室生寺金堂・室生寺見どころ

室生寺金堂

●室生寺金堂は1901年(明治34年)8月2日に国の重要文化財、1952年(昭和27年)3月29日に国宝に指定されました。
●室生寺金堂は正堂(しょうどう)と礼堂(らいどう)から構成されています。正堂は平安時代前期(794年~929年)に建立され、鎌倉時代末期に多くの部材を取り替える大修理が行われたと言われています。礼堂は江戸時代中期の1672年(寛文12年)に建て替えられたと言われています。礼堂は懸造(かけづくり)の高床正面一間通りで、礼堂が建立されるまでは正堂の須弥壇に安置されている本尊(中尊)である釈迦如来立像(国宝)・十一面観音立像(国宝)・文殊菩薩立像(重要文化財)・薬師如来立像(重要文化財)・地蔵菩薩立像(重要文化財)が外から拝むことができました。なお室生寺金堂は桁行五間・梁間五間で、寄棟造(よせむねづくり)のこけら葺(こけらぶき)です。
一般的に金堂は本堂で、本尊仏を安置する仏堂です。本堂は金堂・根本中堂(中堂)・仏殿などとも言われています。飛鳥時代から平安時代前半に創建された寺院では金堂と言われ、禅宗では仏殿と言われるとこが多いそうです。
一般的に正堂は本尊仏を安置する仏堂で、礼堂は正堂前に建立され、礼拝の為の仏堂です。
寄棟造は四方向に傾斜する屋根面を持つ屋根の形式です。寄棟造は大棟(おおむね)の両端から四方に隅棟(すみむね)が降り、2つの台形と2つの二等辺三角形で構成されます。いずれも奈良県の東大寺の大仏殿や正倉院(しょうそういん)・唐招提寺(とうしょうだいじ)の金堂が代表例です。
こけら葺は木材の薄板を使って屋根を葺く方法です。こけら葺は板葺(いたぶき)の一種です。板葺では板厚が2~3ミリの場合にこけら葺、板厚が4~7ミリの場合に木賊葺(とくさぶき)、板厚が1~3センチの場合に栩葺(とちぶき)と言われています。板葺にはヒノキ・サワラ・スギ・エノキ・トクサ・クヌギなどが用いられます。板葺は古墳時代から屋根に用いられるようになったとも言われ、茅葺(かやぶき)に次いで古いとも言われています。飛鳥時代(593年~709年)に建立された法隆寺(ほうりゅうじ)の五重塔(国宝)の屋根にも用いられています。
懸造は崖などの高低差が大きい場所に仏堂などを建立する建築様式です。懸造は舞台造・崖造などとも言われています。懸造は平安時代中期には既に行われていたとも言われています。観音霊場では岩を観音菩薩(かんのんぼさつ)の降臨する霊場・補陀落山(ふだらくせん)に見立てていたとも言われています。
室生寺見どころ

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