長谷寺の見どころ解説-修学旅行・観光の簡単まとめ

長谷寺の国宝・重要文化財などの見どころ解説
長谷寺の見どころを簡単にまとめて解説します。見どころには十一面観音を祀り、西国三十三所の札所である本堂(国宝)、仁王を祀る仁王門(重要文化財)、仁王門と本堂を結ぶ399段の登廊(重要文化財)などがあります。また本坊・五重塔・本長谷寺なども見逃せません。
【西国三十三所の札所である本堂(国宝)の見どころ解説】
★本堂は修学旅行・観光で絶対に見る価値があります。本堂は観音霊場を象徴する懸造(かけづくり・舞台造)で、前方に美しい光景を眺めることができます。本堂は本尊を安置する正堂(しょうどう)・礼拝の為の礼堂(らいどう)・正堂と礼堂を繋ぐ相の間から構成されています。正堂は内々陣・内陣・外陣に分かれ、内々陣に像高10メートル以上ある本尊・十一面観音立像を安置し、西国三十三所の第8番札所になっています。
★本堂の歴史は1650年(慶安3年)に江戸幕府3代将軍・徳川家光(とくがわいえみつ)の寄進によって再建されました。なお本堂は奈良時代(710年~794年)に建立されたが、その後度々焼失し、1588年(天正16年)に関白・豊臣秀吉(とよとみひでよし)の異父弟・豊臣秀長(とよとみひでなが)の援助によって再建されました。
★本堂の建築様式は傾斜地に建立された懸造(舞台造)です。屋根が入母屋造(いりもやづくり)の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。正堂の内陣は床が石敷き、天井が格天井(ごうてんじょう)で、中央二間が内々陣になっています。正堂の外陣は床が板敷き、天井の中央が化粧屋根裏(けしょうやねうら)で、左右が格天井です。礼堂は床が板敷き、天井が化粧屋根裏です。相の間は床が石敷き、天井が化粧屋根裏です。
★十一面観音立像には神亀年間(724年~728年)に初瀬川(はつせがわ)に流れ着き、祟りの原因になった神木を村人の懇願により、僧・徳道が十一面観音立像に造仏したという伝承が残されています。現在の8代目・十一面観音立像は1538年(天文7年)に造仏されました。なお十一面観音立像は右手に数珠(じゅず)とともに地蔵菩薩(じぞうぼさつ)のように錫杖(しゃくじょう)、左手に水瓶(すいびん)を持つ長谷寺式十一面観音(長谷型観音)です。
【仁王を祀る仁王門(重要文化財)の見どころ解説】
★仁王門は修学旅行・観光で見る価値があります。仁王門は総門で、出入口です。仁王門は両脇に仁王(におう・金剛力士(こんごうりきし))像、楼上に釈迦三尊(しゃかさんぞん)・十六羅漢(じゅうろくらかん)を安置しています。第107代・後陽成天皇(ごようぜいてんのう)の宸筆である額「長谷寺」が掛けられています。
★仁王門の歴史は1894年(明治27年)に再建されました。なお仁王門は第66代・一条天皇(いちじょうてんのう)の時代(986年(寛和2年)~1011年(寛弘8年))頃に創建されたが、その後度々焼失しました。
★仁王門の建築様式は三間一戸(さんげんいっこ)の楼門(ろうもん)で、屋根が入母屋造の本瓦葺です。
【399段の登廊(重要文化財)の見どころ解説】
★登廊は本堂に次ぎ、修学旅行・観光で見る価値があります。登廊は仁王門から本堂を結ぶ399段で、灯籠(とうろう)が釣るされています。登廊は下登廊・中登廊・上登廊に分かれ、下登廊と中登廊を繋屋、中登廊と上登廊を蔵王堂が繋いでいます。
★登廊の歴史は1650年(慶安3年)に再建されました。その後1882年(明治15年)に下登廊・繋屋・中登廊が焼失し、1894年(明治27年)に再建されました。なお登廊は1039年(長歴3年)に春日大社(かすがたいしゃ)の社司・中臣信清が子供の病気平癒のお礼に建立しました。
★下登廊の建築様式は屋根が切妻造(きりづまづくり)の本瓦葺、南端が唐破風造(からはふづくり)です。繋屋は屋根が切妻造の桟瓦葺(さんがわらふき)です。中登廊は屋根が切妻造の本瓦葺です。蔵王堂は屋根が寄棟造(よせむねづくり)の本瓦葺です。上登廊は屋根が両下造(りょうさげづくり)の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。
【大講堂などがある本坊(重要文化財)の見どころ解説】
★本坊は見逃せません。本坊には事相・教相の根本道場である大講堂や大玄関及び庫裏・奥書院・小書院・護摩堂・唐門及び回廊・中雀門・土蔵があります。大講堂は天沼俊一、大玄関及び庫裏・護摩堂は岸熊吉、奥書院は阪谷良之進、小書院は阪谷良之進、唐門及び回廊は岸熊吉が設計しました。
