奈良の桜見ごろ・時期2025(吉野山・奈良公園・大中公園)
奈良エリア別の桜見ごろ・時期
奈良の桜見ごろは例年3月下旬頃から4月中旬頃です。ただ見ごろはエリアによって異なり、エリア別に桜見ごろを紹介しています。奈良市エリアには観光客に人気の奈良公園、吉野路エリアには日本一の吉野山があります。なお桜見ごろはその年の気候の影響を受け、多少前後します。
【奈良の桜開花時期・満開時期予想】
奈良の桜見ごろは例年3月下旬頃から4月中旬頃です。いつまで見ごろかというと多くが4月上旬、遅咲きでも4月中旬です。2025年1月下旬頃から奈良の桜開花・満開・見ごろ情報を発信します。(順次情報更新中)
★桜は2月1日以降、毎日の最高気温の合計が600度を超えると開花し、800度を超えると満開になるとも言われています。また桜は地域によって差があるが、開花してから5日から1週間ほどで満開になると言われています。桜の開花・満開には気温が深く関係しています。桜の花芽は前年の夏に形成されるが、その後日長によって生長を止める休眠ホルモンが作られ、低温による傷害を受けないよう越冬芽が形成されて休眠状態になり、冬の一定期間の厳しい寒さが続くと植物ホルモンなどが増加して休眠打破され、桜の花芽は気温上昇によって生長を再開して開花します。
奈良桜ライトアップ
【奈良市エリアの桜見ごろリスト】
奈良市エリアの名所には人気の奈良公園・氷室神社・平城宮跡などがあり、見ごろは3月下旬頃からになります。ただ標高が高い月ヶ瀬湖畔・芳徳寺周辺は4月からになります。奈良公園には八重桜・染井吉野など約1,700本の桜が植えられています。見ごろに月ヶ瀬湖畔でライトアップが行われます。(要確認)ちなみに奈良公園の浮見堂では通年でライトアップが行われています。
- 奈良公園-時期:3月下旬~4月下旬★日本さくら名所100選
- 氷室神社-時期:3月下旬~4月上旬★早咲きの桜名所
- 月ヶ瀬湖畔-時期:4月上旬~中旬
- 芳徳寺周辺(旧柳生藩陣屋跡)-時期:4月中旬
- 帯解寺-時期:3月下旬~4月中旬
- 平城宮跡-時期:4月上旬~中旬
【生駒・信貴・斑鳩・葛城エリアの桜見ごろリスト】
生駒・信貴・斑鳩・葛城エリアの名所には人気の郡山城跡・大中公園・朝護孫子寺などがあり、見ごろは3月下旬頃からになります。ただ標高が高い葛城山麓公園は4月上旬頃からになります。郡山城跡には染井吉野・八重桜など約800本の桜が植えられ、御殿桜とも言われています。見ごろに郡山城跡・大中公園でライトアップが行われます。(要確認)
- 平群町・朝護孫子寺-時期:4月上旬★桜まつり
- 斑鳩町・三室山-時期:3月下旬~4月上旬★奈良県景観資産
- 大和郡山市・郡山城跡-時期:3月下旬~4月上旬★日本さくら名所100選
- 大和高田市・大中公園-時期:3月下旬~4月上旬★高田千本桜
- 葛城市・葛城山麓公園-時期:4月上旬~中旬
【山の辺・飛鳥・橿原・宇陀エリアの桜見ごろリスト】
山の辺・飛鳥・橿原・宇陀エリアの名所には人気の長谷寺・屏風岩公苑・仏隆寺などがあり、見ごろは3月下旬頃からになります。ただ標高が高い談山神社・屏風岩公苑・丸山公園は4月上旬頃からになります。長谷寺には染井吉野・山桜など約1,000本の桜が植えられています。見ごろに仏隆寺・大野寺・屏風岩公苑でライトアップが行われます。(要確認)
- 桜井市・談山神社-時期:4月上旬~中旬
- 桜井市・安倍文殊院-時期:3月下旬~4月上旬★金閣浮御堂
- 宇陀市・大野寺-時期:4月上旬★桜まつり
- 曽爾村・屏風岩公苑-時期:4月中旬~下旬★遅咲きの桜名所
- 宇陀市・仏隆寺-時期:4月中旬★千年桜
- 宇陀市・又兵衛桜-時期:4月上旬~中旬★本郷の瀧桜
- 桜井市・長谷寺-時期:3月下旬~4月中旬
- 天理市・石上神宮-時期:3月下旬~4月中旬★外苑公園
- 桜井市・大神神社-時期:3月下旬~4月中旬
- 斑鳩町・法隆寺-時期:3月下旬~4月上旬
- 御杖村・丸山公園-時期:4月中旬~下旬★100本余りの山桜
【吉野路エリアの桜見ごろリスト】
吉野路エリアの名所には人気の吉野山・金峯山寺・高見の郷などがあり、見ごろは4月上旬頃からになります。全般的に標高が高く、他の地域と比べると少し遅くなります。吉野山には白山桜など約200種・約3万本の桜が植えられています。見ごろに吉野山でライトアップが行われます。(要確認)
- 吉野町・吉野山-時期:4月上旬~中旬★日本さくら名所100選
- 吉野町・金峯山寺-時期:4月上旬~中旬★四本桜
- 下北山村・下北山スポーツ公園-時期:3月下旬~4月上旬
- 東吉野村・高見の郷-時期:4月上旬~下旬★約1,000本の枝垂桜
【奈良の桜見ごろ・時期 備考】
●桜見ごろで目安になるのが桜前線です。桜前線はソメイヨシノの開花予想日を等圧線・等高線のように線状に結んだものです。ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの雑種を掛け合わせて誕生し、同じ遺伝子を持つクローンが全国に植えられ、一斉に咲いて一斉に散る遺伝子の均一の性質を持つ為、気象庁の開花・満開を判断する標本木になっています。桜前線は一般的に南部から北部、標高が低い場所から高い場所に進み、日本では九州から本州などを経て、北海道に向かて徐々に北上します。
*参考・・・奈良地方気象台生物(桜)季節観測(2025年)