春日祭はかつて藤原氏の祭りとして、藤原氏一族の氏長者である藤氏長者(とうしのちょうじゃ)・藤原氏が春日大社に置いた童女である斎女(いつきめ)やその使者が参詣し、朝廷も使者を派遣し、平安時代中期の947年(天暦元年)から興福寺(こうふくじ)が関与するようになりました。989年(永祚元年)に第66代・一条天皇が行幸し、摂関政治の繁栄とともに規模が拡大しました。ただ戦国時代以降に衰退しました。なお春日祭は賀茂社(かもしゃ(上賀茂神社・下鴨神社))の葵祭(あおいまつり)・石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)の石清水祭(いわしみずさい)とともに三大勅祭に数えられました。
春日神木は、榊(梛)の枝に春日明神の御神体(依代)である神鏡を付け、注連を掛けたものです。
●春日大社風宮神社は春日造(かすがづくり)です。
春日造は仏教建築の影響を受け、奈良時代中期に現れたとも言われています。春日造は奈良市の円成寺(えんじょうじ)の春日堂(国宝)・白山堂(国宝)が最古の例になります。ちなみに春日堂・白山堂は鎌倉時代の1228年(安貞2年)に春日大社の本殿を移築したものと言われています。
春日大社見どころ

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