不空院(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
不空院
不空院(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。不空院は奈良町の芸妓から信仰され、女人救済の寺と言われました。昭和初期には新橋の名芸妓と言われた照葉(高岡智照)も駈け駆け込んで匿われ、1934年(昭和9年)に奈良・久米寺(くめでら)で出家し、1936年(昭和11年)には京都・祇王寺(ぎおうじ)に入ったそうです。
【不空院 アクセス・マップ】
場所・・・奈良県奈良市高畑町1365
最寄り駅・バス停・・・破石町(徒歩約10分)
アクセス路線は次の通りです。
*JR奈良駅・近鉄奈良駅から市内循環バス
路線・時刻表・運賃チェック
【不空院 拝観時間・時間(要確認)】
要予約
9:00~17:00 受付16:30終了(特別開帳)
【不空院 拝観料金・料金(要確認)】
500円(予約拝観)
600円(特別開帳)
【不空院 歴史・簡単概要】
不空院(ふくういん)・福井之大師は起源が明確ではありません。不空院は大乗院寺社雑事記(だいじょういんじしゃぞうじき)によると唐の渡来僧・鑑真和上(がんじんわじょう)の住坊だったと言われています。不空院は弘仁年間(810年~824年)に真言宗の宗祖である弘法大師・空海が興福寺(こうふくじ)の南円堂(八角円堂)の建立に先立ち、試みに鑑真和上の住坊跡に八角円堂を建立し、不空羂索観音を安置したのが起源とも言われています。鎌倉時代に興福寺(こうふくじ)の僧・円晴(えんせい)、西大寺(さいだいじ)の僧・興正菩薩叡尊(えいそん)、唐招提寺(とうしょうだいじ)の僧・覚盛(かくじょう)、唐招提寺の子院・西方院(さいほういん)の僧・有厳(ゆうごん)が戒律を講じて戒を授けたと言われています。その後室町時代に興福寺(こうふくじ)の二大院家・大乗院(だいじょういん)の末寺になりました。近世は鎮守社に祀られた弁財天が信仰され、「不空」が転じて「福院」と言われるようになりました。また奈良町の芸妓から信仰され、女人救済の寺(かけこみ寺)と言われるようになりました。1854年(安政元年)の安政の大地震によって八角円堂などの伽藍が倒壊し、大正時代に八角円堂の礎石上に現在の本堂が建立されました。
不空院は真言律宗の寺院です。
*参考・・・不空院(アクセス・見どころ・・・)ホームページ
【不空院 見どころ・文化財】
不空院の見どころは縁結びの祠・縁切りの祠です。縁結びの祠・縁切りの祠は並んで祀られています。縁結びの祠は市杵嶋姫大神(いちきしまひめのおおかみ)・黒竜大神、縁切りの祠は法竜大善神を祀っています。ちなみに市杵嶋姫大神・黒竜大神・法竜大善神はいずれも水の神で、弁財天に通じる性格を持っているそうです。
重要文化財・・・木造不空羂索観音坐像
【不空院 連絡先(要確認)】
電話番号・・・0742-26-2910
【不空院 おすすめ散策ルート】
不空院ちかくの新薬師寺(しんやくしじ)・志賀直哉旧居(しがなおやきゅうきょ)などを散策するのがおすすめです。
【不空院 備考(駐車場・御朱印・リンク・・・)】
駐車場なし。
*参考・・・不空院アクセス