法隆寺見どころ-修学旅行・観光のポイント

法隆寺見どころ

法隆寺見どころ(西院伽藍)

法隆寺見どころを解説しています。修学旅行・観光に役立つ簡単まとめを提供。法隆寺で見逃せない金堂(国宝)・五重塔(国宝)・大講堂(国宝)などを解説しています。法隆寺有数の見どころである五重塔は7世紀後半(飛鳥時代)に再建され、日本最古で、世界最古の五重塔とも言われています。(法隆寺見どころ下記参照)

法隆寺見どころ(東院伽藍等)

【法隆寺 歴史・簡単解説】奈良世界遺産
法隆寺(ほうりゅうじ)とは第31代・用明天皇(ようめいてんのう)が自らの病気平癒を祈願する為に発願したが、実現しないまま崩御し、飛鳥時代前期の607年(推古天皇15年)に第33代・推古天皇(すいこてんのう)と用明天皇の皇子・聖徳太子(しょうとくたいし)が用明天皇の遺志を継いで創建し、本尊・薬師如来(やくしにょらい)を安置したのが起源と言われています。670年(天智9年)に焼失したが、その後再建され、693年(持統7年)に仁王会(にんのうえ)が行われたとも言われています。奈良時代前期の739年(天平11年)に行信僧都(ぎょうしんそうづ)が聖徳太子を偲び、斑鳩宮(いかるがのみや)の旧地に夢殿(ゆめどの)を建立した言われています。
奈良世界遺産・法隆寺(アクセス・・・)基本情報

スポンサーリンク

【法隆寺-金堂・簡単解説】★★★修学旅行
金堂とは見逃せない国宝(1951年(昭和26年)6月9日指定)です。金堂は飛鳥時代前期の607年(推古天皇15年)の創建時に建立されたが、670年(天智9年)に焼失し、その後7世紀後半(飛鳥時代)に再建されたと言われています。金堂は中の間・東の間・西の間に分かれています。金堂の天井には天人(てんにん)と鳳凰(ほうおう)が飛び交う天蓋(てんがい)が吊され、壁面には壁画が描かれていました。しかし1949年(昭和24年)の解体修理中に行われた壁画模写作業中に火災が発生し、壁画と柱が焼損しました。なお金堂は二重仏堂だが、上層部には部屋はありません。なお金堂は本瓦葺(ほんがわらぶき)の入母屋造(いりもやづくり)です。金堂は初重もこし(裳階)付きです。
(金堂・ポイントまとめ)
●金堂は桁行五間・梁間四間です。
●金堂は中の間に聖徳太子の為に造仏された金銅釈迦三尊(しゃかさんぞん)像、東の間に聖徳太子の父・用明天皇の為に造仏された金銅薬師如来座像、西の間に聖徳太子の母・穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后の為に造仏された金銅阿弥陀如来(あみだにょらい)座像が安置されています。
●2004年(平成16年)の奈良文化財研究所による年輪年代測定により、金堂などに使われているヒノキやスギは飛鳥時代の650年代末から690年代末に伐採されたことが分かったそうです。
●毎年1月8日から14日に金堂修正会が行われ、国家安隠・万民豊楽・寺門興降・五穀豊穣などが祈願されます。
●金堂の火災により、1950年(昭和25年)に文化財保護法が施行され、火災のあった1月26日が文化財防火デーになりました。
金堂見どころ(歴史概略・・・)

【法隆寺-五重塔・簡単解説】★★★修学旅行
五重塔とは見逃せない国宝(1951年(昭和26年)6月9日指定)です。五重塔は三間五重塔婆(さんげんごじゅうとうば)です。五重塔は飛鳥時代前期の607年(推古天皇15年)の創建時に建立されたが、670年(天智9年)に焼失し、その後7世紀後半(飛鳥時代)に再建されたと言われています。五重塔は日本最古で、世界最古の五重塔とも言われています。なお五重塔は本瓦葺です。五重塔は初重もこし(裳階)付きです。
(五重塔・ポイントまとめ)
●五重塔は高さ約31.5メートルです。
●五重塔は初重の屋根から五重の屋根までの大きさの逓減率(ていげんりつ)が大きく、五重の屋根の大きさは初重の屋根の大きさの約半分になっています。
●五重塔は初層内陣の東面・西面・南面・北面に塔本四面具(とうほんしめんぐ・国宝)と言われる塑造(そぞう)の群像を安置しています。
●五重塔は初層には壁画(重要文化財)が描かれていたが、漆喰(しっくい)が塗られたことなどで剥落し、現在は別途保存されているそうです。
●五重塔では1926年(大正15年)にガラス製の舎利壺(しゃりつぼ)とそれを納める金製・銀製・響銅(さはり)製の容器から構成された舎利(しゃり)容器が発見されました。
●2004年(平成16年)の奈良文化財研究所による年輪年代測定により、五重塔などに使われているヒノキやスギは飛鳥時代の650年代末から690年代末に伐採されたことが分かったそうです。また五重塔の心柱(しんばしら)は年輪年代測定により、594年(推古天皇2年)頃に伐採されたとも言われています。
五重塔見どころ(歴史概略・・・)

