薬師寺南門・薬師寺見どころ(修学旅行・観光)

薬師寺南門

●薬師寺南門は1947年(昭和22年)2月26日に国の重要文化財に指定されました。
●薬師寺南門は戦国時代(室町時代後期)の1512年(永正9年)に薬師寺西院の門として建立され、その後焼失した南大門の礎石跡に移されました。南門は金堂・東塔・西塔などが建立されている白鳳伽藍南端に建立され、白鳳伽藍の正門です。
薬師寺は白鳳伽藍と玄奘三蔵院伽藍から構成されています。白鳳伽藍には東塔(国宝)・東院堂(国宝)・南門(重要文化財)・金堂・西塔・大講堂・食堂・中門・東僧房・西僧房などが建立されています。玄奘三蔵院伽藍には玄奘塔・慈恩殿・大門・本坊寺務所などが建立されています。なお白鳳伽藍では710年(和銅3年)の平城京遷都直後から伽藍の建立が始まったとも言われています。白鳳伽藍には730年(天平2年)に建立された東塔が残されています。
一般的に南大門は寺院などで南に面した正門で、中心的な建物に通じる門です。中国では都城や寺院などの建物が南側に面して建てられていることに由来しています。南大門は北・東・西の門よりも大きくなっています。
●薬師寺南門は四脚門(よつあしもん)で、切妻造(きりづまづくり)の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。
四脚門は2本の本柱の前後に2本の控柱を建てた合計4本の柱がある門です。四脚門は寺院の正門に用いられることが多い格式の高い門とされています。四脚門は普通切妻造だが、江戸時代以降に入母屋造の四脚門も造られました。
切妻造は屋根の最頂部の棟(むね)から両側に葺き下ろし、その両端を棟と直角に切った屋根の形式です。切妻造は本を開いて伏せたような形で、平行な面を平(ひら)、棟と直角な面を妻(つま)と言います。切妻造は古くは真屋(まや)とも言われ、伊勢神宮(いせじんぐう)・出雲大社(いづもたいしゃ)などの社殿に採用されています。ちなみに四方向に傾斜する屋根面を持つ寄棟造(よせむねづくり)よりも格式が上とも言われています。なお切妻造は世界各地で見られる屋根の形式です。
本瓦葺は陶器製で、断面が湾曲した矩形の平瓦と断面が半円状の丸瓦とを交互に組み合わせて屋根を葺く方法です。瓦葺は飛鳥時代に中国・朝鮮半島から寺院建築の技術とともに伝来しました。瓦葺は檜皮葺(ひわだぶき)・茅葺(かやぶき)・板葺(いたぶき)などに比べ耐水性・耐火性に優れ、台風の多い日本に適していました。なお本瓦葺は本葺き(ほんぶき)とも言われています。
薬師寺見どころ

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