般若寺アジサイ見ごろ2025(6月中旬~7月上旬頃)
般若寺アジサイ見ごろ(見頃)
般若寺アジサイ見ごろ(時期・イベント・・・)情報を紹介しています。般若寺では境内にクロヒメ・クレナイ・フジノタキなど50種・約500本のヤマアジサイが植えられ、アジサイと十三重石塔・石仏群などの光景が美しいと言われています。初夏咲コスモスと一緒に楽しめる時期もあります。(詳細下記参照)
【般若寺アジサイ見ごろ(例年時期)】
般若寺のアジサイ見ごろは例年6月中旬頃から7月上旬頃です。ただアジサイの見ごろはその年の気候などによって多少前後することがあります。
奈良アジサイ名所・見ごろ
【般若寺アジサイ見ごろ アクセス・マップ】
場所・・・奈良県奈良市般若寺町221
最寄り駅・バス停・・・般若寺(徒歩すぐ)
アクセス路線は次の通りです。
*JR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通バス
路線・時刻表・運賃チェック
【般若寺アジサイ見ごろ(例年時期)・見どころ 簡単概要】
般若寺はあまり知られていないアジサイ(紫陽花)の名所です。般若寺のアジサイ見ごろは例年6月中旬頃から7月上旬頃です。
般若寺では境内にクロヒメ(黒姫)・クレナイ(紅)・フジノタキ(富士の滝)など50種・約500本のヤマアジサイが植えられ、アジサイと高さ約12.6メートルの十三重石塔(重要文化財)・石仏群などの光景が美しいと言われています。般若寺は秋のコスモスが有名だが、初夏咲コスモスも約30,000本も植えられ、アジサイとコスモスが一緒に楽しめる時期もあります。
ヤマアジサイは日本各地の山地に自生し、サワアジサイとも言われています。ヤマアジサイはガクアジサイの変種とされ、花はガクアジサイに比べると小さくなります。
コスモスはキク科コスモス属の一年草の植物です。コスモスは熱帯アメリカ原産で、メキシコからスペインに伝わり、1887年(明治20年)頃に日本に伝わりました。なおコスモスは秋桜(あきざくら)とも記され、秋の季語になっています。
十三重石塔は1253年(建長5年)に観良房良恵上人が勧進し、南宋(中国)から来日した石工・伊行末(いぎょうまつ)と息子・伊行吉(いぎょうきち)が造ったと言われています。なお十三重石塔はかつて奈良時代に第45代・聖武天皇が創建し、1964年(昭和39年)の解体修理の際に塔内から聖武天皇所縁の金銅製阿弥陀如来立像が発見されました。
西国三十三所観音石仏は1702年(元禄15年)に山城国北稲八間の寺島氏が病気平癒の御礼に奉納しました。
アジサイ(紫陽花)はアジサイ科の落葉低木またはユキノシタ科の落葉低木です。アジサイは房総半島・三浦半島・伊豆半島・伊豆諸島・足摺岬・南硫黄島・北硫黄島などの海岸に自生するガクアジサイ(額紫陽花)を母種とする園芸品種です。アジサイは樹高が1~2メートルで、葉は先が尖って縁に鋸歯(きょし)がある大きな楕円形また卵形です。花は枝先に青紫色から赤紫色に変わる萼(がく)のある小花が球状に集まって咲きます。ちなみに花は装飾花で、大部分が中性花からなります。アジサイは土壌のペーハーにより、花の色が変わることから七変化・八仙花とも言われ、花言葉には移り気・浮気・無常などがあります。土壌が酸性の場合に青色、土壌が中性・アルカリ性の場合に赤色になります。またアジサイは花に含まれている葉緑素の分解により、開花から日数が経過すると色が徐々に変化します。なおアジサイの名称は藍色が集まったものを意味する集真藍(あづさい)が転訛したものとも言われています。
【般若寺 歴史・簡単概要】
般若寺(はんにゃじ)は起源が明確ではありません。般若寺は寺伝によると飛鳥時代前期の629年(舒明天皇元年)に日本三論宗の祖で、高句麗の僧・慧灌法師(えかんほうし)が創建し、土地の瑞祥を見たことから般若台と号したのが起源とも言われています。また般若寺は654年(白雉5年)に蘇我日向臣身刺(そがのひむかのおみむさし)が第36代・孝徳天皇の病気平癒の為に創建したとも言われています。735年(天平7年)に第45代・聖武天皇が伽藍を建立し、十三重石塔を建て、自筆の大般若経を安置したとも言われています。その後1180年(治承4年)の平重衡(たいらのしげひら)による南都焼き討ちにより、東大寺(とうだいじ)などとともに焼失して、廃寺同然になったとも言われています。鎌倉時代に僧・良恵らが十三重石塔を再建し、西大寺(さいだいじ)の僧・叡尊(えいそん)が伽藍を再建して、本尊・文殊菩薩像を造仏しました。しかし1490年(延徳2年)の火災や1567年(永禄10年)の松永久秀(まつながひさひで)の兵火により、再び多くの伽藍を焼失しました。なお第二次大戦後に伽藍が修理され、境内が整備されました。
般若寺は真言律宗の寺院です。
*参考・・・般若寺(アクセス・見どころ・・・)ホームページ
【般若寺アジサイ見ごろ 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
般若寺(アクセス・見どころ・・・)情報