称念寺本堂・称念寺見どころ(修学旅行・観光)

称念寺本堂

●称念寺本堂は2002年(平成14年)5月23日に国の重要文化財に指定されました。mikakuninn
●称念寺本堂は江戸時代前期(1601年~1700年)に建立されたと言われています。本堂は部材に1641年(寛永18年)の年号が書かれ、1641年(寛永18年)に建立されたとも言われています。2010年(平成22年)から解体修理が行われ、2022年(令和4年)春に完了予定です。称念寺は本尊・阿弥陀如来(あみだにょらい)を祀っています。
一般的に本堂は本尊仏を安置する仏堂です。本堂は金堂・根本中堂(中堂)・仏殿などとも言われています。飛鳥時代から平安時代前半に創建された寺院では金堂と言われ、禅宗では仏殿と言われるとこが多いそうです。
阿弥陀如来は大乗仏教の如来のひとつで、西方の極楽浄土の教主とされています。阿弥陀如来は弥陀仏(阿弥陀佛)・無量光仏・無量寿仏とも言われています。阿弥陀如来は生あるものを全てを救う如来とされています。阿弥陀如来は大乗仏教の経典「無量寿経」によると世自在王仏のもとで出家して修行していた時、法蔵比丘という菩薩であったが、48の誓願を立てて修行して仏になり、仏国土である極楽浄土を設立して現在もそこで説法しているとされています。阿弥陀如来は飛鳥時代に日本に伝わり、平安時代中期以降に隆盛して阿弥陀如来像が造仏され、鎌倉時代に念仏によって極楽浄土に往生できるという阿弥陀信仰が盛んになり、法然上人を宗祖とする浄土宗・親鸞聖人を宗祖とする浄土真宗・一遍上人を宗祖とするを時宗が成立しました。
●称念寺本堂は堂は桁行約19.9メートル・梁間約21.4メートルで、入母屋造(いりもやづくり)の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。本堂は向拝(こうはい)一間です。本堂は内陣・外陣・左右の余間などからなり、真宗本堂の発展過程を知ることができます。
入母屋造は切妻造と寄棟造を組み合わせた屋根の形式です。寄棟造の屋根の上に切妻造の屋根を載せた形で、切妻造の四方に庇(ひさし)がついています。京都御所の紫宸殿(ししんでん)のように切妻と寄棟の角度が一続きでないものは錣屋根(しころやね)とも言われています。日本では古くから切妻造は寄棟造よりも格式が上とも言われ、それらの組み合わせた入母屋造は最も格式が高いとも言われています。
本瓦葺は平瓦と丸瓦を交互に組み合わせて屋根を葺く方法です。瓦葺は飛鳥時代に中国・朝鮮半島から寺院建築の技術とともに伝来しました。瓦葺は檜皮葺(ひわだぶき)・茅葺(かやぶき)・板葺(いたぶき)などに比べ耐水性・耐火性に優れ、台風の多い日本に適していました。
向拝は寺院・神社建築で仏堂・社殿の屋根の中央が前方に張り出した部分です。向拝は仏堂・社殿の入口に階段上に設けられることから階隠(はしかくし)とも言われています。
称念寺

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