猿沢池園地(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)

猿沢池園地

猿沢池園地(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。猿沢池園地の中心となる猿沢は749年(天平21年)に放生会を行う放生池として造られました。猿沢池では例年4月17日に興福寺の放生会が行われ、興福寺境内での法要後に般若心経が読経され、その後川魚が放流されています。(要確認)

【猿沢池園地 アクセス・マップ】
場所・・・奈良県奈良市
最寄り駅・バス停・・・近鉄奈良駅(徒歩約5分)

アクセス路線は次の通りです。
*近鉄奈良線

*JR奈良線・奈良駅(徒歩約15分)
*奈良交通バス・市内循環外回りの場合、県庁前(徒歩約10分)
路線・時刻表・運賃チェック

【猿沢池園地 拝観時間・時間(要確認)】
自由

【猿沢池園地 拝観料金・料金(要確認)】
無料

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【猿沢池園地 歴史・簡単概要】
猿沢池園地(さるさわいけえんち)は法相宗(ほっそうしゅう)の大本山・興福寺(こうふくじ)南側にある猿沢池を中心とする園地です。ちなみに興福寺は飛鳥時代中期の669年(天智天皇8年)に藤原氏の始祖・藤原鎌足(ふじわらのかまたり)の妻・鏡大王(かがみのおおきみ)が夫の病気平癒の祈願の為に鎌足発願の釈迦三尊(しゃかさんぞん)像などを安置する山階寺(やましなでら)を山階陶原(京都市山科区)に創建したのが起源と言われています。710年(和銅3年)の平城京遷都とともに鎌足の子・藤原不比等(うじわらのふひと)が大和国高市郡厩坂から現在の場所である平城京左京3条7坊に移し、寺号を興福寺と名付けました。猿沢池は奈良時代前期の749年(天平21年)に興福寺が放生会(ほうじょうえ)を行う放生池として造られた周囲約360メートルの人工池です。猿沢池は明治維新後の神仏分離・廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によって荒廃し、1880年(明治13年)2月14日に開園した奈良公園の一部になりました。猿沢池は古くからの景勝地で、京都の大覚寺(だいかくじ)大沢池(おおさわのいけ)・滋賀の石山寺(いしやまでら)とともに三大名月鑑賞地に数えられました。ちなみに「猿沢池月」は「佐保川蛍」・「東大寺鐘」・「春日野鹿」・「南円堂藤」・「雲居坂雨」・「轟橋旅人」・「三笠山雪」とともに南都八景(なんとはっけい)にも数えられました。猿沢池では例年中秋に猿沢池の畔に祀られている采女神社(うねめじんじゃ)の采女祭が行われ、花扇奉納行列・花扇奉納神事・管絃の船の儀が行われます。管絃の船の儀では南都楽所(なんとがくそ)による雅楽が奏される中、管絃船(龍頭舟・鷁首舟)が猿沢池を巡り、花扇が池に投じられます。ちなみに猿沢池は例年8月に行われているならまち遊歩の会場になることもあります。なお猿沢池は澄まず・濁らず・出ず・入らず・蛙はわかず・藻は生えず・ 魚が七分に水三分という七不思議が残されています。
奈良公園は1880年(明治13年)に神仏分離・廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によって荒廃していた興福寺(こうふくじ)の境内と猿沢池(さるさわいけ)付近を整備して開園しました。その後東大寺(とうだいじ)・春日大社(かすがたいしゃ)の境内や芳山(ほやま)・春日山(かすがやま)・若草山(わかくさやま)などの山林も編入され、総面積が約502ヘクタールになっています。奈良公園一帯には国の天然記念物に指定されている鹿が1,000頭以上生息しています。奈良公園では1999年(平成11年)からなら燈花会(とうかえ)が行われています。なお奈良公園は国の名勝に指定されています。
*参考・・・猿沢池園地・奈良公園(アクセス・見どころ・・・)ホームページ

【猿沢池園地 見どころ・文化財】
猿沢池園地の見どころは鹿・柳です。また眺望も見どころです。猿沢池の眺望は奈良県景観資産に指定されています。猿沢池と猿沢池越しの興福寺五重塔の眺望が人気の構図になっています。週末には写真撮影だけでなく、写生を楽しんでいる方を見掛けることもあります。猿沢池園地にはベンチが設置されており、休憩することもできます。ただ鳩のフンには注意しましょう。

【猿沢池園地 連絡先(要確認)】
電話番号・・・0742-22-0375(奈良公園事務所)

【猿沢池園地 おすすめ散策ルート】
猿沢池園地では南側にある世界遺産である元興寺・ならまちを散策するのがおすすめです。ならまちはかつて元興寺(がんごうじ)の境内で、中世以降に筆・墨・刀・酒・醤油などの産業が発展し、江戸時代に商工業都市が形成されました。ならまちは太平洋戦争による大規模空襲を免れたことから古い街並みが残されています。

【猿沢池園地 備考(駐車場・御朱印・リンク・・・)】
●なら燈花会は例年8月上旬に奈良公園一帯(春日野園地・浮雲園地など)で行われ、約2万本のロウソクが灯され、イベントも行われます。(要確認)
なら燈花会2024
駐車場なし。

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