談山神社権殿・談山神社見どころ(修学旅行・観光)

談山神社権殿

●談山神社権殿は1977年(昭和52年)1月28日に国の重要文化財に指定されました。
●談山神社権殿は戦国時代(室町時代後期)の永正年間(1504年~1521年)に再建されました。権殿はかつて平安時代中期の970年(天禄元年)に摂政右大臣・藤原伊尹(ふじわらのこれただ)の立願によって創建され、その実弟・如覚(みょうかく・藤原高光(ふじわらのたかみつ))が阿弥陀如来(あみだにょらい)像を安置したの常行堂(じょうぎょうどう)が起源です。その後江戸時代前期の寛文年間(1661年~1673年)・享保年間(1716年~1736年)・寛政年間(1789年~1801年)・嘉永年間(1848年~1855年)などに修理が行われたとも言われています。権殿では室町時代から延年舞(えんねんまい)などが行われ、古典芸能・現代舞踊・音楽・演劇・歌謡・落語などに携わる人達の守り神として崇敬されています。
一般的に権殿は神社の社殿を建立・修復する際、ご神体を臨時に奉安する社殿です。権殿は仮殿(かりどの)などとも言われています。
延年舞は寺院で行われる法会(ほうえ)の後に僧侶・稚児などが行った遊宴の歌舞です。延年舞は平安時代中期に起こり、鎌倉時代・室町時代に盛んになったと言われています。延年舞は京都(滋賀)の延暦寺(えんりゃくじ)や奈良の東大寺(とうだいじ)・興福寺(こうふくじ)などの大寺で、銅ばっ子(どうばっし)・鼓(つづみ)などの伴奏で余興として演じられました。その後猿楽(さるがく・能楽(のうがく))に取り入れられたと言われています。
常行堂は常坐三昧(じょうざざんまい)・常行三昧(じょうぎょうざんまい)・半行半坐三昧(はんぎょうはんざざんまい)・非行非坐三昧(ひぎょうひざざんまい)からなる四種三昧(ししゅざんまい)の内、常行三昧を修す西方極楽浄土の教主・阿弥陀如来を本尊として安置しています。なお四種三昧は仏教の論書「摩訶止観(まかしかん)」に基づく修行です。
●談山神社権殿は桁行五間・梁間正面五間・背面三間で、入母屋造(いりもやづくり)の檜皮葺(ひわだぶき)です。本堂は向拝(こうはい)一間です。
入母屋造は切妻造と寄棟造を組み合わせた屋根の形式です。寄棟造の屋根の上に切妻造の屋根を載せた形で、切妻造の四方に庇(ひさし)がついています。京都御所の紫宸殿(ししんでん)のように切妻と寄棟の角度が一続きでないものは錣屋根(しころやね)とも言われています。日本では古くから切妻造は寄棟造よりも格式が上とも言われ、それらの組み合わせた入母屋造は最も格式が高いとも言われています。
檜皮葺は屋根葺手法の一形式です。檜皮葺では檜(ひのき)の樹皮を用いて屋根を葺きます。檜皮葺は日本以外では見られない日本古来の手法です。檜皮葺は飛鳥時代の668年(天智天皇7年)に滋賀県大津市の廃寺・崇福寺(すうふくじ)の諸堂が檜皮で葺かれた記録が最古の記録です。
向拝は寺院・神社建築で仏堂・社殿の屋根の中央が前方に張り出した部分です。向拝は仏堂・社殿の入口に階段上に設けられることから階隠(はしかくし)とも言われています。
談山神社

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