九品寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
九品寺
九品寺(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。九品寺を創建した行基菩薩は民衆に仏法の教えを説き、寺院や道場を創建するだけでなく、困窮者の為に布施屋の設立などの社会事業も行い、738年(天平10年)に行基大徳の称号が授与され、745年(天平17年)に日本初の大僧正位を授与されました。
【九品寺 アクセス・マップ】
場所・・・奈良県御所市楢原1188
最寄り駅・バス停・・・猿目橋(徒歩約10分)
アクセス路線は次の通りです。
*近鉄御所駅からバス・葛城ロープウェイ前行き
路線・時刻表・運賃チェック
【九品寺 拝観時間・時間(要確認)】
9:00~16:00
【九品寺 拝観料金・料金(要確認)】
無料
【九品寺 歴史・簡単概要】
九品寺(くほんじ)・戒那山(かいなさん)は起源が明確ではありません。九品寺は寺伝によると奈良時代に僧・行基菩薩(ぎょうきぼさつ)が第45代・聖武天皇(しょうむてんのう)の詔(みことのり)によって創建したとも言われています。九品寺は804年(延暦23年)に遣唐使として唐(中国)に渡り、806年(大同元年)に帰国した真言宗(しんごんしゅう)の宗祖である弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)が行基菩薩の遺徳を偲んで、多くの寺院を建立した戒那千坊(かいなせんぼう)の一院に数えられたそうです。南北朝時代(1337年(延元元年・建武3年)~1392年(元中9年・明徳3年))にこの地を支配していた葛上党の棟梁・楢原(ならはら)氏が南朝方として参戦し、北朝側と戦った際にこの地の人々が味方の身代わりとして千体石仏を奉納したとも言われ、千体石仏は身代わり石仏とも言われています。ちなみに九品寺西側には楢原氏が葛城山の支尾根中腹に築城した楢原城(奥城・中城・前城)の中城跡が残されています。戦国時代(室町時代後期)の1558年(永禄元年)に観誉弘誓(かんよぐぜい)が浄土宗(じょうどしゅう)に改宗しました。なお九品寺は平安時代後期に造仏された木造阿弥陀如来坐像(重要文化財)を本尊として安置しています。
*参考・・・九品寺(アクセス・見どころ・・・)ホームページ
【九品寺 見どころ・文化財】
九品寺の見どころは本堂の裏山や境内に建立されている千体石仏です。ちなみに境内では西国三十三所観音霊場(さいごくさんじゅうさんしょかんのんれいじょう)の石仏巡りもできます。
【九品寺 花暦(梅・桜・紅葉・・・)】
●桜見ごろは例年3月下旬頃から4月上旬頃です。境内に江戸彼岸の枝垂桜1本が自生し、桜と石垣・白壁などの光景が美しいとも言われています。
九品寺桜見ごろ
●彼岸花見ごろは例年9月中旬頃から9月下旬頃です。周辺に田園風景が広がり、田んぼの畦や土手などに彼岸花が分布し、赤い花を咲かせます。葛城一言主神社までの約1.5キロに多くの彼岸花が分布し、散策するのもおすすめです。
九品寺彼岸花見ごろ
*奈良には多くの桜名所があり、その桜見ごろを下記リンクから確認できます。
奈良桜見ごろ2025
【九品寺 連絡先(要確認)】
電話番号・・・0745-62-3001(御所市総合政策部まちづくり推進課)
【九品寺 おすすめ散策ルート】
馬見丘陵公園からは北側の葛城ロープウェイ・葛城登山口駅までを散策するのがおすすめです。時間に余裕がある場合、葛城ロープウェイで大和葛城山まで登りましょう。なお近くにある駒形大重神社などを散策するのもおすすめです。
【九品寺 備考(駐車場・御朱印・リンク・・・)】
駐車場あり。
*参考・・・九品寺アクセス