【法隆寺-中門・簡単解説】
中門(ちゅうもん)とは見逃せない国宝(1951年(昭和26年)6月9日指定)です。中門は四間二戸二重門(しけんにこにじゅうもん)です。中門は飛鳥時代前期の607年(推古天皇15年)の創建時に建立されたが、670年(天智9年)に焼失し、その後7世紀後半(飛鳥時代)に再建されたと言われています。なお中門は本瓦葺の入母屋造です。
(中門・ポイントまとめ)
●中門は正面四間・側面三間です。
●中門は左右に日本最古の仁王(におう)像とも言われている塑造金剛力士(こんごうりきし)立像を安置しています。
●2004年(平成16年)の奈良文化財研究所による年輪年代測定により、中門などに使われているヒノキやスギは飛鳥時代の650年代末から690年代末に伐採されたことが分かったそうです。

【法隆寺-回廊・簡単解説】★修学旅行
回廊(東廻廊・西廻廊)とは見逃せない国宝(1951年(昭和26年)6月9日指定)です。回廊は金堂などと同じ7世紀後半(飛鳥時代)に建立されたが、大講堂近くの折れ曲がり部分より北側は平安時代に建立されたとも言われています。回廊は大講堂と東側の鐘楼(しょうろう)・西側の経蔵を繋げています。なお回廊は本瓦葺です。
(回廊・ポイントまとめ)
●東廻廊は折曲り延長四十二間、西廻廊は折曲り延長四十間です。
●回廊は廊下だけでなく、聖域を区切る役割もあるそうです。

【法隆寺-経蔵・簡単解説】
経蔵とは見逃せない国宝(1951年(昭和26年)6月9日指定)です。経蔵は2階建の楼造です。経蔵は奈良時代(710年~793年)に建立されました。なお経蔵は本瓦葺の切妻造(きりづまづくり)です。
(経蔵・ポイントまとめ)
●経蔵は桁行三間・梁間二間です。
●経蔵は元々経典を納めていたが、現在は日本に天文学などを伝えたという百済(くだら)の学僧・観勒僧正(かんろくそうじょう)像を安置しています。

【法隆寺-大講堂・簡単解説】★★★修学旅行
大講堂とは見逃せない国宝(1951年(昭和26年)6月9日指定)です。大講堂は平安時代前期の925年(延長3年)に鐘楼とともに落雷によって焼失し、その後平安時代中期の990年(正暦元年)に再建されたと言われています。なお大講堂は本瓦葺の入母屋造です。
(大講堂・ポイントまとめ)
●大講堂は桁行九間・梁間四間です。
●大講堂は本尊・薬師三尊(やくしさんぞん)像(国宝)や四天王(してんのう)像(重要文化財)を安置しています。
大講堂見どころ(歴史概略・・・)

【法隆寺-鐘楼・簡単解説】
鐘楼とは見逃せない国宝(1951年(昭和26年)6月9日指定)です。鐘楼は平安時代前期の925年(延長3年)に大講堂とともに落雷によって焼失し、その後平安時代中期(1005年~1020年)に再建されました。鐘楼は経蔵と対称位置に建てられています。なお鐘楼は本瓦葺の切妻造です。
(鐘楼・ポイントまとめ)
●鐘楼は桁行三間・梁間二間です。
●鐘楼には奈良時代前期に鋳造された梵鐘(ぼんしょう・重要文化財)を吊るしています。なお梵鐘は現在年中行事以外には撞かれないそうです。

