円成寺宇賀神本殿・円成寺見どころ(修学旅行・観光)

円成寺宇賀神本殿

●円成寺宇賀神本殿は1952年(昭和27年)3月29日に国の重要文化財に指定されました。
●円成寺宇賀神本殿は春日堂(国宝)・白山堂(国宝)の東隣の覆屋(おおいや)内に建立されています。宇賀神本殿は鎌倉時代後期(1275年~1332年)に建立されたと言われています。宇賀神本殿は春日造(かすがづくり)の社殿の中で向拝(こうはい)を唐破風(からはふ)とした奈良県内最古級の社殿と言われています。宇賀神本殿に祀られている宇賀神(うがじん)は農耕神または蛇神・龍神とされ、仏教では弁才天(べんざいてん)と習合し、書道の神としても信仰されています。
宇賀神は人間に福徳をもたらす福神とされています。宇賀神の「宇賀」は日本最古の歴史書「古事記(こじき)・712年(和銅5年)編纂」に宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、日本最古の正史「日本書紀(にほんしょき)・720年(養老4年)完成」に倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と記される女神・宇迦之御魂神に由来すると言われています。ちなみに宇迦之御魂神は京都・伏見稲荷大社の主祭神として祀られています。宇賀神は食物神・農業神ともされ、幸福・利益・知恵・財力の神とされている弁財天と同一視されることもあり、宇賀弁才天とも言われています。また宇賀神は頭に被る宝冠の中に白い蛇がいるところから蛇神・龍神の化身とされることもあります。なお宇賀神は人頭蛇身で蜷局(とぐろ)を巻く形で表現されたりします。
弁才天は仏教の守護神である天部です。弁才天は元々インドのサラスバティー川の河神であったが、後に梵天の妃になると広く信仰されるようになりました。その後仏教に取入れられると音楽・財富・知恵・延寿などを司る女神になりました。「金光明最勝王経」では頭上に白蛇をのせ、鳥居をつけた宝冠を被り、八臂(8本の手)に弓・箭・刀・さく・斧・長杵・鉄輪・羂索を持ち、金光明経を説いたり、智慧・長寿・富を与えると記されています。弁才天信仰は奈良時代に既に始まっており、弁才天は宗像三女神の市杵嶋姫命や吉祥天と同一視され、音楽・弁才・財福・知恵の徳があるとされています。なお弁才天は恵比寿・大黒天・福禄寿・毘沙門天・布袋・寿老人とともに七福神に数えられています。
●円成寺宇賀神本殿は一間社(いっけんしゃ)春日造の檜皮葺(ひわだぶき)です。向拝は唐破風造です。
春日造は切妻造(きりづまづくり)の妻入(つまいり)で、正面に庇(ひさし)である階隠(はしかくし)を設け、屋根上(棟)に置き千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)が付けられています。春日造は仏教建築の影響を受け、奈良時代中期に現れたとも言われています。
檜皮葺は屋根葺手法の一形式です。檜皮葺では檜(ひのき)の樹皮を用いて屋根を葺きます。檜皮葺は日本以外では見られない日本古来の手法です。檜皮葺は飛鳥時代の668年(天智天皇7年)に滋賀県大津市の廃寺・崇福寺(すうふくじ)の諸堂が檜皮で葺かれた記録が最古の記録です。
唐破風は弓形のように中央部を丸みをつけ、両端が反りかえった曲線状に造形した破風です。軒唐破風は屋根本体の軒先を丸みを帯びた造形した破風です。向唐破風は屋根本体とは別に出窓のように造形した破風です。なお破風は切妻造(きりづまづくり)・入母屋造(いりもやづくり)の屋根の妻の三角形の部分です。
円成寺見どころ

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