極楽寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
極楽寺
極楽寺(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。極楽寺開基・道観長者は所有する田を東大寺二月堂に寄進し、その所得で松明をつくってお水取りに寄進せよと遺言し、松明調進が始まったとされています。1249年(宝治3年)に道観長者の子とも言われる聖玄が田を寄進した記録が残されています。
【極楽寺 アクセス・マップ】
場所・・・三重県名張市赤目町一ノ井26-2
最寄り駅・バス停・・・赤目口駅(徒歩約18分)
アクセス路線は次の通りです。
*近鉄大阪線
*近鉄赤目口駅から三交バス・赤目滝行きの場合、柏原(徒歩約8分)
路線・時刻表・運賃チェック
【極楽寺 拝観時間・時間(要確認)】
確認中
【極楽寺 拝観料金・料金(要確認)】
無料
【極楽寺 歴史・簡単概要】
極楽寺(ごくらくじ)・西境山大徳院極楽寺は三重県名張市赤目町一ノ井にあります。極楽寺は平安時代(794年~1185年)末期から鎌倉時代(1185年~1333年)初期、第82代・後鳥羽天皇(ことばてんのう)の時代(1183年(寿永2年)~1198年(建久9年))に道観(どうかん)長者が創建したと伝えられています。江戸時代(1603年~1868年)初期の文献に「伊水温故にも、伊賀一ノ井の地に住し、後に若狭の南無観長者と協力し、東大寺・二月堂を再興した道観長者の開基になる」と記されています。道観長者は東大寺(とうだいじ)二月堂の再興とともに二月堂で行われる修二会(しゅにえ・お水取り(おみずとり))の為に松明調進(たいまつちょうしん)も始め、道観長者の亡き後はその遺言によって一ノ井の住民達に引き継がれました。いずれも道観長者の護持仏だったと言われる本尊・不動明王(ふどうみょうおう)、奈良・東大寺の二月堂に祀られている本尊と同じ十一面観世音(じゅういちめんかんぜおん)、聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)が祀られています。ちなみに聖観世音菩薩は春日仏師(かすがぶっし)の作と伝えられています。
極楽寺は真言宗豊山派の寺院です。
*参考・・・極楽寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)ホームページ
【極楽寺 見どころ・文化財】
極楽寺の見どころは名張市の無形民俗文化財に指定されている松明調進行事です。松明調進行事では例年2月11日頃に松明山で檜(ひのき)1本を伐採し、極楽寺に運んで松明をつくり、一旦本堂に納めます。その後3月10日に松明調進法要(道観まつり)を行い、法要後に道観塚に調進練行します。3月12日の松明送りでは一ノ井の松明講の講長・住僧・松明衆・香水衆が東大寺に向かい、東大寺に松明を奉納して受け取り報告法要が行われます。奉納された松明は東大寺で1年間保管され、翌年行われるお水取りの最後のハイライトに二月堂で行われる秘儀・韃靼(だったん)の行法に使われます。ちなみに松明調進は770年以上の歴史があると言われています。なお極楽寺には江戸時代中期の1682年(天和2年)と記された「松明行事帳箱(たいまつぎょうじちょうばこ)」があり、箱の中に1772年(安永元年)から現在までの各年の年番表が保管されているそうです。
東大寺お水取り2025
【極楽寺 連絡先(要確認)】
電話番号・・・0595-63-3168
【極楽寺 おすすめ散策ルート】
極楽寺から滝川を越え、北東に位置する勝手神社まで散策するのがおすすめです。なお周辺にはあまり観光スポットがないことから次の観光スポットに向かい、その周辺を散策するのもいいかもしれません。
【極楽寺 備考(駐車場・御朱印・リンク・・・)】
駐車場あり。