当麻寺東塔・西塔・当麻寺見どころ

当麻寺東塔・西塔

●当麻寺東塔・西塔は1897年(明治31年)12月28日に国の重要文化財、1952年(昭和27年)3月29日に国宝に指定されました。
●当麻寺東塔は奈良時代(710年~793年)末期に建立されました。西塔は飛鳥時代後期(白鳳期)に建立され、平安時代前期(794年~929年)に再建されたと言われています。また西塔は初層は平安時代前期、二重・三重は平安時代後期に再建されたと言われています。鎌倉時代の1219年(建保7年)に西塔が修理され、舎利容器が納められました。1911年(明治44年)から1914年(大正3年)に西塔が修理され、心柱頂部に舎利容器が奉籠(ほうこ)されているのが確認されました。2016年(平成28年)8月から西塔の屋根瓦の葺き替えなどの修復工事が開始され、2020年(令和2年)にほぼ完了しました。
一般的に三重塔は仏教の祖・お釈迦さまの遺骨(仏舎利(ぶしゃり))を納める仏塔です。仏塔は紀元前3世紀頃から造られるようになったお釈迦さまの遺骨(仏舎利)を祀る饅頭形(半球形)のストゥーパが起源とも言われています。ストゥーパはインド(天竺(てんじく))から中国に伝えられると高層の楼閣建築形式になり、朝鮮半島から日本に伝わったと言われています。現在、飛鳥時代の684年(天武13年)~706年(慶雲3年)に建立された法起寺(ほうきじ)の三重塔が日本最古の三重塔です。
一般的に日本の仏塔の形式は三重塔・五重塔です。ただ七重塔・九重塔・十三重塔などもあり、層の数はほぼ奇数に限定されています。
●当麻寺東塔・西塔は三間三重塔婆で、本瓦葺(ほんがわらぶき)です。当麻寺東塔は総高約24.4メートル、当麻寺西塔は東塔よりも高い、総高約25.2メートルです。当麻寺西塔は初重から三重まで三間だが、当麻寺東塔は初重が三間、二重・三重が二間になっています。当麻寺東塔・西塔は屋根に取り付けられている九輪(くりん)が八輪になっています。また水煙(すいえん)は東塔が魚骨状のデザイン、西塔が未敷蓮華(みふれんげ)のデザインになっています。
本瓦葺は平瓦と丸瓦を交互に組み合わせて屋根を葺く方法です。瓦葺は飛鳥時代に中国・朝鮮半島から寺院建築の技術とともに伝来しました。瓦葺は檜皮葺(ひわだぶき)・茅葺(かやぶき)・板葺(いたぶき)などに比べ耐水性・耐火性に優れ、台風の多い日本に適していました。
九輪は仏塔の屋根から天に向かって突き出た金属製の部分である相輪(そうりん)の一部で、九重になっていることから九輪と言われています。九輪は五智如来(ごちにょらい)・四菩薩(しぼさつ)を表しています。
水煙は九輪の上にある火炎状の装飾金具です。木造建築では火は火災(火事)に繋がることから嫌われ、水煙と言われています。また水難を抑える意味も込められています。水煙はお釈迦様が荼毘に付されたことに由来しています。
当麻寺見どころ

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