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大神神社三ツ鳥居・大神神社見どころ(修学旅行・観光)
大神神社三ツ鳥居
●大神神社三ツ鳥居は1953年(昭和28年)11月14日に国の重要文化財に指定されました。
●大神神社三ツ鳥居は1883年(明治16年)に再建されました。三ツ鳥居はご神体である三輪山と拝殿を区切る場所に建立され、本殿に関わるものとして神聖視されています。
三輪山は奈良県北部にある奈良盆地南東部に位置する標高約467.1メートルのなだらかな円錐形の山です。三輪山は日本最古の歴史書「古事記・712年(和銅5年)編纂」や日本最古の正史「日本書紀・720年(養老4年)完成」に美和山・御諸山(みもろやま)・三諸岳(みもろだけ)などと記されています。三輪山は山体が花崗岩(かこうがん)類、頂上部が角閃斑糲岩(かくせんはんれいがん)などから構成されています。三輪山は火山ではなく、雨水などの侵食によって形成されたと言われています。三輪山は古来から信仰の対象とされ、大神神社の祭神・大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が鎮しずまる神の山とされています。三輪山山中には原始信仰のなごりとも言われる三段(頂上・中腹・山麓)の磐座(いわくら)と言われる巨石群(奥津磐座(おきついわくら)・中津磐座(なかついわくら)・辺津磐座(へついわくら))があります。古い大神神社の縁起書には頂上の磐座に大物主大神、中腹の磐座に大己貴神(おおなむちのかみ)、山麓の磐座に少彦名神(すくなひこなのかみ)が鎮まると記されています。また南西麓に鎌倉時代初期の金屋の石仏(かなやのせきぶつ)もあります。三輪山は周囲約16キロ・面積約350ヘクタールで、杉・松・檜などの大樹に覆われ、一木一草に至るまで神宿るものとして尊ばれています。杉は日本最古の和歌集「万葉集(まんようしゅう)」などに詠われ、「三輪の神杉」として神聖視され、その後三輪山の杉葉で造られた杉玉が酒造りのシンボルになりました。現在、杉玉は酒屋の軒先に吊るすことにより、新酒が出来たことを知らせています。なお三輪山では西麓に大神神社が建立されています。
●大神神社三ツ鳥居は木造三輪鳥居です。三ツ鳥居(三輪鳥居)は1つの明神鳥居(しんめいとりい)の両脇に2つの小規模な鳥居を組み合わせた鳥居です。
一般的に鳥居は神社などの神域と人間が住む俗界を区画する結界で、神域への入口を示しています。鳥居には木材(檜・杉など)で造られた木鳥居、石で造られた石鳥居、銅板で全体を葺いた銅鳥居・金鳥居(かなどりい)などがあります。また鳥居にはその形式により、明神鳥居(みょうじんとりい)・神明鳥居(しんめいとりい)・両部鳥居(りょうぶとりい)・春日鳥居(かすがどりい)・住吉鳥居(すみよしどりい)・鹿島鳥居(かしまどりい)・三輪鳥居(みわとりい)などがあります。
大神神社