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春日大社若宮十五社めぐり・春日大社見どころ(修学旅行・観光)
春日大社若宮十五社めぐり
●春日大社若宮十五社めぐりは若宮神社・三輪神社・兵主神社・南宮神社・広瀬神社・葛城神社・三十八所神社・佐良気神社・春日明神遥拝所・宗像神社・紀伊神社・伊勢神宮遥拝所・元春日枚岡神社遥拝所・金龍神社・夫婦大国社の順に巡ります。
第1番納札社・若宮神社(わかみやじんじゃ)は天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)を祀っています。天押雲根命は春日大社本殿の第三殿に祀られている天児屋根命(あめのこやねのみこと)と第四殿に祀られている比売神(ひめがみ)の子神とされています。若宮神社は1135年(保延元年)に造営され、榎社(えのきしゃ)と言われていました。大雨・洪水による飢饉が続き、疫病が蔓延したことから万民救済の為に春日大社と同じ規模の神殿が造営されました。翌1136年(保延2年)に関白・藤原忠通(ふじわらのただみち)が五穀豊穣・万民安楽を祈願する為、春日若宮おん祭を始めました。
第2番納札社・三輪神社(みわじんじゃ)は少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀っています。
第3番納札社・兵主神社(ひょうすじんじゃ)は大己貴命(おおなむちのみこと)を祀っています。
第4番納札社・南宮神社(なんぐうじんじゃ)は金山彦神(かなやまひこのかみ)を祀っています。
第5番納札社・広瀬神社(ひろせじんじゃ)は倉稲魂神(うかのみたまのかみ)を祀っています。
第6番納札社・葛城神社(かつらぎじんじゃ)は一言主神(ひとことぬしのかみ)を祀っています。
第7番納札社・三十八所神社(さんじゅうはしゃじんじゃ)は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)・神日本磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと)を祀っています。
第8番納札社・佐良気神社(さけらじんじゃ)は蛭子神(ひるこのかみ・えびす神)を祀っています。佐良気神社は起源が明確ではなく、鎌倉時代には既に祀られていたとも言われています。江戸時代以降にえびす様とされる蛭子神を祀るようになり、春日のえびす様として信仰されるようになったとも言われています。
第9番納札社・春日明神遥拝所(かすがみょうじんようはいしょ)は春日皇大神(かすがすめおおかみ)を祀っています。
第10番納札社・宗像神社(むなかたじんじゃ)は市杵島姫命(いちきしまひめみこと)を祀っています。
第11番納札社・紀伊神社(きいじんじゃ)は五十猛命(いたけるのみこと)・大屋津姫命(おおやつひめのみこと)・抓津姫命(つまつひめのみこと)を祀っています。五十猛命は天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟神・素盞鳴命(すさのおのみこと)の子神で、紀伊の国へ樹木の種をもたらした樹神とされています。紀伊神社は春日大社境内に祀られている摂社・末社の内で最南端に祀られ、かつて春日大社の奥の院とも言われていました。
第12番納札社・伊勢神宮遥拝所(いせじんぐうようはいしょ)は天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおかみ)・豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀っています。
第13番納札社・元春日枚岡神社遥拝所(ひらおかじんじゃようはいしょ)は天児屋根命(あめのこやねのみこと)・比売神(ひめがみ)を祀っています。
第14番納札社・金龍神社(きんりゅうじんじゃ)は金龍大神(きんりゅうおおかみ)を祀っています。金龍神社は1331年(元弘元年)8月25日に創建されたとも言われています。南朝初代で、第96代・後醍醐天皇による鎌倉幕府に対する倒幕計画が発覚し、後醍醐天皇は三種の神器を持って御所を脱出し、山城国笠置山(京都府相楽郡笠置町)で挙兵した。その際に春日大社に立ち寄り、鏡を櫟屋(いちいのや)に奉納して天下の安泰を願ったとも言われています。鏡は宮中(禁裡)に奉安されていたことから禁裡殿(きんりでんとも言われています。
第15番納札社・夫婦大国社(めおとだいこくしゃ)は大国主命(おおくにぬしのみこと)・須勢理姫命(すせりひめのみこと)を祀っています。夫婦大国社は平安時代中期から後期に時の名工が大国主命・須勢理姫命の2体の神像を彫刻したことが起源とも言われています。鎌倉時代から2体の神像が一つの社殿で一緒に祀られるようになったと言われています。
春日大社見どころ