
春日若宮おん祭後宴能
春日若宮おん祭後宴能(日程・・・)を紹介しています。後宴能は例年12月18日に行われています。後宴能はお旅所の芝舞台で奉納されます。金春流(こんぱるりゅう)による能が二番、大蔵流(おおくらりゅう)による狂言が一番が奉納されるそうです。ちなみに演目は毎年変わるそうです。過去には能では岩船・葛城、狂言では成上り・太刀奪が奉納されました。(詳細下記参照)
●春日若宮おん祭2023最新情報
【春日若宮おん祭後宴能2023 日程時間(要確認)】
春日若宮おん祭後宴能2023(●新型コロナによる実施の有無・内容要確認)は2023年(令和5年)12月18日(月曜日)14:00から行われます。
春日若宮おん祭2023日程
【春日若宮おん祭後宴能(若宮神社) アクセス・マップ】
場所・・・奈良県奈良市春日野町160
最寄り駅・バス停・・・春日大社本殿(徒歩すぐ)
アクセス路線は次の通りです。
*JR奈良駅・近鉄奈良駅からは奈良交通バス・春日大社本殿行き
*奈良交通バス・市内循環外回りの場合、春日大社表参道(徒歩約10分)
路線・時刻表・運賃チェック
【春日若宮おん祭後宴能 歴史・簡単概要】
春日若宮おん祭(かすがわかみやおんまつり)・後宴能(ごえんののう)はお旅所の芝舞台で奉納されます。後宴能では金春流(こんぱるりゅう)による能が二番、大蔵流(おおくらりゅう)による狂言が一番が奉納されるそうです。ちなみに演目は毎年変わるそうです。過去には能では岩船(いわふね)・葛城(かすらき)・羽衣(はごろも)・熊坂(くまさか)、狂言では成上り(なりあがり)・太刀奪(たちばい)が奉納されました。
金春流は飛鳥時代の秦河勝(はたのかわかつ)を遠祖、春日大社・興福寺に仕えた猿楽・円満井座(えんまんい)を起源とし、金春三郎豊氏(こんぱるさぶろうとようじ)が流祖です。金春流はシテ方の五流(観世流・金剛流・宝生流・喜多流)の内、最古の流派と言われています。
大蔵流は天台宗の学僧・玄恵法印(げんえほういん)を流祖とし、室町時代後期に金春座(こんぱるざ)で狂言を務めていた大蔵弥右衛門(おおくらやえもん)が起こした狂言の流派です。なお大蔵流は奈良の興福寺(こうふくじ)・春日大社などで奉仕した大和猿楽(やまとさるがく)系の狂言を伝える唯一の流派とも言われています。
能・狂言はともに平安時代に起こった猿楽が起源です。能はストーリー性のある猿楽の能から発展した歌舞劇、狂言は滑稽な物真似(ものまね)を洗練させた庶民的な喜劇・笑劇です。なお能・狂言は明治維新前までは猿楽と言われていたが、明治維新後は能楽と言われるようになりました。
*参考・・・春日若宮おん祭・春日大社ホームページ
【若宮神社 歴史・簡単概要】
春日若宮おん祭は1135年(保延元年)に若宮神社が造営され、翌1136年(保延2年)9月17日に行われた例祭が起源です。若宮神社が造営され、その霊験により、大雨・洪水は収まって晴天が続いたことから五穀豊穣・万民安楽を祈願する例祭が行われるようになりました。ちなみに春日若宮おん祭は一度も途切れることなく行われているそうです。なおおん祭で奉納される猿楽・雅楽・舞楽などの奉納芸能は1979年(昭和54年)に春日若宮おん祭の神事芸能として、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
【若宮神社 歴史・簡単概要】
若宮神社(わかみやじんじゃ)は1135年(保延元年)に造営され、榎社(えのきしゃ)と言われていたそうです。大雨・洪水による飢饉が続き、疫病が蔓延したことから万民救済の為に春日大社(かすがたいしゃ)と同じ規模の神殿が造営されました。翌1136年(保延2年)関白・藤原忠通(ふじわらのただみち)が五穀豊穣・万民安楽を祈願する為、春日若宮おん祭を始め、現在まで途切れることなく行われています。その後1876年(明治10年)に名称を若宮神社に改めました。なお若宮神社は天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)を祀っています。天押雲根命は春日大社の第三殿に祀られている天児屋根命(あめのこやねのみこと)と第四殿に祀られている比売神(ひめがみ)の子とされています。
若宮神社は春日大社の南にある摂社です。
*参考・・・若宮神社(アクセス・見どころ・・・)ホームページ
【春日若宮おん祭後宴能 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
若宮神社(アクセス・見どころ・・・)情報・奈良世界遺産・春日大社(アクセス・見どころ・・・)情報