金峯山寺の見どころ解説-修学旅行・観光の簡単まとめ

金峯山寺(Kinpusen-ji Temple)

金峯山寺の国宝・重要文化財などの見どころ解説

金峯山寺の見どころを簡単にまとめて解説します。見どころには本尊・蔵王権現を祀り、金峯山寺の本堂である蔵王堂(国宝)、金剛力士を祀る仁王門(国宝)、発心門とも言われる銅鳥居(重要文化財)などがあります。また愛染堂・威徳天満宮等も見逃せません。

【金峯山寺の本堂である蔵王堂(国宝)の見どころ解説】

★蔵王堂は修学旅行・観光で絶対に見る価値があります。写真映えして人気もあります。蔵王堂は金峯山寺の本堂で、厨子(ずし)に秘仏である3体の蔵王権現(ざおうごんげん)立像(重要文化財)を本尊として安置しています。
★蔵王堂の歴史は1592年(天正20年)頃に関白・豊臣秀吉の寄進によって再建されたと言われています。扉金具には「天正19年(1592年)」の銘が残されています。1916年(大正5年)から1924年(大正13年)に解体修理が行なわれ、1980年(昭和55年)から1984年(昭和59年)に屋根の葺き替えなどが行われました。なお蔵王堂は白鳳年間(7世紀後半)に修験道(しゅげんどう)の祖である役行者(えんのぎょうじゃ)・役小角(えんのおづの)が創建し、その後奈良時代(710年~794年)に行基菩薩(ぎょうきぼさつ)が改修したとも言われています。
★蔵王堂の建築様式は屋根が入母屋造(いりもやづくり)の檜皮葺(ひわだぶき)で、二階建てに見える裳階(もこし)付きです。蔵王堂は高さ約34メートル・四方約36メートルです。
★3体の蔵王権現立像は中尊が像高約7.28メートル、向かって右側が像高約6.15メートル、左側が像高約5.92メートルです。寺伝によると中尊が釈迦如来(しゃかにょらい)、右側が千手観音(せんじゅかんのん)、左側が弥勒菩薩(みろくぼさつ)を本地とし、それぞれ過去・現世・来世を象徴しています。中尊は像内に「天正18年(1591年)南都大仏師宗貞、宗印」等の銘があります。

スポンサーリンク(Sponsor Link)

【金剛力士像を安置する仁王門(国宝)の見どころ解説】

★仁王門は蔵王堂に次ぎ、修学旅行・観光で見る価値があります。仁王門は蔵王堂の北側に位置する金峯山寺の正門です。仁王門は高さ約20.3メートルで、日本屈指の山門と言われています。東大寺(とうだいじ)に次ぎ、国内で2番目に大きい像高約5.1メートルの金剛力士(こんごうりきし・仁王(におう))像を安置しています。
★仁王門の歴史は軒先に吊るされていた風鐸(ふうたく)の銘から1456年(康正2年)に再建されたと言われています。また仁王門は寺伝によると1339年(延元4年・暦応2年)に南都大仏師・康成(こうじょう)が造仏した金剛力士像(重要文化財)を安置しする為、1339年(延元4年・暦応2年)頃に再建されたとも言われています。
★仁王門の建築様式は三間一戸(さんげんいっこ)二重門(にじゅうもん)で、屋根が入母屋造の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。

【発心門とも言われる銅鳥居(重要文化財)の見どころ解説】

★銅鳥居は見逃せません。銅鳥居は吉野から大峯山(おおみねさん)に詣でる修行道に建立された最初の門で、発心門(ほっしんもん)とも言われています。発心門は修行門(しゅぎょうもん)・等覚門(とうかくもん)・妙覚門(みょうかくもん))とともに四門に数えられています。銅鳥居は大峯山に詣でる「吉野なる 銅(かね)の鳥居に 手をかけて 弥陀(みだ)の浄土に 入るぞうれしき」という秘歌が伝えられています。
★銅鳥居の歴史は1348年(正平3年・貞和4年)に室町幕府初代将軍・足利尊氏(あしかがたかうじ)の側近・高師直(こうのもろなお)の兵火で焼失し、室町時代中期(1393年~1466年)に再建されました。
★銅鳥居の様式は銅製の明神鳥居(しんめいとりい)です。銅鳥居は高さ約7.5メートル・柱周り約3.3メートルです。
★銅鳥居には奈良時代(710年~794年)に第45代・聖武天皇(しょうむてんのう)が東大寺(とうだいじ)に大仏を造立した際、その余銅で建立されたという伝説が残されています。

【十一面観音を祀る観音堂の見どころ解説】

★観音堂は本尊・十一面観音(じゅういちめんかんのん)立像、脇侍(きょうじ)に阿難尊者(あなんそんじゃ)立像・迦葉尊者(かしょうそんじゃ)立像を安置しています。阿難尊者立像・迦葉尊者立像は明治維新後に廃寺になった世尊寺(せそんじ)に安置されていたと言われています。
★観音堂の歴史は室町時代(1336年~1573年)に蔵王堂前に建立されました。
★観音堂の建築様式は屋根が入母屋造の桟瓦葺(さんがわらぶき)です。

【愛染明王を祀る愛染堂の見どころ解説】

★愛染堂は愛染明王(あいぞめみょうおう)像を安置しています。愛染明王は明治維新後に廃寺になった安禅寺(あんぜんじ)に安置されていたと言われています。
★愛染堂の歴史は1770年(明和7年)に経蔵として建立されました。その後護摩堂に改められ、1983年(昭和58年)に蔵王堂に安置されていた愛染明王が移されて愛染堂に改められました。

【菅原道真を祀る威徳天満宮の見どころ解説】

★威徳天満宮(いとくてんまんぐう)は祭神・菅原道真(すがわらのみちざね)を祀っています。威徳天満宮は社伝によると959年(天徳3年)9月5日に日蔵上人(にちぞうしょうにん)が祀り、日本最古の天満宮とも言われています。
★威徳天満宮の歴史は慶長年間(1596年~1615年)に関白・豊臣秀吉の子・豊臣秀頼(とよとみひでより)が再建したと言われています。1998年(平成10年)に台風7号で被害を受けたが、2001年(平成13年)に社殿が修復されました。
★日蔵上人が大峯山中の笙の窟(しょうのいわや)で修行していると急に仮死状態になって間魔宮へ行き、第60代・醍醐天皇(だいごてんのう)に出会いました。醍醐天皇は菅原道真を左遷し、その罪に苦しみ、日蔵上人に生き返って菅原道真の霊を祀ってほしい、そうすると苦しみから救われると告げました。日蔵上人はこの世に黄泉がえり、修行を終えると吉野山に戻り、菅原道真を祀ったと言われています。

【金峯山寺の見どころ 備考(参考リンク・・・)】
*参考・・・金峯山寺(見どころ・アクセス・・・)ホームページ

関連記事

奈良観光おすすめ

  1. 柳生一刀石
  2. 若草山(Mt. Wakakusa-yama)
  3. 吉野山
ページ上部へ戻る