★本坊の歴史は1919年(大正8年)から1924年(大正13年)に再建されました。なお本坊は1667年(寛文7年)に江戸幕府4代将軍・徳川家綱(とくがわいえつな)の寄進によって建立されたが、1911年(明治44年)に焼失しました。
★大講堂は建築面積約590.05平方メートルで、屋根が本瓦葺です。
★大玄関・庫裏は建築面積約529.66平方メートルで、屋根が本瓦葺です。大玄関は北面が唐破風造(からはふづくり)です。
★奥書院は建築面積約217.25平方メートルで、屋根が桟瓦葺です。
★小書院は建築面積約173.44平方メートルで、屋根が桟瓦葺です。
★護摩堂は建築面積約47.73平方メートルで、屋根が本瓦葺です。
★唐門・回廊は建築面積約40.86平方メートルで、屋根が檜皮葺(ひわだぶき)です。唐門は西面軒が唐破風があります。
★中雀門は一間(いっけん)薬医門(やくいもん)で、屋根が切妻造の本瓦葺です。
★土蔵は二階建ての土蔵造(どぞうづくり)です。土蔵は建築面積約37.65メートルで、屋根が桟瓦葺です。
【鐘楼(重要文化財)・繋廊(重要文化財)の見どころ解説】
★鐘楼は仁王門から登廊を上がった場所に建立されています。繋廊は本堂と鐘楼を繋げています。
★鐘楼・繋廊の歴史は1650年(慶安3年)に建立されました。
★鐘楼の建築様式は屋根が入母屋造の本瓦葺です。繋廊は屋根が切妻造です。
【一間社春日造の三百余社(重要文化財)の見どころ解説】
★三百余社は蔵王堂・上登廊・鐘楼・繋廊とともに本堂と同じ時期に建立されました。
★三百余社は1650年(慶安3年)に建立されました。
★三百余社の建築様式は一間社(いっけんしゃ)春日造(かすがづくり)で、屋根が銅板葺(どうばんぶき)です。
【高さ約31.3メートルの五重塔の見どころ解説】
★五重塔は見逃せません。五重塔は高さ約31.3メートルで、長谷寺のシンボル・ランドマークです。五重塔は塔身が丹色(にいろ)で、相輪が金色です。五重塔はかつて三重塔が建立されていた北側に建立されています。
★五重塔の歴史は1954年(昭和29年)に建立されました。第二次世界大戦後に日本国内で最初に建立された五重塔です。
★五重塔の建築様式は屋根が檜皮葺です。
【銅板法華説相図を祀った本長谷寺の見どころ解説】
★本長谷寺は686年(朱鳥元年)に僧・道明(どうみょう)が第40代・天武天皇(てんむてんのう)の勅願によって精舎(しょうじゃ)を建立した場所と言われています。僧・道明は第40代・天武天皇の病気平癒の為に銅板法華説相図(ほっけせっそうず・千仏多宝仏塔(せんぶつたほうぶっとう))を鋳造し、本尊として安置しました。
【寺宝を収蔵・展示する宗宝蔵(宝物殿)の見どころ解説】
★宗宝蔵は宝物殿で、所有する国宝・重要文化財などの宝物を収蔵・展示しています。ただ公開されるのは春と秋です。
★宗宝蔵はかつて六坊のひとつに数えられた清浄院跡に建立されています。
【ぼたんまつりが行われる美しい牡丹の見どころ解説】
★長谷寺は奈良を代表する牡丹の名所です。登廊周辺に約150種・約7,000株の牡丹が咲き、例年4月下旬頃から5月上旬頃に見ごろを迎え、ぼたんまつりが行われます。(要確認)
★長谷寺は寺伝によると1,100年ほど前に唐(中国)の21代皇帝・僖宗(きそう)の第4の后・馬頭夫人(めずぶにん)が長谷寺の十一観世音に願いを込めて祈願し、その願いが叶ったお礼に十種の宝物に牡丹を添えて献上したと言われています。
【もみじまつりが行われる美しい紅葉の見どころ解説】
★長谷寺は奈良を代表する紅葉の名所です。山内にモミジ・イチョウなどが分布し、例年11月中旬頃から12月上旬頃に見ごろを迎え、もみじまつり(與喜天満神社秋祭りなど)が行われます。(要確認)
【修二会の結願の日に行われるだだおしの見どころ解説】
★だだおしは例年2月14日に行われています。だだおしでは悔過法要や閻浮檀金宝印(えんぶだごんほういん)による加持が行われ、太鼓・ほら貝の音が響くと赤鬼・青鬼・緑鬼が暴れ回り、僧侶が法力と牛玉札(ごおうふだ)によって追い払います。
★だだおしは718年(養老2年)に徳道上人(とくどうしょうにん)が一時冥土に行った際、閻魔大王(えんまだいおう)から授かった閻浮檀金宝印を修二会(しゅにえ)の結願の日に諸仏や参拝者の額に押し、悪魔退散・無病息災の加持・祈祷を行ったことに由来すると言われています。
【長谷寺の見どころ 備考(参考リンク・・・)】
*参考・・・長谷寺(見どころ・アクセス・・・)ホームページ















