2018年7月のイベント
奈良で2018年7月に行われるイベントです。イベントを見たり、参加したい方は事前に場所・時間・内容などを必ず確認して下さい。ちなみに時間は大体の目安の為、早めに到着するようにして下さい。人気のイベントではよい場所が取れなかったりすることがあります。なお確認中のイベントもあります。
【2018年7月 注目のイベント】
7月の注目のイベントは法華寺・蓮華会式と帯解寺・子安地蔵会式です。
●法華寺・蓮華会式(れんげえしき)・茅の輪くぐり(ちのわくぐり)は奈良時代に第45代・聖武天皇の妻・光明皇后が茅(かや)を供え、疫病除けを祈願したことに由来しています。なお蓮華会式は6月・7月に神社で行われる夏越の大祓(なごしのおおはらえ)に当たります。
●帯解寺・子安地蔵会式は平安時代から行われていたとも言われるが、明治維新後の廃仏毀釈や戦争によって一時中断し、昭和50年代に再興されました。なお子安地蔵菩薩は真言宗の宗祖である弘法大師・空海が一刀三礼で自ら刻んだとも言われています。子安地蔵菩薩は腹前に布や結び紐が彫られていることから腹帯地蔵とも言われ、求子・安産のご利益があるとされています。
【2018年7月のイベント】
7月1日~8月31日 7:00~16:30 おふさ観音・風鈴祭
●おふさ観音・風鈴祭では7月から8月までの2か月間、厄払いの為に風鈴を境内に数千個飾ります。風鈴祭では厄払いの祈祷が行われたり、日本各地の風鈴の展示・即売会が行われたりします。また安本亀八が作った生き人形などの寺宝も特別公開されます。なお風鈴祭の期間中には夏祭り(夜まつり)も行われ、露店も並びます。(要確認)
7月7日 9:00~16:00 興福寺・弁財天供
●興福寺・弁財天供では弁財天の縁日に弁財天を安置する三重塔(国宝)が1年に1度だけ特別開扉され、法要が行なわれます。弁財天はかつて興福寺の塔頭・世尊院(せそんいん)に安置されていたが、明治時代の神仏分離(廃仏毀釈)後に三重塔に移されたそうです。
7月7日 金峯山寺・蓮華会
●金峯山寺・蓮華会では修験道の祖・役行者が産湯に使ったとも言われている大和高田市奥田・弁天池の清浄な蓮の花を本堂(蔵王堂)に安置されている本尊・蔵王権現に供えます。蛙飛び行事では先ず大青蛙を乗せた太鼓台が竹林院(ちくりんいん)から金峯山寺まで練り歩き、最後に本堂に練り込みます。本堂で法要が始まると大青蛙は飛び跳ね、最後に人間に戻されます。
7月17日 17:00~20:00 法華寺・蓮華会式
●法華寺・蓮華会式では本堂(重要文化財)前に茅の輪を設置し、茅の輪の結界を解く茅の輪の開眼を行った後、本堂・蓮華会式で法要が行われます。茅の輪くぐりでは参拝者が茅の輪をくぐり、夏の悪疫解除を祈願します。ちなみに蓮華会式では境内の燈籠(とうろう)に火が灯され、燈明が飾られます。
7月23日・24日 帯解寺・子安地蔵会式
●帯解寺・子安地蔵会式では長さ約30メートルの紅白の岩田帯を持った信者・僧侶・楽人・NARA CITY コンシェルジュ(ミス奈良)などが町を練り歩き、本尊・子安地蔵菩薩(重要文化財)に岩田帯を供え、求子・安産を祈願する岩田帯練供養が行われます。また子安地蔵会式では本堂で理趣三昧大法要が行われ、諸願成就を祈願します。子安地蔵会式では雅楽も奉納されます。
7月28日 8:00 東大寺・解除会
●東大寺・解除会では大仏さまの前に茅草(ぼうそう)で作った約2メートルの茅の輪を設置し、僧侶が茅の輪をくぐって身を清め、大仏さまに夏越しを祈願する法要が行われます。解除会では参拝者が茅の輪をくぐり、夏の無病息災・除災・家内安全などを願います。
7月30日・31日 大神神社・おんぱら祭
●大神神社・おんぱら祭では神職が大祓詞(おおはらえことば)を唱える間に神馬が境内を3周する神馬引き(しんめひき)や「水無月の 夏越しの祓へ する人は 千歳の命 延ぶといふなり」という古歌を唱えながら茅の輪(ちのわ)をくぐってお祓いをする茅の輪くぐりが古式に則って行われます。なおおんぱら祭では奉納花火大会・おんぱら音頭踊りなどの神賑(かみにぎわい)行事も行われます。(要確認)
【2018年7月のイベント 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。