奈良9月のイベント・行事(釆女祭・十七夜盆踊り・・・)
奈良9月のイベント・行事
奈良9月のイベント・行事では采女神社釆女祭・東大寺十七夜盆踊り・なら奈良まつりなどのイベント・行事を紹介しています。また安倍文殊院コスモス迷路なども紹介しています。なおイベント・行事では日程・内容が変更になっている場合があります。
【奈良9月の注目のイベント・行事】
●采女神社(春日大社)采女祭(うねめまつり)は奈良時代に天皇に仕えていた采女が猿沢池に身を投げたことからその霊を慰める為に行われるようになったと言われています。なお采女祭は七夕の夜に貴族が秋草で飾った花扇を御所に献上し、池に浮かべて風雅を楽しんだことに因んで行われます。
●東大寺十七夜盆踊りは1993年(平成5年)に復興されました。十七夜盆踊りが行われる17日は観音さまの縁日で、旧暦の8月17日は十七夜と言われ、東大寺・二月堂(国宝)では堂内に万灯明を灯し、夕方から石灯籠に火を灯して周辺に万灯籠を配置し、法要を行ってきたそうです。
●なら奈良まつりは2011年(平成23年)から行われています。ちなみに2018年(平成30年)は第8回目になります。なおなら奈良まつりは奈良商工会議所青年部が主催して行われています。
【奈良9月のイベント・行事(要確認)】
●例年9月上旬頃になら奈良まつりが行われます。子どもから大人まで楽しむことができ、末永く地域住民に愛されるような様々なイベントが行われます。
なら奈良まつり
●例年9月9日に南明寺で重陽薬師会が行われ、本尊・薬師如来(重要文化財)に無病息災・延命長寿を祈願し、中興の祖と言われる信西(藤原道憲)の遺徳を偲びます。重陽薬師会では舞楽が奉納されます。
南明寺重陽薬師会
●例年中秋(9月~10月)に采女神社(春日大社)で釆女祭が行われ、花扇奉納行列・花扇奉納神事・管絃の船の儀が行われます。花扇奉納行列では秋の七草で美しく飾られた花扇を乗せた車・十二単姿の花扇使を乗せた御所車などが練り歩きます。管絃の船の儀では南都楽所(なんとがくそ)による雅楽が奏される中、管絃船(龍頭舟・鷁首舟)が猿沢池をめぐり、花扇が池に投じられます。
采女神社(春日大社)釆女祭
●例年中秋(9月~10月)に唐招提寺で観月讃仏会が行われ、開祖・鑑真和上とともに名月をめでる法要が金堂(国宝)で行われます。観月讃仏会では鑑真和上坐像(国宝)を奉安する御影堂の庭園が特別に開放され、裏千家大宗匠による鑑真和上とお月様への献茶式も行われます。
唐招提寺観月讃仏会
●例年9月中旬頃~11月下旬頃に曽爾高原山灯りが行われます。平成の名水百選に選定されている曽爾高原湧水群の源でもあるお亀池周辺約900メートルに明かりが灯された約200個の灯籠で、ススキとともに幻想的な光景を出現させます。
曽爾高原山灯り
●例年9月中旬頃から安倍文殊院でコスモス迷路が行われます。コスモス迷路はスプライトフラッシュ・フラッシングピンク・レッドベルサイユ・ホワイトベルサイユ・ピンクベルサイ・チョコレートコスモスなどの約30種・約5万本のコスモスで作られます。
安倍文殊院コスモス迷路
●例年9月17日に東大寺で十七夜盆踊りが行われます。二月堂下の広場で河内音頭(かわちおんど)・江州音頭(ごうしゅうおんど)が踊られます。ちなみに十七夜盆踊りは奈良の盆踊りの踊り納め、関西の踊りじまいとも言われているそうです。
東大寺十七夜盆踊り
●例年9月下旬頃に飛鳥光の回廊が行われます。飛鳥光の回廊では石舞台古墳・飛鳥歴史公園・岡寺・飛鳥寺・万葉文化館・川原寺(弘福寺)・橘寺など明日香村各所でライトアップ・イベントが行われます。石舞台古墳ではライトアップが行われ、内部に入れることができます。(要確認)
飛鳥光の回廊
●例年9月23日に大和神社で秋の大祭が行われ、秋の五穀豊穣を祈願します。秋の大祭では紅しで踊りが奉納されます。紅しで踊りは江戸時代に干ばつになった際に農民が大和神社に雨乞いを行い、その願いが叶って豊作になるとその感謝の為に踊りを奉納した雨乞い満願踊りが起源と言われています。
大和神社秋の大祭
【奈良9月のイベント・行事 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。