荒池園地(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
荒池園地
荒池園地(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。荒池園地には荒池の畔に柳が植えられています。柳はシテ方の五流に数えられる金春流に因んで、東京銀座にある金春通りと御門通りから寄贈されたそうです。金春流は春日大社・興福寺に仕えた猿楽・円満井座(えんまんい)を起源としています。
【荒池園地 アクセス・マップ】
場所・・・奈良県奈良市高畑町
最寄り駅・バス停・・・近鉄奈良駅(徒歩約15分)
アクセス路線は次の通りです。
*近鉄奈良線
*JR奈良線・奈良駅(徒歩約25分)
*奈良交通バス・市内循環外回りの場合、春日大社表参道(徒歩約7分)
路線・時刻表・運賃チェック
【荒池園地 拝観時間・時間(要確認)】
自由
【荒池園地 拝観料金・料金(要確認)】
無料
【荒池園地 歴史・簡単概要】
荒池園地(あらいけえんち)は明治時代に築造された荒池を中心とした園地です。奈良市は河川に恵まれずに水が乏しい土地で、1883年(明治16年)・1886年(明治19年)に大旱魃(かんばつ)に見舞われた際、三条村(三条町)・城戸村(大森町)・杉ヶ村(杉ヶ町)の農家から潅がい用のため池築造の要望が高まり、明治20年頃に農家から多額の資金を募って築造されたと言われています。荒池の水は西側にある三条池・大森池・杉ヶ池に導入され、農業に活用されました。その後1995年(平成7年)から護岸の補強工事や周辺の景観整備が行われました。荒池園地には池の畔に柳が植えられ、緑が広がる芝生広場やベンチなどがあります。荒池園地には道路沿いに崩れ掛けの土塀も残されています。土塀は一帯を境内としていた興福寺(こうふくじ)に関係しているとも言われています。ちなみに興福寺は669年(天智天皇8年)に藤原氏の始祖・藤原鎌足(ふじわらのかまたり)の妻・鏡大王(かがみのおおきみ)が夫の病気平癒の祈願の為に鎌足発願の釈迦三尊像などを安置する山階寺(やましなでら)を山階陶原(京都市山科区)に創建したのが起源と言われています。672年(天武天皇元年)の藤原京遷都とともに移され、710年(和銅3年)の平城京遷都とともに鎌足の子・藤原不比等(うじわらのふひと)が現在の場所に移しました。荒池園地は鷺池(さぎいけ)の上に建てられた浮見堂(うきみどう)がある浅茅ヶ原園地(あさじがはらえんち)とともに憩いの場になっています。荒池園地では鹿もシバを食べたり、のんびり休憩したりしています。なお荒池園地にはトイレも設置されています。
奈良公園は1880年(明治13年)に神仏分離・廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によって荒廃していた興福寺(こうふくじ)の境内と猿沢池(さるさわいけ)付近を整備して開園しました。その後東大寺(とうだいじ)・春日大社(かすがたいしゃ)の境内や芳山(ほやま)・春日山(かすがやま)・若草山(わかくさやま)などの山林も編入され、総面積が約502ヘクタールになっています。奈良公園一帯には国の天然記念物に指定されている鹿が1,000頭以上生息しています。奈良公園では1999年(平成11年)からなら燈花会(とうかえ)が行われています。なお奈良公園は国の名勝に指定されています。
*参考・・・荒池園地・奈良公園(アクセス・見どころ・・・)ホームページ
【荒池園地 見どころ・文化財】
荒池園地の見どころは鹿と桜・紅葉です。桜は国道169号線沿いなどに植えられています。紅葉は桜やナンキンハゼなどが色付きます。荒池園地にはベンチが設置されており、のんびり鹿などの景色を楽しめます。ちなみに荒池園地は結構式の前撮りのスポットに利用されたりしています。
【荒池園地 連絡先(要確認)】
電話番号・・・0742-22-0375(奈良公園事務所)
【荒池園地 おすすめ散策ルート】
荒池園地では西側にある奈良ホテル方面を散策するのがおすすめです。荒池は国道169号線によって二分されており、国道169号線からは二分された荒池を眺めることができます。ただ交通量が多い為、交通ルールを必ず守りましょう。
【荒池園地 備考(駐車場・御朱印・リンク・・・)】
●なら燈花会は例年8月上旬に奈良公園一帯(春日野園地・浮雲園地など)で行われ、約2万本のロウソクが灯され、イベントも行われます。(要確認)
なら燈花会2024
駐車場なし。