【法隆寺-聖霊院・簡単解説】★修学旅行
聖霊院(しょうりょういん)とは見逃せない国宝(1952年(昭和27年)11月22日指定)です。聖霊院は元々東室(ひがしむろ)の一部だったが、鎌倉時代後期の1284年(弘安7年)に東室の南端部分が聖徳太子を祀る聖霊院に改築されました。なお聖霊院は本瓦葺の切妻造です。
(聖霊院・ポイントまとめ)
●聖霊院には3つの厨子(ずし)があり、中央の厨子には本尊である聖徳太子像(国宝)、左の厨子には聖徳太子の長子・山背大兄王(やましろのおおえのおう)像(国宝)や兄弟皇子・殖栗王(えくりのおう)像(国宝)、右の厨子には聖徳太子の兄弟皇子・卒末呂王(そまろのおう)像(国宝)や高句麗(こうくり)の僧・恵慈法師(えじほうし)像(国宝)などを安置しています。
●聖徳太子の命日である旧暦の2月22日(現在は3月22日~24日)に最大の仏事・お会式(おえしき)が行われ、聖徳太子像がご開帳されます。
●聖霊院では御朱印「以和為貴(和を以て貴しと為す)」などを授与しています。

【法隆寺-東室・簡単解説】★修学旅行
東室とは見逃せない国宝(1965年(昭和40年)5月29日指定)です。東室は元々僧侶が生活する僧坊だったと言われています。東室は奈良時代(710年~793年)に建立され、その後修理・改造されました。南端部分は聖徳太子を祀る聖霊院になりました。なお東室は本瓦葺の切妻造です。
(東室・ポイントまとめ)
●東室は桁行十二間・梁間四間です。
●東室の東側には僧房である小子房(しょうしぼう)の妻室(つまむろ)があります。

【法隆寺-三経院及西室・簡単解説】★修学旅行
三経院及西室とは見逃せない国宝(1955年(昭和30年)2月2日指定)です。三経院及西室は聖霊院・東室と対称的な位置にあります。三経院は鎌倉時代前期の1231年(寛喜3年)に西室の南端部を改造して建立されました。三経院の名称は聖徳太子が勝鬘経(しょうまんぎょう)・維摩経(ゆいまきょう)・法華経(ほけきょう)を注釈したことに由来します。なお三経院及西室は本瓦葺の切妻造です。
(三経院及西室・ポイントまとめ)
●三経院及西室は桁行十九間・梁間正面五間・背面四間です。
●三経院は阿弥陀如来坐像(重要文化財)・持国天(じこくてん)像(重要文化財)・多聞天(たもんてん)立像(重要文化財)を安置しています。
●毎年夏安居(げあんご)の90日間(5月16日~8月15日)に勝鬘経・維摩経・法華経の講義が行われています。

【法隆寺-西円堂・簡単解説】★修学旅行
西円堂とは見逃せない国宝(1955年(昭和30年)2月2日指定)です。西円堂は八角円堂です。西円堂は奈良時代に僧・行基(ぎょうき)が橘夫人(たちばなふじん)の発願によって建立したと言われているが、現在の西円堂は鎌倉時代前期の1250年(建長2年)に再建されました。なお西円堂は本瓦葺です。
(西円堂・ポイントまとめ)
●西円堂は本尊・薬師如来坐像(国宝)や十二神将(じゅうにしんしょう)立像(重要文化財)・千手観音(せんじゅかんのん)立像(重要文化財)を安置しています。なお薬師如来坐像は国内最大級の乾漆(かんしつ)像で、峯の薬師とも言われていたそうです。
●毎年10月8日に大般若経転読(だいはんにゃてんどく)法要が行われています。

【法隆寺-綱封蔵・簡単解説】
綱封蔵(こうふうぞう)とは見逃せない国宝(1967年(昭和42年)6月15日指定)です。綱封蔵は高床で、元々正倉院(しょうそういん)と同じ勅封(ちょくふう)の蔵でした。綱封蔵は平安時代前期(794年~929年)に建立されたと言われています。綱封蔵は本瓦葺の寄棟造(よせむねづくり)です。
(綱封蔵・ポイントまとめ)
●綱封蔵は桁行九間・梁間三間です。
●綱封蔵は双倉(ならびぐら)とも言われています。なお山内にはかつて33もの蔵が建ち並んでいたと言われています。

