奈良コスモス名所・見ごろ(般若寺・安倍文殊院・・・)

般若寺

奈良コスモス名所・見ごろ(見頃)

奈良コスモス名所・見ごろを紹介しています。奈良には般若寺(奈良市)・法起寺(生駒郡斑鳩町)・安倍文殊院(桜井市)・藤原宮跡(橿原市)・馬見丘陵公園(広陵町・河合町)などのコスモスの名所があります。般若寺にはイエローガーデン・センセーション・ピコティなど30種・約15万本のコスモスが植えられてます。

【コスモス 基礎知識】
コスモスはキク科コスモス属の春まき一年草の植物です。コスモスは熱帯アメリカ(メキシコ)原産です。1789年にメキシコからスペインのマドリード王立植物園に送られ、1791年にアントニオ・ホセ・カヴァニレスがコスモス(Cosmos)と名付け、1887年(明治20年)頃に美術学校教師・ラグザーがイタリアから日本に伝えたと言われています。コスモスの花は茎の上部から出た枝の先端に径4~8センチの頭状花がつき、頭状花周辺に8個の舌状花が大きく開きます。頭状花は黄色、舌状花は白色・紅色・淡紅色・紅紫色などがあり、大輪咲き・八重咲き・コラレット咲きなどの園芸種があります。

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【般若寺コスモス】
般若寺では境内にイエローガーデン・センセーション・ピコティなど30種・約15万本のコスモスが植えられてます。コスモス見ごろは例年9月下旬頃から10月下旬頃です。
般若寺は寺伝によると629年(舒明天皇元年)日本三論宗の祖で、高句麗の僧・慧灌法師が創建し、土地の瑞祥を見たことから般若台と号したのが起源とも言われています。また般若寺は654年(白雉5年)蘇我日向臣身刺が第36代・孝徳天皇の病気平癒の為に創建したとも言われています。735年(天平7年)第45代・聖武天皇が伽藍を建立し、十三重石塔を建て、自筆の大般若経を安置したとも言われています。その後1180年(治承4年)の平重衡による南都焼き討ちにより、東大寺などとともに焼失して、廃寺同然になったとも言われています。鎌倉時代に僧・良恵らが十三重石塔を再建し、西大寺の僧・叡尊が伽藍を再建して、本尊・文殊菩薩像を造仏しました。
般若寺コスモス見ごろ

【法起寺コスモス】
法起寺では周辺の休耕地約2万平方メートルにコスモスが植えられています。コスモス見ごろは例年10月中旬頃から11月上旬頃です。
法起寺は606年(推古14年)第31代・用明天皇の皇子・聖徳太子(厩戸皇子)が法華経を講説した場所でした。622年(推古30年)2月22日、聖徳太子は薨去に臨み、長子・山背大兄王に岡本宮の宮殿を寺に改めることを遺命し、山背大兄王が寺に改めたのが起源と言われています。その後638年(舒明10年)に福亮僧正が金堂を建立し、685年(天武14年)には恵施僧正が宝塔の建立を発願し、706年(慶雲3年)に宝塔の露盤を造ったと言われています。その後平安時代に法隆寺の下に入ったが、その後衰退し、江戸時代には三重塔だけになったとも言われています。
奈良世界遺産・法起寺コスモス見ごろ

【安倍文殊院コスモス】
安倍文殊院ではコスモス迷路にスプライトフラッシュ・フラッシングピンク・レッドベルサイユなど約30種・約5万本のコスモスが植えられています。コスモス見ごろは例年9月中旬頃から10月下旬頃です。
安倍文殊院は645年(大化元年)の大化の改新の際、左大臣・安倍倉梯麻呂が第36代・孝徳天皇の勅願により、安倍氏の氏寺として創建したと言われています。安倍文殊院は当初現在の南西300メートルに創建され、安倍寺・崇敬寺とも言われていたそうです。安倍寺跡は現在国指定の史跡公園になっています。その後鎌倉時代に現地の場所に移り、鎌倉時代には28坊あったとも言われているが、1563年(永禄6年)の松永弾正による兵火によって焼失しました。1665年(寛文5年)に現在の本堂(文殊堂)と礼堂が再建されたと言われています。
安倍文殊院コスモス見ごろ

【藤原宮跡コスモス】
藤原宮跡では秋ゾーンや朝堂院東ゾーンにサンセットイエロー・シーシェル・ピコティなど7種・約300万本のコスモスが植えられています。コスモス見ごろは例年10月上旬頃から10月下旬頃です。
藤原宮跡は藤原京の中にあった宮殿・藤原宮の跡です。藤原宮は広さが約1キロ四方で、周囲が高さ約5メートルの塀で囲まれ、東西南北にそれぞれ3か所門がありました。藤原宮には政治・儀式などを行う大極殿・朝堂院や天皇の住まいである内裏などがあり、694年(持統天皇8年)から710年(和銅3年)までの約16年間に第41代・持統天皇、第42代・文武天皇、第43代・元明天皇が宮居しました。ちなみに藤原京(新益都)は690年(持統天皇4年)に着工され、694年(持統天皇8年)に飛鳥浄御原宮から遷都されました。
藤原宮跡コスモス見ごろ

【藤原宮跡コスモス】
馬見丘陵公園では中央エリアの公園館前芝生の丘・中央エリアのカリヨンの丘・南エリアの秋の花畑・緑道エリアなど園内各地に約10万本のコスモスが植えられています。コスモス見ごろは例年9月下旬頃から10月下旬頃です。
馬見丘陵公園は奈良県北葛城郡広陵町・河合町に広がる馬見丘陵内に整備された面積約65.3ヘクタールの奈良県営の都市公園です。馬見丘陵公園は1984年(昭和59年)に馬見丘陵に築造されている馬見古墳群を保全・活用する為に整備が着工され、2012年(平成24年)に面積約56.2ヘクタールが開園しました。ちなみに馬見古墳群は4世紀末から6世紀に築造されたとも言われ、北群・中央群・南群から構成されています。
馬見丘陵公園コスモス見ごろ

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