奈良2月のイベント・行事(節分豆まき・なら瑠璃絵・・・)
奈良2月のイベント・行事
奈良2月のイベント・行事では節分豆まき・しあわせ回廊なら瑠璃絵などのイベント・行事を紹介しています。節分では東大寺・元興寺・大安寺・興福寺などで豆まきなどが行われます。なおイベント・行事では日程・内容が変更になっている場合があります。
【奈良2月の注目のイベント・行事】
●節分は元々は季節が変わる節目で、立春・立夏・立秋・立冬の前日を差していたが、江戸時代以降は立春の前日だけを指す場合が多くなりました。節分には邪気悪霊(鬼)が外から入ってくるのを防ぐ為、「鬼は外・福は内」と言いながら福豆を撒き、年の数だけ福豆を食べて厄除けをします。豆撒きは平安時代中期の第59代・宇多天皇(867年~931年)の時代に鞍馬山の鬼が都を荒らしたことから毘沙門天(びしゃもんてん)のお告げにより、鬼の穴を祈祷で封じ、鬼の目を炒り豆で打ちつぶしたということに由来しているそうです。なお豆などの穀物には魔除けの呪力や生命力を持つという穀霊が宿っているとも言われています。
●しあわせ回廊なら瑠璃絵は春日大社・興福寺・東大寺で手を合わせ、心が洗われて幸せが訪れ、小さな祈りが集めって大きな平和の祈りになり、瑠璃色の星がいつまでも美しく輝くようにと願いを込めて実施されるそうです。
【奈良2月のイベント・行事(要確認)】
●例年節分(立春の前日)に手向山八幡宮でお田植祭が行われ、この秋の五穀豊穣を祈願します。お田植祭では田主が鍬で耕したり、牛童が鋤を引いたり、田主が「福の種 蒔こうよ」と謡いながら種を蒔いたりする田植えの所作を行います。
手向山八幡宮お田植祭
●例年節分(立春の前日)に東大寺で節分豆まきが行われ、厄除け・招福を祈願します。節分豆まきでは二月堂の舞台で福鈴と福寿の豆まきが行われます。節分豆まきでは飯道神社で古いお札・お守りなどを焚き上げる還宮(古札揆遣)や星曼荼羅を掲げ、星に除災与楽を祈願する星供養も行われます。(要確認)
東大寺節分豆まき
●例年節分(立春の前日)に元興寺で節分柴燈護摩会が行われ、本堂内陣に波切不動明王立像などを移し、年越しの除厄・家内安全・心願成就を祈願します。境内では導師・山伏による厄除け・招福を祈願する柴燈大護摩供と火渡りが行われます。最後に舞台で福豆まきが行われます。
元興寺節分柴燈護摩会
●例年節分(立春の前日)に大安寺で節分会が行われ、護摩堂で開運護摩祈祷(星供護摩)が行われます。節分会では福豆まき・福引きなどが行われます。また節分会では甘酒などの接待も行われます。(要確認)
大安寺節分会
●例年節分(立春の前日)に西大寺で節分星祭祈願会が行われ、愛染明王坐像(重要文化財)を祀る愛染堂前で開運厄除の星供が行われます。その後地元商店街協賛で、僧侶・檀信徒・年男・年女による景品券入り豆袋が撒かれます。
西大寺節分星祭祈願会
●例年節分(立春の前日)に春日大社で節分万燈籠が行われ、境内にある約3,000基の燈籠(約2,000基の石燈籠・約1,000基の釣燈籠)に火が灯されます。節分万燈籠では火が灯される前に舞楽が奉納されます。(要確認)
春日大社節分万燈籠
●例年節分(立春の前日)に興福寺で追儺会が行われ、東金堂で無病息災・延命長寿の為の薬師悔過の法要が行われます。法要終了後に鬼を毘沙門天が退治する鬼追式が行われ、鬼追式終了後に福豆まきが行なわれます。
興福寺追儺会
●例年2月上旬頃~下旬頃にしあわせ回廊なら瑠璃絵が行われます。いずれも世界遺産で、夜間特別拝観を実施する春日大社・興福寺・東大寺を幻想的な瑠璃色の光の回廊で繋ぎます。またしあわせ回廊なら瑠璃絵ではイベントも行われます。(要確認)
しあわせ回廊なら瑠璃絵
●例年2月上旬頃~3月上旬頃に菅原天満宮で盆梅展が行われ、菅原八宝梅・黄金梅・思いのままなど約130種・約200鉢の盆梅が展示されます。盆梅展は祭神・菅原道真がこよなく愛した梅が見ごろを迎える時期に行われます。
菅原天満宮盆梅展
●例年2月14日に長谷寺でだだおしが行われます。太鼓・ほら貝の音が響くと巨大な大松明を従えた赤鬼・青鬼・緑鬼が暴れ回り、僧侶が法力と牛玉札(ごおうふだ)によって追い払います。ちなみに大松明は長さ約4.5メートル・重さ約120キロとも言われています。
長谷寺だだおし
●例年2月25日に菅原天満宮でおんだ祭が行われ、この秋の五穀豊穣を祈願します。おんだ祭では翁面の田主が鍬で耕したり、牛面の子どもが鋤を引いたり、田主が「福の種 蒔こうよ」と種を蒔いたりする田植えの所作をユーモラスに行います。
菅原天満宮おんだ祭
【奈良2月のイベント・行事 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。