興福寺南大門跡(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)

南大門交名の儀

興福寺南大門跡

興福寺南大門跡(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。南大門跡の般若の芝では例年5月に薪御能の南大門の儀が行われます。薪御能は平安時代中期に興福寺で行われていた修二会(しゅにえ)の舞楽が起源とされ、現在は金春流・大蔵流・金剛流・観世流・宝生流が奉仕しています。

【興福寺南大門跡 アクセス・マップ】
場所・・・奈良県奈良市登大路町48
最寄り駅・バス停・・・近鉄奈良駅(徒歩約7分)

アクセス路線は次の通りです。
*近鉄奈良線

*JR奈良駅から市内循環バスの場合、県庁前(徒歩すぐ)
路線・時刻表・運賃チェック

【興福寺南大門跡 拝観時間・時間(要確認)】
自由

【興福寺南大門跡 拝観料金・料金(要確認)】
無料

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【興福寺南大門跡 歴史・簡単概要】
興福寺(こうふくじ)南大門跡(なんだいもんあと)は中金堂の南側に位置しています。南大門は興福寺の正門で、平城京の三条大路(三条通)に面するように建立されていました。南大門は奈良時代(710年~794年)前期に創建されたと言われています。714年(和銅7年)3月に金堂が創建され、南大門は同時期またはその後に創建されたと言われています。創建時の南大門は「流記」に「南大門一宇 五間、中三間有戸、間別一文五尺、広二丈八尺、天平記延暦記井同之、宝字記云、長七丈八尺、広三尺、加端皆用裁金銅云云、天平記云、金泥裁銅云云、内左右師子形、総金色、外左右金剛力士・・・」などと記されています。その後平安時代(794年~1185年)中期の1046年(永承元年)12月24日に焼失し、1047年(永承2年)7月18日に2代目・南大門が再建されました。1060年(康平3年)5月4日にも焼失し、1067年(治暦3年)2月25日に3代目・南大門が再建されました。1096年(嘉保3年)9月25日にも焼失し、1097年(永長2年)2月11日に4代目・南大門が再建されました。1180年(治承4年)12月28日にも焼失し、鎌倉時代(1185年~1333年)初期の1187年(文治3年)7月13日に5代目・南大門が再建されました。1277年(建治3年)7月26日にも焼失し、1279年(弘安2年)10月26日に6代目・南大門が再建されました。1327年(嘉暦2年)3月12日にも焼失し、南北朝時代(1337年~1392年)の1349年(正平4年)10月27日に7代目・南大門が再建されました。その後江戸時代(1603年~1868年)の1717年(享保2年)1月4日にも焼失し、それ以後南大門は再建されていません。2012年(平成24年)に南大門跡に基壇が復元されました。復元された基壇は高さ約1.5メートル・東西約30.8メートル・南北約16.6メートルです。南大門の規模は古地図や調査などにより、桁行5間・梁行2間で、東西約23.4メートル(78尺)・南北約9メートル(30尺)になります。南大門は重層5間3戸で、入母屋造(いりもやづくり)で、金剛力士(こんごうりきし・仁王(におう))像が安置されていました。

【興福寺 歴史・簡単概要】
興福寺は669年(天智天皇8年)に藤原氏の始祖・藤原鎌足(ふじわらのかまたり)の妻・鏡大王(かがみのおおきみ)が夫の病気平癒を祈願する為に鎌足発願の本尊・釈迦三尊像などを安置する山階寺(やましなでら)を山背国山階陶原(京都)に創建したのが起源と言われています。672年(天武天皇元年)の藤原京遷都とともに移され、厩坂寺(うまやさかでら)と言われました。その後710年(和銅3年)の平城京遷都とともに藤原鎌足の子・藤原不比等(うじわらのふひと)が現在の場所に移し、興福寺と名付けました。
*参考・・・奈良世界遺産・興福寺(アクセス・見どころ・・・)ホームページ

【興福寺南大門跡 見どころ・文化財】
興福寺南大門跡の見どころは例年12月17日に行われる春日若宮おん祭・お渡り式の際(おわたりしき)に行われる南大門交名の儀(きょうみょうのぎ)です。南大門交名の儀ではかつて春日若宮おん祭を主催していた興福寺への敬意を表すとともにお渡り式に遺漏が無いかを確認します。御師役(おしやく)の大和士(やまとざむらい)は名前を列記した交名を声高らかに読み上げ、馬長児(ばちょうのちご)は僧位僧官を名乗ります。ちなみに南大門交名の儀ではかつて読み違いがあったり、不作法があったりすると再度引き返してやり直したという故実も残っているそうです。
春日若宮おん祭2024日程

【興福寺南大門跡 連絡先(要確認)】
電話番号・・・0742-22-7755(興福寺)

【興福寺南大門跡 おすすめ散策ルート】
興福寺南大門跡からは南側に位置する猿沢の池を散策するのがおすすめです。猿沢の池は10分ほどで一周することができ、散策を楽しむことができます。猿沢の池からは池と五重塔の美しい光景が見られます。

【興福寺南大門跡 備考(駐車場・御朱印・リンク・・・)】
駐車場あり(興福寺)

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