春日大社奉祝式能2016/11/8(日程時間・・・)
奉祝式能は正遷宮の奉祝行事として行われます。奉祝式能では開口・弓矢立会・三笠風流・難波(仕舞)・鈴之段・葛城(能)・萩大名(狂言)・春日龍神(能)が奉納されます。ちなみに春日大社で金春流(こんぱるりゅう)・金剛流(こんごうりゅう)の二座が立ち合うのは150年振りです。
【奉祝式能2016 日程時間(要確認)】
奉祝式能2016は2016年(平成28年)11月8日(火曜日)14:00から行われます。
【奉祝式能・春日大社 アクセス・マップ】
場所・・・奈良県奈良市春日野町160
最寄り駅・バス停・・・春日大社本殿(徒歩すぐ)
アクセス路線は次の通りです。
*JR奈良駅・近鉄奈良駅からは奈良交通バス・春日大社本殿行き
*奈良交通バス・市内循環外回りの場合、春日大社表参道(徒歩約10分)
路線・時刻表・運賃チェック
【奉祝式能 歴史・簡単概要】
春日大社奉祝式能(ほうしゅくしきのう)は金春流・金剛流によって奉納されます。ちなみに式能は儀式として行われる能です。奉祝式能では開口(かいこう)・弓矢立会(ゆみやのたちあい)・三笠風流(みかさふうりゅう)・難波(なにわ・仕舞)・鈴之段(すずのだん)・葛城(かづらぎ・能)・萩大名(はぎだいみょう・狂言)・春日龍神(かすがりゅうじん・能)が奉納されます。ちなみに春日大社で金春流(こんぱるりゅう)・金剛流(こんごうりゅう)の二座が立ち合うのは150年振りです。
能・狂言はとともに平安時代に起こった猿楽が起源です。能はストーリー性のある猿楽の能から発展した歌舞劇、狂言は滑稽な物真似(ものまね)を洗練させた庶民的な喜劇・笑劇です。なお能・狂言は明治維新前までは猿楽と言われていたが、明治維新後は能楽と言われるようになりました。
金春流は飛鳥時代の秦河勝(はたのかわかつ)を遠祖、春日大社・興福寺に仕えた猿楽・円満井座(えんまんい)を起源とし、金春三郎豊氏(こんぱるさぶろうとようじ)が流祖です。金春流はシテ方の五流(観世流・金剛流・宝生流・喜多流)の内、最古の流派と言われています。
金剛流は法隆寺に仕えた猿楽座・坂戸座(さかとざ)を起源とし、坂戸孫太郎氏勝(さかとまごたろううじかつ)が流祖です。金剛流6世・善岳正明以後、金剛と称するようになりました。なお金剛流は京都風の華麗な芸風から舞金剛、面などの名品を多く所蔵することから面金剛とも言われています。
【春日大社 歴史・簡単概要】
春日大社(かすがたいしゃ)は社伝によると約1,300年前に常陸国・鹿島神宮の武甕槌命(たけみかづちのみこと)を御蓋山(みかさやま)の山頂・浮雲峰(うきぐものみね)に勧請したのが起源と言われています。その後768年(神護景雲2年)左大臣・藤原永手(ふじわらのながて)が第48代・称徳天皇の勅命により、現在の場所に社殿を造営して、下総国・香取神宮の経津主命(ふつぬしのおおみこと)や河内国・枚岡神社(ひらおかじんじゃ)の天児屋根命(あめのこやねのみこと)と比売神(ひめがみ)を勧請したと言われています。その後平安時代に藤原氏が隆盛すると官祭が行われるようになりました。ちなみに春日大社の例祭・春日祭は賀茂社(かもしゃ(上賀茂神社・下鴨神社))の葵祭・石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)の石清水祭と合わせて、三大勅祭に数えられました。1135年(保延元年)に若宮神社が建立され、翌1136年(保延2年)に春日若宮おん祭が始まりました。春日大社は藤原氏の氏寺だった興福寺(こうふくじ)と関係が深く、興福寺が実権を握っていた時期もありました。なお春日大社は1998年(平成10年)世界遺産条約により、ユネスコ世界文化遺産(古都奈良の文化財)のひとつに登録されました。
*参考・・・奈良世界遺産・春日大社(アクセス・見どころ・・・)ホームページ
【奉祝式能 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
奉祝式能は雨の為、奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~で行われました。
奈良世界遺産・春日大社(アクセス・見どころ・・・)情報
春日若宮おん祭2024日程