正暦寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
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正暦寺
正暦寺(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。正暦寺がある菩提山(ぼだいさん)は紅葉の名所とされ、古来から「錦の里」とも言われているそうです。また正暦寺では菩提山を流れる清流の清水を使って、日本最初の清酒・菩提泉が醸造されたとも言われ、日本清酒発祥之地の碑が建てられているそうです。
【正暦寺 アクセス・マップ】
場所・・・奈良県奈良市菩提山町157
最寄り駅・バス停・・・柳茶屋(徒歩約30分)
アクセス路線は次の通りです。
*JR奈良駅・近鉄奈良駅からバス・米谷町行き
*紅葉シーズン(11月中旬~12月初旬)にはJR奈良駅・近鉄奈良駅から臨時バスが出る予定です。(要確認)
路線・時刻表・運賃チェック
【正暦寺 拝観時間・時間(要確認)】
9:00~16:00(12/1~2/末日)
9:00~17:00(3/1~11/30)
【正暦寺 拝観料金・料金(要確認)】
個人
大人500円、小学生200円
団体(20名以上)
大人400円、小学生150円
【正暦寺 歴史・簡単概要】
正暦寺(しょうりゃくじ)は992年(正暦3年)関白・藤原兼家(ふじわらのかねいえ)の子・兼俊僧正(けんしゅんそうじょう)が第66代・一条天皇の勅命によって創建したと言われています。正暦寺は勅願寺になり、86院もの塔頭(たっちゅう)が渓流を挟んであったと言われています。しかし1180年(治承4年)の平重衡(たいらのしげひら)による南都焼討により、全山が焼失し、寺領も没収され、一時は廃墟になったとも言われています。その後1218年(建保6年)興福寺(こうふくじ)・大乗院(だいじょういん)門跡の住職で、関白・藤原忠通(ふじわらのただみち)の子・信円僧正(しんえんそうじょう)が法相宗の学問所として再興しました。正暦寺は大乗院門跡が兼帯し、興福寺の別院・正願院門跡になったとも言われています。また建暦年間(1211年~1218年)頃に浄土宗の開祖・法然上人(ほうねんしょうにん)の弟子・蓮光法師が草庵(安養院・別院の迎接院)を結んだと言われています。応仁の乱(1467年(応仁元年)~1477年(文明9年))後に再興された82院の塔頭によって伽藍が整備されたが、1629年(寛永6年)に焼失しました。なお江戸中期以降に京都・仁和寺(にんなじ)の末寺になったが、1967年(昭和42年)には仁和寺から独立しました。
正暦寺は菩提山真言宗の本山です。
*参考・・・正暦寺(アクセス・見どころ・・・)ホームページ・正暦寺(アクセス・見どころ・・・)wikipedia
【正暦寺 見どころ・文化財】
正暦寺の見どころは重要文化財である福寿院客殿・台所です。福寿院客殿・台所は1681年(延宝9年)に再建されました。福寿院は孔雀明王像を安置し、絵師・狩野永納が描いた襖絵があります。なお紅葉も見どころです。
重要文化財・・・福寿院客殿・台所、金銅薬師如来倚像、増壱阿含経力品、青磁鉢(南宋龍泉窯)
【正暦寺 行事・イベント(要確認)】
●菩提もと清酒祭は例年1月に行われています。菩提もと清酒祭では酒母の仕込みが駐車場で行われます。仕込まれた酒母は清酒製造研究会に属する奈良県の蔵元が持ち帰って清酒の醸造に使われます。
正暦寺菩提もと清酒祭
●人形供養は例年3月9日に行われています。人形供養では先ず愛染法が勤修され、その後柴燈護摩供養が行われます。人形供養では人形に「ありがとう」という感謝の気持ちを持って祈念されます。
正暦寺人形供養
●冬至祭は例年12月22日に行われています。冬至祭では本堂に安置されている不動明王前に塗り箸を挿した南瓜を供え、護摩壇で護摩祈祷を行って、身体健康・厄除けを祈願します。
正暦寺冬至祭
【正暦寺 花暦(梅・桜・紅葉・・・)】
●紅葉見ごろは例年11月上旬頃から12月上旬頃です。山内に3,000本を超えるカエデ・イチョウ・オウバク・約1,000株のナンテンなどが植えられ、正暦寺の塔頭・福寿院から見る借景庭園の眺めが美しいと言われています。
正暦寺紅葉見ごろ
*奈良には多くの紅葉名所があり、その紅葉見ごろを下記リンクから確認できます。
奈良紅葉見ごろ2025
【正暦寺 連絡先(要確認)】
電話番号・・・0742-62-9569
【正暦寺 おすすめ散策ルート】
正暦寺では紅葉シーズンに紅葉を見ながら正暦寺周辺を散策するのがおすすめです。
【正暦寺 備考(駐車場・御朱印・リンク・・・)】
駐車場あり。紅葉シーズン(11月中旬~12月初旬)は有料になります。(要確認)
*参考・・・正暦寺アクセス