室生寺シャクナゲ見ごろ2024(4月中旬~5月中旬頃)
室生寺シャクナゲ見ごろ(見頃)
室生寺シャクナゲ見ごろ(時期・イベント・・・)情報を紹介しています。室生寺には仁王門周辺や自然石が敷き詰められた石段の鎧板(よろいざか)から五重塔(国宝)に掛けて約3,000株のシャクナゲが植えられ、シャクナゲと石段上に建立されている五重塔などの光景が美しいと言われています。(詳細下記参照)
【室生寺シャクナゲ見ごろ(例年時期)】
室生寺のシャクナゲ見ごろは例年4月中旬頃から5月中旬頃です。ただシャクナゲの見ごろはその年の気候などによって多少前後することがあります。
●室生寺instagramでシャクナゲ状況をチェック。
室生寺instagram(インスタグラム)
【室生寺シャクナゲ見ごろ アクセス・マップ】
場所・・・奈良県宇陀市室生78
最寄り駅・バス停・・・室生寺前(徒歩約5分)
アクセス路線は次の通りです。
*近鉄室生口大野駅から室生寺前行き
路線・時刻表・運賃チェック
【室生寺シャクナゲ見ごろ(例年時期)・見どころ 簡単概要】
室生寺は奈良を代表するシャクナゲの名所です。室生寺のシャクナゲ見ごろは例年4月中旬頃から5月中旬頃です。なお室生寺では昭和初期に室生寺の信者が奈良県宇陀郡(うだぐん)御杖村(みつえむら)からシャクナゲを移植したと伝えられています。室生寺は標高約400メートルに位置し、その適度な寒さと湿気がシャクナゲに適し、毎年見事な花を咲かせます。
室生寺には仁王門周辺や自然石が敷き詰められた石段の鎧板(よろいざか)から五重塔(国宝)に掛けて約3,000株のシャクナゲが植えられ、シャクナゲと石段上に建立されている五重塔などの光景が美しいと言われています。室生寺では例年4月中頃になるとシャクナゲの濃い紅色のつぼみが開き始め、花の色は濃く鮮やかな紅色から薄桃色になり、白に近い色になって散ります。なお室生寺ではシャクナゲ見ごろを迎える時期にしゃくなげまつりが行われています。(要確認)過去には野点茶席・虚無僧献笛などが行われました。
五重塔は平安時代前期の800年(延暦19年)頃に建立されされたと言われています。五重塔は7世紀後半に再建されたと言われる法隆寺(ほうりゅうじ)の五重塔に次ぎ、日本国内で2番目に古い五重塔と言われています。年輪年代測定により、部材の一部は794年(延暦13年)頃に伐採されたことが分かりました。また五重塔は高さ約16メートルで、日本国内で最も小さな五重塔です。
シャクナゲ(石楠花・石南花)はツツジ科シャクナゲ属の常緑低木です。シャクナゲは北半球の亜寒帯から熱帯山地に広い範囲に分布し、特にヒマラヤ周辺に多くの種が分布しています。シャクナゲは原種が19世紀中期にプラントハンターが中国から西欧にもたらし、その花の美しさから世界各地で5千を超す園芸品種が作り出されました。日本にはツクシシャクナゲ・ハクサンシャクナゲ・ホソバシャクナゲ・キバナシャクナゲなどが自生し、ツクシシャクナゲには変種があります。また日本では屋久島原産のヤクシマシャクナゲを使って園芸品種が作り出されています。シャクナゲは樹高約50センチ~約5メートルで、赤・白・黄・ピンクなど変化に富んだ大きく豪華な花を咲かせます。シャクナゲは例年4月下旬頃~5月中旬頃に見ごろを迎えます。
●室生寺の歴史(創建から現在)を紹介しています。
室生寺歴史
●室生寺の見どころ(金堂・五重塔など)を紹介しています。
室生寺見どころ
【室生寺 歴史・簡単概要】
室生寺(むろうじ)は奈良時代末期に興福寺(こうふくじ)の僧・賢憬(けんけい)が第50代・桓武天皇(かんむてんのう)の発願により、国家鎮護の寺院として創建したとも言われています。第50代・桓武天皇(山部親王(やまべのしんのう)は「続日本紀(しょくにほんぎ)・平安時代初期編纂」によると東宮時代に病気になり、龍神信仰があった室生山(むろうさん)で5人が僧が祈祷(延寿法)を行ったところ龍神の力によって回復したとも言われています。ただ賢憬は793年(延暦12年)に亡くなったことから賢憬の弟子で、興福寺の僧・修円(しゅえん)が引き継いだとも言われています。ちなみに室生は火山性地形で洞穴・奇岩が多く、洞穴は竜神が棲む竜穴(りゅうけつ)として信仰され、祈雨や止雨の霊地とされていたそうです。また室生寺は飛鳥時代後期の680年(天武天皇9年)に修験道(しゅげんどう)の祖である役行者(えんのぎょうじゃ)・役小角(えんのおづの)が創建し、真言宗(しんごんしゅう)の開祖である弘法大師(こうぼうだいし)・空海が中興したという伝承も残されているそうです。その後中世を通じて興福寺の末寺になりました。江戸時代に徳川幕府5代将軍・徳川綱吉(とくがわつなよし)の母・桂昌院(けいしょういん)の寄進によって伽藍が修理され、1698年(元禄11年)に桂昌院の力添えにより、創建当初から関係が深かった興福寺から独立し、法相宗(ほっそうしゅう)から真言宗に改めました。1964年(昭和39年)に真言宗豊山派から真言宗室生寺派の大本山になりました。なお室生寺は女性の参詣が許されていたことから江戸時代以降に女人高野(にょにんこうや)とも言われるようになりました。
室生寺は真言宗室生寺派の大本山です。
*参考・・・奈良・室生寺(アクセス・見どころ・・・)ホームページ
【室生寺シャクナゲ見ごろ 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
室生寺(アクセス・見どころ・・・)情報