十輪院南門・十輪院見どころ(修学旅行・観光)

十輪院南門

●十輪院南門は1917年(大正6年)8月13日に国の重要文化財に指定されました。
●十輪院南門は鎌倉時代前期(1185年~1274年)に建立されました。南門は1953年(昭和28年)から解体修理が行われました。南門はかつて道路側に突き出していたが、前面道路の拡充に合わせて解体修理の際に約1.2メートル内側に移され、築地塀との釣り合いから外観が少し変わりました。なお十輪院は第44代・元正天皇(715年~724年)の勅願寺だったとも、右大臣・吉備真備(きびのまきび)の長男で、奈良時代から平安時代前期の官人・能書家である朝野宿禰魚養(あさのすくねなかい)が創建されたとも言われ、その後南門も建立されていたかもしれません。
一般的に南大門(南門)は寺院などで南に面した正門で、中心的な建物に通じる門です。中国では都城や寺院などの建物が南側に面して建てられていることに由来しています。南大門(南門)は北・東・西の門よりも大きくなっています。
築地塀は泥土をつき固め、屋根瓦を葺いた土塀で、築地(ついじ)・築垣(つきがき)とも言われています。築地塀は古くは御所や有職(ゆうそく)の者に許され、格式によって白い横線を入れた定規筋の数が異なり、五条(5本)が最高位を表します。なお築地塀は寺社などで場所を区画する為に用いられます。
●十輪院南門は四脚門(よつあしもん)で、切妻造(きりつまづくり)の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。南門は本堂と同じく厚板で軒を支えています。南門は装飾性のない簡素な形式になっています。
四脚門は2本の本柱の前後に2本の控柱を建てた合計4本の柱がある門です。四脚門は寺院の正門に用いられることが多い格式の高い門とされています。四脚門は普通切妻造だが、江戸時代以降に入母屋造の四脚門も造られました。
切妻造は屋根の最頂部の棟(むね)から両側に葺き下ろし、その両端を棟と直角に切った屋根の形式です。切妻造は本を開いて伏せたような形で、平行な面を平(ひら)、棟と直角な面を妻(つま)と言います。切妻造は古くは真屋(まや)とも言われ、伊勢神宮(いせじんぐう)・出雲大社(いづもたいしゃ)などの社殿に採用されています。ちなみに四方向に傾斜する屋根面を持つ寄棟造(よせむねづくり)よりも格式が上とも言われています。
本瓦葺は陶器製で、断面が湾曲した矩形の平瓦と断面が半円状の丸瓦とを交互に組み合わせて屋根を葺く方法です。瓦葺は飛鳥時代に中国・朝鮮半島から寺院建築の技術とともに伝来しました。瓦葺は檜皮葺(ひわだぶき)・茅葺(かやぶき)・板葺(いたぶき)などに比べ耐水性・耐火性に優れ、台風の多い日本に適していました。
十輪院(アクセス・見どころ・・・)

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