東大寺お水取りと修二会(しゅにえ)・お松明

東大寺お水取りと修二会

東大寺お水取りと修二会を紹介しています。お水取りは正式名称を十一面悔過(じゅういちめんけか)と言うが、修二会(しゅにえ)・お松明(おたいまつ)とも言われています。修二会はお水取りを行う二月堂の名称の由来にもなっています。修二会は例年2月に仏教寺院で行われる法会のひとつです。(詳細下記参照)

【東大寺お水取り2024 日程時間(要確認)】
東大寺お水取り2024(●コロナによる実施の有無・変更要確認)は2024年(令和6年)3月1日(金曜日)~14日(木曜日)に行われます。なおお松明は19:00から行われます。ただ12日(火曜日)は19:30、14日は18:30から行われます。
東大寺お水取り2024日程

【東大寺お水取り 基礎知識】
東大寺お水取り(おみずとり)・修二会(しゅにえ)・お松明(おたいまつ)は正式には十一面悔過(じゅういちめんけか)と言います。十一面悔過では二月堂(国宝)の本尊・大観音(おおかんのん)と小観音(こがんのん)に罪を懺悔し、鎮護国家・天下泰安・万民豊楽・五穀豊穣などを祈願しました。お水取りは752年(天平勝宝4年)に東大寺の開山・良弁僧正の高弟・実忠(じっちゅう)が始め、以来一度も途切れることなく続けられています。ちなみにお水取りの名称は二月堂の本尊に井戸・若狭井(わかさい)から汲み上げたお香水(おこうずい)を供えたことに由来し、修二会の名称は旧暦の2月に修する法会に由来し、お松明の名称は夜毎松明(たいまつ)に火を灯したことに由来します。
東大寺お水取り2024

【修二会(修二月会・修二月)】
修二会(しゅにえ)は例年2月に仏教寺院で行われる法会(仏事)のひとつです。修二会の名称は2月に行われることに由来しています。なお修二会は修二月会・修二月とも言われています。
修二会はインドから中国を経て、日本に伝わりました。仏教が創始されたインドでは教典「宿曜経(すくようきょう・文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経(もんじゅしりぼさつきゅうしょせんしょせつきっきょうじじつぜんあくすくようきょう)」によると1年の始まりを2月とすることが記されています。農耕社会の日本では1年の年頭に豊作を祈願する祈年祭(としごいまつり)が重要視され、仏教行事のひとつとして寺院に定着し、1月(正月)に行われる法会を修正会(しゅしょうえ)、2月に行われる法会を修二会と称するようになったそうです。修二会は奈良時代に南都の主要な寺院などで始まり、第45代・聖武天皇(しょうむてんのう)の后・光明皇后(こうみょうこうごう)の役所も兼ねた宮殿紫微中台でも行われるようになり、平安時代以降に蓮華蔵院(れんげぞういん)・延暦寺(えんりゃくじ)・宝荘厳院(ほうしょうごんいん)・法勝寺(ほっしょうじ)・興福寺(こうふくじ)・秋篠寺(あきしのでら)などでも行われるようになり、平安時代中期の仏教説話集「三宝絵詞(さんぼうえことば)」によると平安時代中期の984年(永観元年)には京都の山里にある寺院でも重要な行事として行われていたことが記されています。ちなみに修二会では東大寺二月堂で行われるお水取りが広く知られているが、その内容は寺院によって異なっていたそうです。東大寺の修二会は十一面観音(じゅういちめんかんのん)に懺悔する十一面悔過(じゅういちめんけか)だが、薬師寺・新薬師寺では薬師如来(やくしにょらい)に懺悔する薬師悔過(やくしけか)です。ちなみに薬師寺では例年3月25日から3月31日に行われ、花会式(はなえしき)と言われています。新薬師寺では例年4月8日に行われ、おたいまつとも言われています。長谷寺では例年2月8日から14日に行われ、最終日にだだおしが行われています。修二会は中世以降に廃絶し、現在は東大寺・薬師寺・新薬師寺・法隆寺などの寺院だけで行われています。
修二会は1月に行われる修正会と同様に昨年を反省し、新年の国家安泰・天下泰平・万民豊楽・五穀豊穣などを祈願します。修二会は大乗仏教の側面を持ち、自己の懺悔・修行だけでなく、全ての人々や社会の救済と利益も祈願します。

【東大寺お水取りと修二会】
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東大寺見どころ

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