春日大社萬葉植物園・春日大社見どころ

●春日大社萬葉植物園は春日大社の境内に整備された植物園です。
●春日大社萬葉植物園は1932年(昭和7年)に第124代・昭和天皇の下賜金により、「萬葉集(まんようしゅう)」にゆかりの深い春日野に約300種の萬葉植物を植栽したのが始まりです。 萬葉植物園は国内最古の萬葉植物園と言われています。
「萬葉集(まんようしゅう・万葉集)」は奈良時代末期に成立したとも言われる日本の現存最古の和歌集です。第16代・仁徳天皇(313年~399年)の皇后・磐姫(生年不詳~347年)作と言われる歌から奈良時代の759年(天平宝字3年)の大伴家持(おおとものやかもち)の歌までの約400年の歌が収められ、公卿・歌人で、三十六歌仙に数えられる大伴家持(おおとものやかもち)が編纂に携わったとも言われています。「萬葉集」は壬申の乱(672年)までの第1期、平城京遷都(710年)までの第2期、733年(天平5年)の奈良時代前期頃までの第3期、759年(天平宝字3年)までの第4期に分かれています。「萬葉集」は全20巻で、額田王 (ぬかたのおおきみ) ・柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)・高市黒人(たけちのくろひと)・山部赤人(やまべのあかひと)・大伴旅人(おおとものたびと)・山上憶良 (やまのうえのおくら) ・大伴坂上郎女 (さかのうえのいらつめ) など天皇・貴族・下級官人・防人・大道芸人・農民など様々な身分の人々が詠んだ4,500首以上の和歌(短歌・長歌・旋頭歌(せどうか)・仏足石歌(ぶっそくせきか)・連歌など)が収められています。ただ作者不詳の和歌も2,100首以上が収められています。「萬葉集」は奈良を中心とした歌が中心だが、東歌(あずまうた)・防人歌(さきもりのうた)など地方の歌も収められています。「萬葉集」は宴や旅行での歌である雑歌(ぞうか)・男女の恋の歌である相聞歌(そうもんか)・人の死に関する歌である挽歌(ばんか)に分類されます。なお「萬葉集」にはアカネ・アキノカ・クズ・ススキ・スミレ・ナデシコ・ヒメユリ・ムラサキ・ユリ・サクラ・ニレ・ウメなど約180種の萬葉名で詠まれた植物が登場します。
●春日大社萬葉植物園は面積約9,000坪(約3ヘクタール)で、萬葉園・藤の園・五穀の里・椿園などに分けられています。藤の園には20種・約200本の藤が植えられています。山藤系には甲比丹藤(かぴたんふじ)・白甲比丹藤(しろかぴたんふじ)・昭和紅藤(しょうわべにふじ)・岡山一歳藤(おかやまいっさいふじ)・緋ちりめん藤(ひちりめんふじ)、野田藤系には口紅藤(くちべにふじ)・新紅藤(しんべにふじ)・長崎一歳藤(ながさきいっさいふじ)・黒龍藤(こくりゅうふじ)・八重黒龍藤(やえこくりゅうふじ)九尺藤(きゅうしゃくふじ)・本紅藤(ほんべにふじ)・海老茶藤(えびちゃふじ)・白野田藤(しろのだふじ)、支那藤系には白花支那藤(しろばなしなふじ)麝香藤(じゃこうふじ)などがあります。なお萬葉植物園には臥龍(がりゅう)のイチイガシ・金花茶椿(きんかちゃつばき)・御衣黄桜(ぎょいこうざくら)・野花菖蒲(のはなしょうぶ)・むらさき・半夏生(はんげしょう)・大賀蓮(おおがはす)・南蛮煙管(なんばんぎせる)・青蓮(あおはす)なども植えられています。
春日大社見どころ

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