なら燈花会のロウソク・カップ

なら燈花会

なら燈花会のロウソク・カップ

なら燈花会で使用されているロウソク・カップは奈良公園一帯に生息する鹿が食べても安全な天然由来の素材で製造されています。またロウソクはスス(煤)が出にくい・炎がすぐ点火する・屋外で安定して燃焼するなどの工夫が凝らされています。(詳細下記参照)

【なら燈花会2024 日程時間(要確認)】

なら燈花会2024は2024年(令和6年)8月5日(月曜日)~14日(水曜日)19:00~21:30に奈良公園一帯で行われます。(天候悪化などの場合、中止の可能性あり)(現在確認中・要注意)
*参考・・・なら燈花会ホームページ
【なら燈花会 歴史・簡単概要】
なら燈花会は1999年(平成11年)から行われ、2000年(平成12年)にはNPO法人・なら燈花会の会が創設されました。なら燈花会の「燈花」はロウソクの灯心の先にできる花の形のかたまりで、かたまりができると仏教的に縁起がよいと言われています。なおなら燈花会は2001年(平成13年)に環境省の「かおり風景100選」に選ばれ、2003年(平成15年)に国土交通省の「全国地域づくり団体 国土交通大臣賞受賞」・地域活性化センターの「第7回ふるさとイベント大賞 産業・環境部門賞」を受賞しました。

【なら燈花会のロウソク・カップ】
なら燈花会ではいずれも世界遺産である東大寺(とうだいじ)・興福寺(こうふくじ)・春日大社(かすがたいしゃ)に囲まれた奈良公園一帯のエリアに約2万本のロウソク(フローティングキャンドル)が灯されます。ロウソクは蝋(ろう)の形状が「燈花」に因んで、八角形の花形になっています。なら燈花会で使用されているロウソク・カップは奈良公園一帯に生息する1,000頭以上の鹿が食べても安全な天然由来の素材で製造されています。ちなみに奈良公園一帯に生息する鹿(ニホンジカ)は春日大社の祭神・武甕槌命(たけみかづちのみこと)が鹿島(茨城)から白い鹿に乗って来たとされることから春日大社のお使い(神使)とされ、1957年(昭和32年)に国の天然記念物に指定されています。ロウソクは岡山県倉敷市西阿知町に本社を置くペガサスキャンドルが製造しています。ロウソクには鹿が食べても安全な天然由来(パーム油脂)の素材の使用だけでなく、スス(煤)が出にくい・炎がすぐ点火する・屋外で安定して燃焼するなどの工夫が凝らされています。スス(煤)が出にくいとロウソクを入れるカップが汚れにくく、清掃時間が短くなります。炎がすぐ点火すると点火作業がスピードアップし、点火用具の経費も削減されます。屋外で安定して燃焼するとロウソクが消えて再点火する手間が減ります。またロウソクは点火から約3時間で燃え尽きるように設計されているそうです。カップは鹿がカジっても口に入らないように設計されているそうです。なら燈花会ではロウソク・カップは置きっぱなしされているのではなく、毎日サポーターによってロウソク・カップが設置・点火され、終了後に撤去されています。なお鹿はカップを倒して水を飲んだりすることもあります。
奈良公園は奈良県奈良市にある都市公園です。奈良公園は明治維新後の神仏分離令・廃仏毀釈によって荒廃していた興福寺の境内と猿沢池付近を整備し、1880年(明治13年)に開園しました。その後東大寺・春日大社の境内や芳山・春日山・若草山などの山林も編入されました。奈良公園には登大路園地・浅茅ヶ原園地・荒池園地・浮雲園地・春日野園地・猿沢池園地などがあります。
ニホンジカは哺乳綱偶蹄目シカ科シカ属に分類される偶蹄類です。ニホンジカは日本・中国・ロシアなど東アジアなどに分布しています。ニホンジカはオスが体長約90~190センチ・肩高約70~130センチ・体重約50~200キロ、メスが体長約90~150センチ・肩高約60~110センチ・体重約25~80キロです。ニホンジカは地理的条件によって体格に違いがあり、生息場所が北部の場合に大型、南部の場合に小型になります。奈良公園一帯に生息するニホンジカは他の奈良県に生息する鹿よりも小型と言われています。
サポーターは例年募集されています。対象は16歳以上で、16歳未満は保護者同伴になります。交通費は自己負担で、時間が早い場合にはお弁当が用意されています。(要確認)
ペガサスキャンドルは1934年(昭和9年)10月に創業者・井上定夫が創業し、1950年(昭和25年)1月に株式会社井上商店が設立されました。1951年(昭和26年)12月に株式会社井上商店から倉敷製蝋株式会社に商号が変更され、1958年(昭和33年)10月に倉敷製蝋株式会社からペガサス蝋燭株式会社に商号が変更され、1970年(昭和45年)5月にペガサス蝋燭株式会社からペガサスキャンドル株式会社に商号が変更されました。ペガサスキャンドルは「キャンドルを通じて 人類の幸に貢献する 心の燈火を造る」を理念として、キャンドルの製造・販売やキャンドルに付随する備品・演出機材の販売・レンタルを行っています。ペガサスキャンドルはブライダル事業・神仏事業などにキャンドルを提供しています。なおペガサスキャンドルは2017年(平成29年)に「DESIGN TOKYO大賞 2017グランプリ」・「グッドデザイン特別賞(ものづくり)」を受賞しました。
*参考・・・ペガサスキャンドルホームページ

【なら燈花会のロウソク・カップ 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。

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