飛火野(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
飛火野
飛火野(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。飛火野では例年1月下旬に春日の大とんどが行われています。春日の大とんどでは飛火野に火炉を設置し、正月の注連縄飾りなどを焚き上げ、無病息災・五穀豊穣などを祈願します。春日の大とんどの御神火は若草山焼きの火種になります。
【飛火野 アクセス・マップ】
場所・・・奈良県奈良市春日野町8
最寄り駅・バス停・・・近鉄奈良駅(徒歩約15分)
アクセス路線は次の通りです。
*近鉄奈良線
*JR奈良線・奈良駅(徒歩約25分)
*奈良交通バス・市内循環外回りの場合、春日大社表参道(徒歩すぐ)
路線・時刻表・運賃チェック
【飛火野 拝観時間・時間(要確認)】
自由
【飛火野 拝観料金・料金(要確認)】
無料
【飛火野 歴史・簡単概要】
飛火野(とびひの)は春日大社(かすがたいしゃ)の一之鳥居(重要文化財)から本殿(国宝)に通じる参道南側で、奈良公園の浅茅ヶ原園地(あさじがはらえんち)東側にあります。飛火野は鹿島大明神(かすがだいみょうじん)が春日の地に到着した際、お供の八代尊(やしろのみこと)が光明の為に口から火を吐き、その炎がいつまでも消えず飛んでいる様に見えたことから名付けられたと言われています。飛火野はかつて「とぶひの」とも言われていたそうです。また飛火野には第43代・元明天皇(げんめいてんのう)の時代(707年(慶雲4年)~715年(和銅8年)に烽火台(のろしだい)が置かれ、飛火が烽火の意味であるからとも言われています。飛火野は古くは春日野(かすがの)とも言われ、御蓋山(みかさやま)を仰ぐ古代祭祀の場所だったと言われています。ちなみに「春日野鹿(かすがののしか)」は「雲居坂雨(くもいざかのあめ)」・「轟橋旅人(とどろきばしのたびびと)」が「佐保川蛍(さほがわのほたる)」・「東大寺鐘(とうだいじのかね)」・「南円堂藤(なんえんどうのふじ)」・「三笠山雪(みかさやまのゆき)」・「猿沢池月(さるさわいけのつき)」とともに南都八景(なんとはっけい)に数えられました。また飛火野は万葉に貴族が打球(ポロ)を楽しんだり、平安時代に若菜摘み・花見・月見などを楽しんだりしたと言われています。春日野は和歌にもよく詠まれ、阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)が「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」と詠みました。飛火野には広大な芝生が広がり、鹿がシバを食べたり、休憩したりしています。飛火野には雪消の沢(ゆきげのさわ)などもあります。なお飛火野からは御蓋山・高円山(たかまどやま)などを眺めることができます。
春日大社は社伝によると約1,300年前に常陸国・鹿島神宮の武甕槌命(たけみかづちのみこと)を御蓋山(みかさやま)の山頂・浮雲峰(うきぐものみね)に勧請したのが起源と言われています。その後768年(神護景雲2年)に藤原永手(ふじわらのながて)が第48代・称徳天皇(しょうとくてんのう)の勅命により、現在の場所に社殿を建立し、下総国・香取神宮の経津主命(ふつぬしのおおみこと)や河内国・枚岡神社(ひらおかじんじゃ)の天児屋根命(あめのこやねのみこと)と比売神(ひめがみ)を勧請したと言われています。
*参考・・・飛火野・春日大社(アクセス・見どころ・・・)ホームページ
【飛火野 見どころ・文化財】
飛火野の見どころは鹿です。飛火野では夏などに鹿寄せが行われています。(要確認)鹿寄せではナチュラルホルンを吹き、鹿がその音色によって森の奥から飛火野に集ります。ちなみに鹿寄せは1892年(明治25年)の鹿園竣工奉告祭でラッパを使って行ったのが始まりです。なお飛火野では例年8月15日に行われている大文字送り火(だいもんじおくりび)を楽しむこともできます。ちなみに大文字送り火は1960年(昭和35年)に奈良市長の発願によって始まり、戦没者の慰霊と世界平和を祈願します。
【飛火野 連絡先(要確認)】
電話番号・・・0742-22-7788(春日大社)
【飛火野 おすすめ散策ルート】
飛火野では北側にある東大寺を散策するのがおすすめです。東大寺には大仏殿以外にも南大門・二月堂・法華堂・四月堂・開山堂・転害門・鐘楼・念仏堂なども建立され、それらを巡るのがおすすめです。
【飛火野 備考(駐車場・御朱印・リンク・・・)】
駐車場なし。