奈良7月のイベント・行事(蓮華会式・子安地蔵会式・・・)
奈良7月のイベント・行事
奈良7月のイベント・行事では法華寺蓮華会式・帯解寺子安地蔵会式などのイベント・行事を紹介しています。また興福寺弁財天供・金峯山寺蓮華会なども紹介しています。なおイベント・行事では日程・内容が変更になっている場合があります。
【奈良7月の注目のイベント・行事】
●法華寺蓮華会式(れんげえしき)・茅の輪くぐり(ちのわくぐり)は奈良時代に第45代・聖武天皇の妻・光明皇后が茅(かや)を供え、疫病除けを祈願したことに由来しています。なお蓮華会式は6月・7月に神社で行われる夏越の大祓(なごしのおおはらえ)に当たります。
●帯解寺子安地蔵会式は平安時代から行われていたとも言われるが、明治維新後の神仏分離による廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)や戦争によって一時中断し、昭和50年代に再興されました。なお子安地蔵菩薩は真言宗の宗祖である弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)が一刀三礼で自ら刻んだとも言われています。子安地蔵菩薩は腹前に布や結び紐が彫られていることから腹帯地蔵とも言われ、求子・安産のご利益があるとされています。
【奈良7月のイベント・行事(要確認)】
●例年7月1日~8月31日におふさ観音で風鈴祭が行われ、厄払いの為に風鈴を境内に数千個飾ります。風鈴祭では厄払いの祈祷が行われたり、日本各地の風鈴の展示・即売会が行われたりします。また人形師・安本亀八(やすもとかめはち)が作った生き人形などの寺宝も特別公開されます。(要確認)
おふさ観音風鈴祭
●例年7月7日に興福寺で弁財天供が行われます。弁財天の縁日に弁財天を安置する三重塔(国宝)が1年に1度だけ特別開扉され、法要が行なわれます。弁財天はかつて興福寺の塔頭・世尊院(せそんいん)に安置されていたが、明治時代に三重塔に移されたそうです。
興福寺弁財天供
●例年7月7日に金峯山寺で蓮華会行われます。修験道の祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が産湯に使ったとも言われている大和高田市奥田・弁天池の清浄な蓮の花を本堂(蔵王堂)に安置されている本尊・蔵王権現(ざおうごんげん)に供えます。蛙飛び行事では先ず大青蛙を乗せた太鼓台が竹林院(ちくりんいん)から金峯山寺まで練り歩き、最後に本堂に練り込みます。本堂で法要が始まると大青蛙は飛び跳ね、最後に人間に戻されます。
金峯山寺蓮華会
●例年7月中旬頃~9月中旬頃に奈良公園(飛火野)でなつの鹿寄せが行われます。ナチュラルホルンを吹き、その音色により、鹿を飛火野に集めます。ナチュラルホルンではベートーヴェンが作曲した「田園」などが奏でられるそうです。
奈良公園(飛火野)なつの鹿寄せ
●例年7月17日に法華寺で蓮華会式が行われます。本堂(重要文化財)前に茅の輪を設置し、茅の輪(ちのわ)の結界を解く茅の輪の開眼を行った後、本堂で法要が行われます。茅の輪くぐりでは参拝者が茅の輪をくぐり、夏の悪疫解除を祈願します。
法華寺蓮華会式
●例年7月23日・24日に帯解寺で子安地蔵会式が行われます。長さ約30メートルの紅白の岩田帯を持った信者・僧侶・楽人・NARA CITY コンシェルジュなどが町を練り歩き、本尊・子安地蔵菩薩(重要文化財)に岩田帯を供え、求子・安産を祈願する岩田帯練供養が行われます。また子安地蔵会式では本堂で理趣三昧大法要(りしゅざんまいだいほうよう)が行われ、諸願成就を祈願します。
帯解寺子安地蔵会式
●例年7月28日に東大寺で解除会が行われます。大仏さまの前に茅草(ぼうそう)で作った約2メートルの茅の輪を設置し、僧侶が茅の輪をくぐって身を清め、大仏さまに夏越しを祈願する法要が行われます。解除会では参拝者が茅の輪をくぐり、夏の無病息災・除災・家内安全などを願います。
東大寺解除会
●例年7月30日・31日に大神神社でおんぱら祭が行われます。神職が大祓詞(おおはらえことば)を唱える間に神馬が境内を3周する神馬引き(しんめひき)や「水無月の 夏越しの祓へ する人は 千歳の命 延ぶといふなり」という古歌を唱えながら茅の輪(ちのわ)をくぐってお祓いをする茅の輪くぐりが古式に則って行われます。おんぱら祭では奉納花火大会・おんぱら音頭踊りなどの神賑(かみにぎわい)行事も行われます。(要確認)
大神神社おんぱら祭
【奈良7月のイベント・行事 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。