興福寺一言観音堂・興福寺見どころ(修学旅行・観光)

興福寺一言観音堂

●興福寺一言観音堂は南円堂(重要文化財)傍(北側)に建立されている小堂です。一言観音堂は諸々の願い事を一つずつ聞き届けるとも言われる一言観音が祀られています。一度に多くの願いをするのではなく、願いが成就すると次の願いをするとよいとされています。一言観音堂は東大寺(とうだいじ)二月堂・八木の観音寺(かんのんじ)・八木の国分寺(こくぶんじ)・初瀬の初瀬寺(はせでら)・岡の岡寺(おかでら)・高取の壷阪寺(つぼさかでら)とともに霊験七観音巡拝所に数えられています。一言観音は毎月17日が縁日とされ、毎年4月17日には放生会(ほうじょうえ)が行われています。なお一言観音堂では祈祷を受けることもできます。
観音菩薩は菩薩の一尊で、観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)・観自在菩薩(かんじざいぼさつ)・救世菩薩(くせぼさつ)・観音さまなどとも言われています。観音菩薩は人々の救いを求める声を聞き、その苦悩から救済すると言われています。観音菩薩は救う相手の姿に応じて千変万化の相となると言われています。「観音経」では様々に姿を変える三十三応化身(さんじゅうさんおうげしん)が説かれています。三十三応化身(三十三応現身像(さんじゅうさんおうげんしんぞう))は仏身・辟支仏身・声聞身・梵王身・帝釈身・自在天身・大自在天身・天大将軍身・毘沙門身・小王身・長者身・居士身・宰官身・婆羅門身・比丘身・比丘尼身・優婆塞身・優婆夷身・長者婦女身・居士婦女身・宰官婦女身・婆羅門婦女身・童男身・童女身・天身・龍身・夜叉身・乾闥婆身・阿修羅身・迦楼羅身・緊那羅身・摩ご羅伽身・執金剛身です。
放生会では捕まえた生き物を殺さずに放流します。放生会は仏教の開祖・お釈迦様(おしゃかさま)の前世である流水長者(るすいちょうじゃ)が池の水の涸渇により、死に掛けた魚を助け、説法して放生したところ魚は三十三天(さんじゅうさんてん・とう利天(とうりてん))に転生し、感謝・報恩したということが起源とも言われています。また放生会は仏教の教えである五戒(ごかい)のひとつで、生き物を殺してはならないという不殺生戒(ふせっしょうかい)に由来しているとも言われています。ちなみに五戒には不殺生戒(ふせっしょうかい)・不偸盗戒(ふちゅうとうかい)・不邪淫戒(ふじゃいんかい)・不妄語戒(ふもうごかい)・不飲酒戒(ふおんじゅかい)があります。なお日本最初の放生会は飛鳥時代後期の677年(天武天皇6年)に行われたとも言われています。
●興福寺不動堂は寄棟造(よせむねづくり)の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。
寄棟造は四方向に傾斜する屋根面を持つ屋根の形式です。寄棟造は大棟(おおむね)の両端から四方に隅棟(すみむね)が降り、2つの台形と2つの二等辺三角形で構成されます。いずれも奈良県の東大寺の大仏殿や正倉院(しょうそういん)・唐招提寺(とうしょうだいじ)の金堂が代表例です。
本瓦葺は平瓦と丸瓦を交互に組み合わせて屋根を葺く方法です。瓦葺は飛鳥時代に中国・朝鮮半島から寺院建築の技術とともに伝来しました。瓦葺は檜皮葺(ひわだぶき)・茅葺(かやぶき)・板葺(いたぶき)などに比べ耐水性・耐火性に優れ、台風の多い日本に適していました。
興福寺見どころ

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