東大寺二月堂・東大寺見どころ(修学旅行)

●東大寺二月堂は1944年(昭和19年)9月5日に国の重要文化財、2005年(平成17年)12月27日に国宝に指定されました。
●東大寺二月堂はお水取りとも言われる修二会(しゅにえ)が始まった752年(天平勝宝4年)に建立され、1180年(治承4年)の平重衡(たいらのしげひら)による南都焼討や1567年(永禄10年)の松永・三好の合戦では焼失しなかったが、1667年(寛文7年)のお水取り中に失火で焼失し、1669年(寛文9年)に再建されました。二月堂の名称は旧暦の2月に行われる修二会(お水取り)に由来しています。
東大寺修二会(お水取り)は752年(天平勝宝4年)に東大寺権別当・実忠(じっちゅう)が始め、以来一度も途切れることなく続けられています。修二会では二月堂の本尊・大観音(おおがんのん)と小観音(こがんのん)に罪を懺悔し、鎮護国家・天下泰安・万民豊楽・五穀豊穣などを祈願します。お水取りの名称は二月堂の本尊に井戸・若狭井(わかさい)から汲み上げたお香水(おこうずい)を供えたことに由来します。なお修二会は毎年3月1日から14日に行われています。
修二会(修二月会)は寺院で行われる法会(ほうえ)です。修二会は2月に行われる悔過 (けか) の行事です。修二会は1月(正月)に行われる修正会 (しゅしょうえ・修正月会) と同様に旧年の穢れを祓う懺悔 (さんげ) と新年の平安・豊穣祈念が行われます。なお修二会は中国の行事が起源とされ、奈良時代に南都七大寺(東大寺・興福寺・元興寺・大安寺・西大寺・薬師寺・法隆寺)で盛んに行われるようになったと言われています。なおインドでは2月を1年の初めとすることが「宿曜経(すくようきょう)」に記されているそうです。
●東大寺二月堂は本尊・大観音(おおかんのん)と小観音(こがんのん)と言われる2体の十一面観音像を安置しています。大観音と小観音は何人も見ることを許されない絶対秘仏とされています。
十一面観音像は頭部に11の顔を持つ菩薩です。十一面観音像は前3面は慈悲相(じひそう・柔和相)、左3面は忿怒相(ふんぬそう・憤怒相)、右3面は白牙上出相(ばくげじょうしゅつそう)、後1面は大笑相(だいしょうそう)、頂上1面は仏果を表わしています。十一面観音像は観音菩薩の変化身(へんげしん)の一つで、六観音の一尊です。六観音は十一面観音・千手観音(せんじゅかんのん)・聖観音(しょうかんのん)・馬頭観音(ばとうかんのん)・如意輪観音(にょいりんかんのん)・准胝観音(じゅんでいかんのん)または不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)です。十一面観音像は唐代(618年~907年)以降の中国で盛んに信仰され、奈良時代(710年~794年)から日本で信仰を集めました。
観音菩薩は菩薩の一尊で、観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)・観自在菩薩(かんじざいぼさつ)・救世菩薩(くせぼさつ)・観音さまなどとも言われています。観音菩薩は人々の救いを求める声を聞き、その苦悩から救済すると言われています。観音菩薩は救う相手の姿に応じて千変万化の相となると言われています。「観音経」では様々に姿を変える三十三応化身(さんじゅうさんおうげしん)が説かれています。
東大寺見どころ

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