【法隆寺-食堂・簡単解説】★修学旅行
食堂(じきどう)とは見逃せない国宝(1952年(昭和27年)11月22日指定)です。食堂は元々寺務所(じむしょ)である政所(まんどころ)だったが、平安時代に僧侶が食事をする食堂に改められたそうです。食堂は奈良時代(710年~793年)に建立されました。なお食堂は本瓦葺の切妻造です。
(食堂・ポイントまとめ)
●食堂は桁行七間・梁間四間です。
●食堂は本尊・薬師如来坐像(重要文化財)を安置しています。
●食堂の南側にある細殿(重要文化財)と軒を接していることから双堂(ならびどう)とも言われました。

【法隆寺-南大門・簡単解説】★修学旅行
南大門とは見逃せない国宝(1953年(昭和28年)3月31日指定)です。南大門は三間一戸八脚門(さんげんいっこはっきゃくもん)で、玄関である総門です。南大門は創建時に建立されたが、室町時代中期の1435年(永享7年)に焼失し、1438年(永享10年)に西大門を移して再建されたと言われています。なお南大門は本瓦葺の入母屋造です。
(南大門・ポイントまとめ)
●南大門はかつて切妻造だったと言われています。

【法隆寺-上御堂・簡単解説】
上御堂(かみのみどう)とは重要文化財(1898年(明治31年)12月281日指定)です。上御堂は奈良時代に第40代・天武天皇(てんむてんのう)の皇子・舎人親王(とねりしんのう)の発願によって建立されたが、平安時代中期の989年(永祚元年)に倒壊し、鎌倉時代後期の1318年(文保2年)に再建されたと言われています。なお上御堂は本瓦葺の入母屋造です。
(上御堂・ポイントまとめ)
●上御堂は桁行七間・梁間四間です。
●上御堂は釈迦三尊像(国宝)・四天王立像(重要文化財)を安置しています。
●通常非公開だが、毎年11月1日~3日に限って一般公開されます。(要確認)

【法隆寺-西園院・簡単解説】
西園院は本坊(住職の居所)です。西園院は客殿(重要文化財)・上土門(重要文化財)・唐門(重要文化財)などで構成されています。客殿は安土桃山時代、上土門・唐門は江戸時代前期に建立されたと言われています。
(西園院・ポイントまとめ)
●西園院は通常非公開です。

【法隆寺-大宝蔵院・簡単解説】★修学旅行
大宝蔵院は百済観音堂・東宝殿・西宝殿で構成されています。大宝蔵院では百済観音(くだらかんのん・国宝)などの寺宝を収蔵・公開しています。大宝蔵院は1998年(平成10年)に建設されました。
(大宝蔵院・ポイントまとめ)
●百済観音(観音菩薩(かんのんぼさつ)立像)は日本の仏像には珍しく、八頭身とも、九頭身とも言われる細身のすらりとした姿をしています。ちなみに百済観音は像高約210.9センチです。

【法隆寺-仏像・簡単解説】★★★修学旅行
仏像にはいずれも国宝である銅造釈迦如来及両脇侍像(金堂)・銅造薬師如来坐像(金堂)・木造四天王立像(金堂)・木造毘沙門天立像と吉祥天立像(金堂)・塑造塔本四面具78躯2基(五重塔)・木造薬師如来及両脇侍坐像(大講堂)・乾漆薬師如来坐像(西円堂)・木造釈迦如来及両脇侍坐像(上御堂)・銅造阿弥陀如来及両脇侍像(伝橘夫人念持仏)・銅造観音菩薩立像(夢違観音)・木造観音菩薩立像(九面観音)・木造観音菩薩立像(百済観音)・木造観音菩薩立像(夢殿)・乾漆行信僧都坐像・塑造道詮律師坐像などがあります。
(仏像・ポイントまとめ)
●木造観音菩薩立像(救世観音)は飛鳥時代前期に樟(くすのき)を使って像仏された夢殿の本尊です。木造観音菩薩立像は聖徳太子の等身(像高約179.9センチ)の御影とも言われ、長年秘仏とされていました。保存状態が良く、像仏当初とも言われる金箔が多く残されています。木造観音菩薩立像は上半身に僧祇支(そうぎし)、下半身に裳(も)を纏って、二重反花(かえりばな)の台座上に直立しています。

【法隆寺見どころ 備考(参考リンク)】
*参考・・・奈良世界遺産・法隆寺(アクセス・見どころ・・・)ホームページ

関連記事

奈良観光おすすめ

  1. 柳生一刀石
  2. 若草山
  3. 吉野山
ページ上部へ戻る