法華寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)
法華寺
法華寺(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。法華寺を創建した光明皇后は社会福祉にも尽力し、病院に当たる施薬院(せやくいん)や貧窮者・孤児の為の悲田院(ひでいん)などを設置しました。また法華寺内に浴室(からふろ)を建立し、千人の衆生の垢を流したとも言われています。
【法華寺 アクセス・マップ】
場所・・・奈良県奈良市法華寺町882
最寄り駅・バス停・・・法華寺(徒歩約3分)
アクセス路線は次の通りです。
*JR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通バス・西大寺駅航空自衛隊行き
*近鉄大和西大寺駅から奈良交通バス・JR奈良駅行き
路線・時刻表・運賃チェック
【法華寺 拝観時間・時間(要確認)】
9:00~17:00 受付16:30頃終了
【法華寺 拝観料金・料金(要確認)】
本堂
大人700円、中学生500円、小学生300円
華楽園
大人300円、中学生200円、小学生100円
本堂(御本尊御開帳)
大人500円、中学生300円、小学生200円
【法華寺 歴史・簡単概要】
法華寺(ほっけじ)は藤原不比等(ふじわらのふひと)の三女で、第45代・聖武天皇の妻・光明皇后(光明子)が父・不比等没後の邸宅を皇后宮とし、その後745年(天平17年)に総国分寺・東大寺(とうだいじ)に対し、皇后宮を総国分尼寺・法華滅罪之寺(ほっけめつざいのてら)としたのが起源とも言われています。法華滅罪之寺は法華寺と言われるようになりました。ちなみに光明皇后は皇族以外から初めて天皇の皇后になり、光明皇后が蓮池を歩く姿を写したのが本尊・十一面観音(国宝)とも言われています。その後平安京遷都とともに徐々に衰退し、1180年(治承4年)の平重衡(たいらのしげひら)による南都焼討にも見舞われたとも言われています。1203年(建仁3年)に東大寺の大仏を再興した僧・俊乗坊重源上人(しゅんじょうぼうちょうげんしょうにん)が伽藍を再建し、鎌倉時代中期に真言律宗の僧・叡尊(えいそん)が復興しました。その後兵火や1596年(慶長元年)の地震により、伽藍の多く失い、1601年(慶長6年)頃に関白・豊臣秀吉の子・秀頼と母・淀殿の寄進によって本堂などが再建されました。なお1999年(平成11年)に真言律宗から離脱し、光明宗を立宗しました。
法華寺は光明宗の寺院です。
*参考・・・法華寺(アクセス・見どころ・・・)ホームページ
【法華寺 見どころ・文化財】
法華寺の見どころは重要文化財である本堂です。本堂は1596年(慶長元年)の地震によって倒壊した鎌倉時代建立の旧金堂と室町時代建立の旧講堂に使われていた部材で再建されたと言われています。
重要文化財・・・本堂、鐘楼(鐘楼堂)、南門、木心乾漆維摩居士坐像、木造二天頭(伝・梵天帝釈天の頭部)、木造仏頭、叡尊自筆書状、法華寺縁起類
【法華寺 行事・イベント(要確認)】
●古代ひな人形展は例年3月3日を含む3月上旬頃から中旬頃まで行われています。古代ひな人形展では歴代の門跡(もんぜき)が入寺する際に持参したひな人形や歴代天皇から賜った御所人形など約100点を東書院に展示します。
法華寺古代ひな人形展
●ひな会式は例年4月1日から7日まで行われています。ひな会式では聖武天皇の妻・光明皇后が蓮池を歩く姿を写したとも言われている本尊・十一面観音の前に可憐な子供の姿をした善財童子50体余りを祀って法要が行われます。
法華寺ひな会式
●蓮華会式・茅の輪くぐりは例年7月17日に行われています。茅の輪くぐりでは参拝者が茅の輪をくぐり、夏の悪疫解除を祈願します。蓮華会式では境内の燈籠に火が灯され、燈明が飾られます。
法華寺蓮華会式
【法華寺 花暦(梅・桜・紅葉・・・)】
●梅見ごろは例年2月下旬頃から3月下旬頃です。紅梅・白梅・しだれ梅・鶯宿梅などが植えられています。紅梅の中には江戸時代に京都・仙洞御所から移植されたものがあります。
法華寺梅見ごろ
*奈良には多くの梅名所があり、その梅見ごろを下記リンクから確認できます。
奈良梅見ごろ2025
【法華寺 連絡先(要確認)】
電話番号・・・0742-33-2261
【法華寺 おすすめ散策ルート】
法華寺近くの海龍王寺(かいりゅうおうじ)・不退寺(ふたいじ)などを散策するのがおすすめです。
【法華寺 備考(駐車場・御朱印・リンク・・・)】
駐車場あり。
*参考・・・法華寺アクセス