猿沢池五十二段(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
猿沢池五十二段
猿沢池五十二段(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。猿沢池五十二段近くの猿沢池は749年(天平21年)に興福寺が放生会を行う放生池として造られました。猿沢池は明治維新後の神仏分離・廃仏毀釈によって荒廃し、1880年(明治13年)2月14日に開園した奈良公園の一部になりました。
【猿沢池五十二段 アクセス・マップ】
場所・・・奈良県奈良市
最寄り駅・バス停・・・近鉄奈良駅(徒歩約8分)
アクセス路線は次の通りです。
*近鉄奈良線
*JR奈良線・奈良駅(徒歩約15分)
*奈良交通バス・市内循環外回りの場合、県庁前(徒歩約5分)
路線・時刻表・運賃チェック
【猿沢池五十二段 拝観時間・時間(要確認)】
自由
【猿沢池五十二段 拝観料金・料金(要確認)】
無料
【猿沢池五十二段 歴史・簡単概要】
猿沢池五十二段(さるさわいけごじゅうにだん)は奈良公園・猿沢池の北東に位置しています。猿沢池五十二段を登ると法相宗(ほっそうしゅう)の大本山・興福寺(こうふくじ)の五重塔(国宝)に至ります。ちなみに猿沢池は奈良時代前期の749年(天平21年)に興福寺が放生会(ほうじょうえ)を行う放生池として造られた周囲約360メートルの人工池です。猿沢池は古くから景勝地で、大覚寺(だいかくじ)大沢池(おおさわのいけ)・石山寺(いしやまでら)とともに三大名月鑑賞地に数えられました。猿沢池は「猿沢池月」として、「佐保川蛍」・「東大寺鐘」・「春日野鹿」・「南円堂藤」・「雲居坂雨」・「轟橋旅人」・「三笠山雪」とともに南都八景(なんとはっけい)に数えられました。猿沢池五十二段の石段の数は仏教(仏道)修行の段階(数)を表すとされています。「華厳経(ほっけきょう)」や「菩薩瓔珞本業経 (ぼさつようらくほんごうきょう)」では菩薩の修行段階となる「菩薩五十二位」が示され、十信(じゅうしん)が1~10位、十住(じゅうじゅう)が11位~20位、十行(じゅうぎょう)が21位~30位、十廻向(じゅうえこう)が31位~40位、十地(じっち、じゅうぢ)が41位~50位、等覚(とうかく)が51位、妙覚(みょうかく)が52位です。猿沢池五十二段はかつて自然石が積まれていたが、1895年(明治28年)に加工された石材に取り替えられたと言われています。2009年(平成21年)から2010年(平成22年)に約110年振りに解体・改修されました。石材がズレたり、傾いたりして歩きにくかった為、一度石材が解体され、整地された後に再び石材が組み直されました。凹凸した石材は表裏を返し、石材には滑り止め加工も施されました。総工費は約4,000万円だったそうです。猿沢池五十二段はなら燈花会(ならとうかえ)などのイベントの会場になっています。なお猿沢池五十二段は六道の辻(りくどうのつじ)などとも言われています。
*参考・・・猿沢池五十二段(アクセス・見どころ・・・)
【猿沢池五十二段 見どころ・文化財】
猿沢池五十二段の見どころは石段そのものです。また周辺に植えられている桜・松などの植物も見どころです。桜は2022年(令和4年)に植えられました。更に石段を行き来したり、休憩したりする鹿も見どころです。
【猿沢池五十二段 連絡先(要確認)】
電話番号・・・0742-22-0375(奈良公園事務所)
【猿沢池五十二段 おすすめ散策ルート】
猿沢池五十二段では北側にある世界遺産である興福寺を散策するのがおすすめです。興福寺には五重塔・東金堂・中金堂・北円堂・南円堂・三重塔などの建立され、それらを散策するのもいいかもしれません。また猿沢池周辺を散策するのもいいかもしれません。
【猿沢池五十二段 備考(駐車場・御朱印・リンク・・・)】
●なら燈花会は例年8月上旬に奈良公園一帯(春日野園地・浮雲園地など)で行われ、約2万本のロウソクが灯され、イベントも行われます。(要確認)
なら燈花会2024
駐車場なし。