奈良公園事務所(ならこうえんじむしょ)と若草山焼き
奈良公園事務所と若草山焼き
奈良公園事務所では大かがり火に点火する大松明4本、火を運ぶ小松明10本、点火用の松明500本を職員が手作りしています。大松明・小松明は奈良公園内で倒木し、乾燥させたクロマツの根が使用されます。クロマツは油分が多く、火持ちがよい為、若草山焼きに適しているそうです。
【若草山焼き2027 日程時間(要確認)】
若草山焼き2027は2027年(令和9年)1月23日(土曜日)18:30から行われます。18:15から大花火が打ち上げられます。(荒天の場合、中止)(現在確認中・要注意)
若草山焼き2027
【若草山焼き 基礎知識】
若草山焼きは起源が明確ではなく、江戸時代(1603年~1868年)以前から行われていると言われています。若草山焼きは東大寺と興福寺・春日大社の領地争いを焼き払って解決したのが起源とも、鶯塚古墳の霊魂を鎮める為とも、山を焼かなければ翌年に不祥事が起こる為とも言われています。ちなみに東大寺・興福寺・春日大社によると若草山焼きは鶯塚古墳の霊魂を鎮めるきこりである杣人の祭礼が起源とされています。江戸時代末期には放火を防止する為、奈良奉行所と東大寺・興福寺が立ち会って山を焼くようになったそうです。なお現在、若草山焼きは先人の鎮魂と慰霊、防災と世界の平安を祈願する為に行われています。
【奈良公園事務所(ならこうえんじむしょ)】
奈良公園事務所は若草山焼きに奉仕しています。奈良公園事務所では大かがり火に点火する大松明(たいまつ)4本、火を運ぶ小松明10本、点火用の松明500本を約2か月掛けて職員が手作りしています。大松明・小松明は奈良公園内で倒木し、数年間乾燥させたクロマツ(黒松)の根が使用されます。クロマツは油分が多く、火持ちがよい為、若草山焼きに適しているそうです。クロマツは硬い根を1本1本手で削り、木片にするのは大変苦労するそうです。奈良公園事務所は若草山焼きの鎮火にも奉仕しています。
大松明は17:40から行われる野上神社の祭典後、若草山の山麓中央に設けられた大かがり火に点火します。
小松明は飛火野で行われる春日の大とんどから御神火を採火し、飛火野から水谷神社・野上神社、そして若草山の山麓まで御神火を運びます。雅楽道楽・僧兵・奈良町奉行所役人・金峯山寺の法螺衆・興福寺の僧侶・東大寺の僧侶・春日大社の神職などの聖火行列が運びます。
点火用の松明は奈良市内の消防団員約300名が消防局・県職員と連携し、所属分団の担当エリアへの一斉点火に使用されます。
●奈良公園事務所は1978年(昭和53年)に奈良公園の整備・管理を目的として、奈良市春日野町に奈良公園管理事務所として創設されたのが起源です。その後2014年(平成26年)に奈良県営の平城宮跡歴史公園・大渕池公園の一部整備・管理を行うようになり、奈良公園事務所として奈良市芝辻町に移転しました。芝辻町は東大寺・正倉院に近く、奈良のまほろぼ眺望スポット百景に選ばれている大仏池の西側にしています。建物は奈良県産のスギ(杉)・ヒノキ(檜)が多く使用され、木の香りに包まれています。奈良公園事務所は奈良公園の施設の保全管理、奈良公園の樹木(花木)の害虫防除及び育成、奈良公園内の安全・安心のための活動、奈良公園の美化維持及び向上、鹿苑の整備、春日山原始林の植生回復などの業務を行っています。樹木(花木)の害虫防除及び育成ではマツ枯れなどの樹木を伐採しているそうです。
●奈良公園は奈良市にある奈良県立の都市公園で、国の名勝に指定されています。奈良公園は明治維新後の神仏分離令・廃仏毀釈で荒廃した興福寺の境内と猿沢池付近を整備し、1880年(明治13年)に太政官布達に基づいて開園しました。その後東大寺・春日大社の境内や芳山・春日山・若草山などの山林も編入されました。奈良公園は総面積約502.38ヘクタールで、登大路園地・浅茅ヶ原園地・荒池園地・浮雲園地・春日野園地・茶山園地・東塔跡園地・猿沢池園地・みとりい池園地などがあります。ちなみに平坦地は面積約39.82ヘクタール、山林は面積約462.56ヘクタールで、平坦地に87種・山林に207種の植物が分布しています。なお奈良公園一帯には国の天然記念物である鹿が1,000頭以上生息し、鹿は春日大社の神使とされて手厚く保護されています。奈良公園一帯では鹿せんべいも販売されています。
【奈良公園事務所と若草山焼き 備考】
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