春日大社お砂持ち行事2016/10/6~23(日程時間・・・)
お砂持ち行事は正遷宮の奉祝行事として行われます。お砂持ち行事では本殿の修理が完了し、春日大神が仮殿(かりでん)から本殿に移す遷座祭(せんざさい)が行われる前の期間、参拝者が本殿前に敷かれる砂を持ち運びます。なおお砂持ち行事は江戸時代から行われています。
【お砂持ち行事2016 日程時間(要確認)】
お砂持ち行事2016は2016年(平成28年)10月6日(木曜日)~10月23日(日曜日)9:00~16:30まで行われます。ただ9日・10日・21日の午前中は神事の為、行われません。
【お砂持ち行事・春日大社 アクセス・マップ】
場所・・・奈良県奈良市春日野町160
最寄り駅・バス停・・・春日大社本殿(徒歩すぐ)
アクセス路線は次の通りです。
*JR奈良駅・近鉄奈良駅からは奈良交通バス・春日大社本殿行き
*奈良交通バス・市内循環外回りの場合、春日大社表参道(徒歩約10分)
路線・時刻表・運賃チェック
【お砂持ち行事 歴史・簡単概要】
春日大社お砂持ち行事(非公開・本殿特別拝観)は江戸時代から行われている行事です。お砂持ち行事では本殿の修理が完了し、春日大神が仮殿(かりでん)から本殿に移す遷座祭(せんざさい)が行われる前の期間、参拝者が本殿前に敷かれる砂を持ち運びます。お砂持ち行事は20年に一度行われる式年造替の時にしか行われず、参拝者が一位橋を越えて内院に入り、本殿近くで特別拝観できます。なおお砂持ち行事の参加料(記念品付)は2000円です。
本殿4棟(第1殿・第2殿・第3殿・第4殿)は国宝です。本殿4棟は「古社記」によると768年(神護景雲2年)11月9日に造営されたと言われているが、現在の本殿4棟は1863年(文久3年)の式年造替によって造営されました。ちなみに本殿4棟は一間社春日造で、檜皮葺です。なお本殿4棟は第1殿に武甕槌命(たけみかづちのみこと)・第2殿に経津主命(ふつぬしのおおみこと)・第3殿に天児屋根命(あめのこやねのみこと)・第4殿に比売神(ひめがみ)に祀っています。
【春日大社 歴史・簡単概要】
春日大社(かすがたいしゃ)は社伝によると約1,300年前に常陸国・鹿島神宮の武甕槌命(たけみかづちのみこと)を御蓋山(みかさやま)の山頂・浮雲峰(うきぐものみね)に勧請したのが起源と言われています。その後768年(神護景雲2年)左大臣・藤原永手(ふじわらのながて)が第48代・称徳天皇の勅命により、現在の場所に社殿を造営して、下総国・香取神宮の経津主命(ふつぬしのおおみこと)や河内国・枚岡神社(ひらおかじんじゃ)の天児屋根命(あめのこやねのみこと)と比売神(ひめがみ)を勧請したと言われています。その後平安時代に藤原氏が隆盛すると官祭が行われるようになりました。ちなみに春日大社の例祭・春日祭は賀茂社(かもしゃ(上賀茂神社・下鴨神社))の葵祭・石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)の石清水祭と合わせて、三大勅祭に数えられました。1135年(保延元年)に若宮神社が建立され、翌1136年(保延2年)に春日若宮おん祭が始まりました。春日大社は藤原氏の氏寺だった興福寺(こうふくじ)と関係が深く、興福寺が実権を握っていた時期もありました。なお春日大社は1998年(平成10年)世界遺産条約により、ユネスコ世界文化遺産(古都奈良の文化財)のひとつに登録されました。
*参考・・・奈良世界遺産・春日大社(アクセス・見どころ・・・)ホームページ
【お砂持ち行事 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
奈良世界遺産・春日大社基本情報
春日若宮おん祭2024日程