元興寺彼岸花見ごろ2024(9月中旬~9月下旬頃)
元興寺彼岸花見ごろ(時期・イベント・・・)情報を紹介しています。元興寺では本堂(国宝)・禅室(国宝)南側にある浮図田に祀られている石塔・石仏の間に約100株の彼岸花が植えられ、赤・白の花を咲かせます。彼岸花と石塔・石仏・本堂・禅室などの光景が美しいと言われています。(詳細下記参照)
【元興寺彼岸花見ごろ(例年時期)】
元興寺の彼岸花見ごろは例年9月中旬頃から9月下旬頃です。ただ彼岸花の見ごろはその年の気候などによって多少前後することがあります。
【元興寺彼岸花見ごろ アクセス・マップ】
場所・・・奈良県奈良市中院町11
最寄り駅・バス停・・・近鉄奈良駅(徒歩約15分)
アクセス路線は次の通りです。
*近鉄奈良線
*JR奈良線・奈良駅(徒歩約20分)
*JR奈良線・奈良駅からバスの場合、田中町(徒歩約5分)
*近鉄奈良線・奈良駅からバスの場合、福智院町(徒歩約5分)
路線・時刻表・運賃チェック
【元興寺彼岸花見ごろ(例年時期)・見どころ 簡単概要】
元興寺は彼岸花(ヒガンバナ)の名所です。元興寺の彼岸花見ごろは例年9月中旬頃から9月下旬頃です。
元興寺では本堂(国宝)・禅室(国宝)南側にある浮図田に祀られている石塔・石仏の間に約100株の彼岸花が植えられ、赤・白の花を咲かせます。彼岸花と石塔・石仏・本堂・禅室などの光景が美しいと言われています。元興寺では例年9月下旬頃から10月上旬頃に見ごろを迎える萩(ハギ)も植えられ、ヒガンバナと一緒に楽しめる場合があります。
浮図田は本堂・禅室南側にあり、五輪塔・宝篋印塔・舟型五輪塔板碑など石塔が整然と並べられています。石塔はかつて禅室北側の石舞台に積み上げられていたが、1988年(昭和63年)に現在のように並べられ、浮図田と言われるようになりました。「浮図」は仏陀のことで、浮図田は仏像・仏塔が稲田のごとく並ぶ並べられた場所という意味があります。
彼岸花はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草です。彼岸花は曼珠沙華(マンジュシャゲ・マンジュシャカ)、学名からリコリス・ラジアータとも言われています。また彼岸花は死人花(しびとばな)・葬式花(そうしきばな)・墓花(はかばな)・地獄花(じごくばな)・蛇花(へびのはな)・狐花(きつねばな)・捨て子花(すてごばな)・火事花(かじばな)・灯籠花(とうろうばな)・石蒜(せきさん)・天蓋花(てんがいばな)・天涯花・幽霊花(ゆうれいばな)・剃刀花(かみそりばな)などとも言われています。彼岸花は中国大陸原産で、古くに日本に伝わり、日本各地の土手・堤防・畦・墓地などの人家近くに分布しています。彼岸花は秋の彼岸頃に高さ30~50センチの花茎(かけい)を鱗茎(りんけい)から伸ばし、茎頂(けいちょう)に長い雄しべ・雌しべをもつ赤い6弁花を数個輪状に咲かせます。彼岸花は花が咲いた後に鱗茎から線形の厚い葉を叢生(そうせい)します。彼岸花は花と葉を同時に見られないことから葉見ず花見ず(はみずはなみず)も言われています。
萩(ハギ)はマメ科ハギ属の落葉低木です。萩は東アジア・南アジア・北米東部などに分布し、秋の七草に数えられています。
元興寺見どころ
【元興寺 歴史・簡単概要】
元興寺(がんごうじ)は飛鳥時代初期の588年(崇峻天皇元年)に蘇我馬子(そがのうまこ)が甥で、第32代・崇峻天皇(すしゅんてんのう)が即位した際、法興寺(ほうこうじ)を飛鳥に創建したのが起源と言われています。ちなみに法興寺は地名から飛鳥寺(あすかでら)とも言われたそうです。また建初寺(けんしょじ)・建通寺(けんつうじ)・法満寺(ほうまんじ)とも標したと伝えられています。710年(和銅3年)の平城京遷都後の718年(養老2年)に平城京に移され、名称も法興寺(飛鳥寺)から元興寺に改められました。元興寺の名称は「仏法元興之場、聖教最初の地」の言葉に由来するそうです。奈良時代に三論宗(さんろんしゅう)・法相宗(ほっそうしゅう)の道場として栄え、東大寺(とうだいじ)・興福寺(こうふくじ)と並ぶ大伽藍を誇っていました。その後平安時代末期からの末法思想の流行や阿弥陀信仰の隆盛により、曼荼羅(まんだら)を祀る堂は極楽坊とも言われ、発展しました。室町時代中期の1451年(宝徳3年)の土一揆によって炎上し、曼荼羅を祀る極楽院・五重塔を中心とした元興寺観音堂・小塔院の3つに分裂しました。極楽院は1955年(昭和30年)に元興寺極楽坊、1977年(昭和52年)には元興寺に名称を改めました。なお元興寺は1998年(平成10年)世界遺産条約により、ユネスコ世界文化遺産(古都奈良の文化財)のひとつに登録されました。
元興寺は真言律宗の寺院です。
*参考・・・奈良世界遺産・元興寺(アクセス・見どころ・・・)ホームページ
【元興寺彼岸花見ごろ 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
元興寺(アクセス・見どころ・・・)情報