奈良6月のイベント・行事(三枝祭・竹供養・・・)

竹供養

奈良6月のイベント・行事

奈良6月のイベント・行事では率川神社三枝祭・大安寺竹供養などのイベント・行事を紹介しています。また春日大社夏越大祓式・元興寺扇供養なども紹介しています。なおイベント・行事では日程・内容が変更になっている場合があります。

【奈良6月の注目のイベント・行事】
●率川神社三枝祭は701年(大宝元年)の大宝律令で国家の祭祀として行っていたとも言われています。三枝祭は三枝祭と同じように大宝律令で国家の祭祀として行っていた大神神社の鎮花祭(はなしずめのまつり・ちんかさい)とともに疫病を鎮める祭礼です。ちなみに祭神・媛蹈鞴五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめのみこと)が三輪山の麓で、笹ゆりの花が美しく咲く狭井川(さいがわ)の畔に住んでいたとされることから媛蹈鞴五十鈴媛命に慶んで頂くように酒罇(みか)に笹ゆりの花を飾るようになり、ゆりまつりと言われるようになったそうです。
●大安寺竹供養は旧暦の5月13日が竹酔日(ちくすいび)と言われることに因んで行われています。竹酔日は竹が酔って根が根付きやすく、よく成長するとされ、古来中国では竹の移植に最適の日とされました。ちなみに竹酔日は竹迷日・竜生日・竹誕日・竹供養とも言われているそうです。なお大安寺はかつて竹の寺とも言われていたそうです。

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【奈良6月のイベント・行事(要確認)】

●例年6月の第1日曜日に元興寺で扇供養が行われ、日頃舞台や稽古で使用した扇に感謝し、技芸上達を祈願します。先ず扇塚で僧侶が読経する中、古くなった扇を火に投じて焚き上げます。法要終了後に禅室(国宝)北西にある石舞台で、日本舞踊坂本流一門による舞踊が奉納されます。(要確認)
元興寺扇供養

●例年6月13日に弘仁寺で黄金ちまき会式が行われ、黄金色の紐で結んだ厄除けのちまきを本尊・虚空蔵菩薩に供え、自然の恵みと健康などを祈願します。祈念したちまきには家内安全・無病息災のご利益があるとも言われ、家の軒や大黒柱に護符として飾られるそうです。
弘仁寺黄金ちまき会式

●例年6月17日に率川神社で三枝祭が行われます。脚つきの曲桶である罇(そん)に清酒である白酒(しろき)・台付きの壺である缶(ほとぎ)に濁酒である黒酒(くろき)を注いで淡い桃色の笹ゆりで飾った特殊神饌を供え、うま酒みわの舞が奉納されます。三枝祭では七媛女(ななおとめ)・ゆり姫・稚児などが率川神社周辺を巡行します。
率川神社三枝祭

●例年6月23日に大安寺で竹供養が行われます。先ず本尊・十一面観音に青竹を供え、古来から日本人にゆかりが深い竹の恩徳に感謝し、竹の霊を慰めます。その後境内の竹林にしめ縄を張って祭壇を設け、竹の育成を祈願します。竹供養では笹娘による笹酒が振る舞われたり、がん封じの祈祷が行われたりします。
大安寺竹供養

●例年6月25日に菅原天満宮で誕生祭が行われ、祭神・菅原道真の誕生を祝います。鷽替神事では購入した鷽のお守りを「替えましょ 替えましょ」と言いながら交換します。交換する回数が多いほど鷽(嘘)が真(まこと)に変わると言われています。
菅原天満宮誕生祭鷽替神事

●例年6月30日に春日大社で夏越大祓式が行われ、知らず知らずの内に身に付いた罪・穢れを祓い、夏を無事に乗り切れるように祈願します。夏越大祓式では参道に設けられた茅の輪(ちのわ)をくぐります。
春日大社夏越大祓式

【奈良6月のイベント・行事 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。

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