西南院(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)當麻寺
西南院
西南院(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。西南院はかつて當麻寺西塔の別当でした。西塔は奈良時代末期に建立されたと言われている東塔よりも新しく、平安時代初期に建立されたと言われています。1219年(建保7年)の修理の際に舎利容器が心柱頂部から発見されました。西塔は東塔よりも高い、総高約25.2メートルです。
【西南院 アクセス・マップ】
場所・・・奈良県葛城市當麻1263番地
最寄り駅・バス停・・・二上神社口駅(徒歩約15分)
アクセス路線は次の通りです。
*近鉄南大阪線
路線・時刻表・運賃チェック
【西南院 拝観時間・時間(要確認)】
9:00~17:00
【西南院 拝観料金・料金(要確認)】
大人300円、小学生100円
【西南院 歴史・簡単概要】
西南院(さいなんいん)は672年(白鳳12年)に當麻寺(たいまでら)の前身である万法蔵院(まんぽうぞういん・萬法蔵院)が河内(大阪)から当麻(當麻)に移された際、裏鬼門(南西)である坤(ひつじさる)の守の寺院として創建され、西塔の別当になったと言われています。ちなみに万法蔵院は百済の僧正・恵潅(えかん)を導師として當麻寺となりました。823年(弘仁14年)に真言宗(しんごんしゅう)の宗祖である弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)が留錫(りゅうしゃく)し、曼荼羅堂で「いろは歌」を想念しました。この時から真言宗の寺院となって法灯を守り続けています。江戸時代初期に庭園が作庭され、江戸時代中期頃に一音法印が池泉廻遊式庭園に改修しました。なお西南院は一言の観音とも言われる十一面観音菩薩(重要文化財)を本尊として祀っています。また十一面観音菩薩とともに三観音と言われる聖観音菩薩(重要文化財)・千手観音菩薩(重要文化財)も祀っています。
西南院は當麻寺の塔頭寺院です。
*参考・・・西南院(アクセス・見どころ・・・)ホームページ
【當麻寺・当麻寺 歴史・簡単概要】
當麻寺(たいまでら)は612年(推古天皇20年)に麻呂古親王(まろこしんのう)が異母兄・聖徳太子(しょうとくたいし)の教えにより、救世観音を本尊とする万法蔵院(まんぽうぞういん)を河内(大阪)に創建し、白鳳時代(645年~710年)に河内から当麻(當麻)に移ったのが起源とも、7世紀末頃に672年(天武天皇元年)の壬申の乱で功績があった当麻国見が氏寺として創建したのが起源とも言われています。その後763年(天平宝字7年)に當麻曼荼羅が作られ、平安時代には密教文化が栄えたとも言われているが、1180年(治承4年)の平重衡(たいらのしげひら)による南都焼き討ちにより、金堂などの伽藍の一部を焼失しました。中世以降は中将姫伝説(ちゅうじょうひめ)の広まりとともに曼荼羅信仰の寺として再興されました。なお當麻寺には現在真言宗子院(中之坊・西南院・松室院・不動院・竹之坊)と浄土宗子院(念仏院・護念院・来迎院・極楽院・奥院・千仏院・宗胤院・紫雲院)があります。
當麻寺は高野山真言宗と浄土宗の寺院です。
*参考・・・奈良・當麻寺(アクセス・見どころ・・・)ホームページ
【西南院 見どころ・文化財】
西南院の見どころは境内に植えられているしゃくなげ・ぼたん・もみじです。しゃくなげは例年4月中旬頃~5月中旬頃、ぼたんは例年4月中旬頃~5月上旬頃、もみじは例年11月中旬頃~12月上旬頃に見ごろを迎えます。なお西南院にはなんじゃもんじゃ・ハンカチの木・さつき・蓮・さるすべり・ろうばい・千両なども植えられ、関西花の寺二十五カ所の第21番札所になっています。
【西南院 連絡先(要確認)】
電話番号・・・0745-48-2202
【西南院 おすすめ散策ルート】
西南院からは當麻寺境内を散策するのがおすすめです。當麻寺には本堂(国宝)・東塔(国宝)・西塔(国宝)・金堂(重要文化財)・講堂(重要文化財)などがあります。
【西南院 備考(駐車場・御朱印・リンク・・・)】
駐車場あり。
*参考・・・西南院アクセス